2012年3月アーカイブ
寒の戻りというには冷たすぎる風が吹きつけ、登校時の気温は-3℃。屋根や田んぼにはうっす
らと雪が積もっていました。日中も時折小雪が舞う寒さ。これが「名残の雪」であることを願いま
す。
朝礼では、このところ連続して下界からの「春のたより」を見せています。2月27日には「梅の
花」。先週は「ふきのとう」。これは名倉でも出ていました。そして今日は「つくし」。昨日取ってし
おれないようにしておいたものを得意げに見せたとたん、子どもたちはニヤニヤ。もう名倉でも出
ていたのです。つくしに気づいた子がいたことに嬉しくなりました。
さて、卒業式まで今週を残すのみとなりました。練習が今日から始まりました。
在校生と6年生別々の練習です。もう明後日は予行練習ですから、短期間で仕上げなければな
りません。
「6年生を送る会」に続いての給食は、アッと驚くすごいものでした。献立表には「献立はお楽しみ
に」とあるだけでしたので、何かなと思うぐらいだったのですが…。
さてふたを開けてビックリ! コンビニ弁当を上回るほどの中身です。メニューは、写真左上から、
切り干し大根の五目煮、ぶたサンドオムレツ、れんこんサンドフライ、いちご、チョコパイ。下は、ご
はん、桜漬け、コーンサラダ、それにアシドミルクと、豪華版でした。カロリーは845キロカロリー
と、いつもより高めでした。中高年の職員には新たな肉がついたかもしれません。
それにしても、これだけのメニューを一つずつパックに詰めていただき、調理員さんたちは大変だ
ったと思います。保育園と合わせて100食ほど作られたそうです。
本当に、感謝、感謝です。
5年生15人が中心となって、3・4時間目に「6年生を送る会」を行いました
6年生入場、5年生からのインタビューに続いて、各学年、教職員と、6年生を交えてのクイズや
ゲームなどをしました。
4年生のゲームは、アイマスクをして、コップに入っているお茶をあらかじめ書いてある線に近いと
ころまで飲むというものでした。最も近かった人には別のコップのジュースがもらえました。アイマ
スクの顔がなかなかおもしろくて盛り上がりました。
5年生は、舞台下手の人形劇による進行、跳び箱と手品、合奏と、バラエティーに富んだ内容で
した。
「思い出のアルバム」で、1年生入学時の顔写真がスクリーンに映されたとき、どっと歓声が上が
りました。顔が今とはかなり違う子、体は小さくても今とほとんど同じ顔をしている子など様々でし
た。みんなかわいらしい時があったんですね。
お返しに、6年生女子は合奏、男子はクイズをしました。
写真は男子5人のうち、氷水のバケツに足を入れているのは誰か、その表情から「ふれあい班」
ごとで相談して当てるものでした。あとの3人は裏方さんとして、クイズの進行や準備でがんばっ
てくれました。男女ともいつ練習をしたのかと思うほどの出来でした。さすが6年生。
最後に、ふれあい班の全員で書いたメッセージを6年生一人ひとりに渡しました。
どの学年も、自分たちで準備や練習に熱心に取り組んだ様子が伝わってくるものでした。
子どもたちは確実に成長していることを感じます。
曇り空でも暖かい一日でした。
6年生は、名倉小で5年ほど前から行っているブナの記念植樹をしました。講師は、ブナの植樹
により森林保護を進めている加藤さん。探鳥会でもお世話になっている方です。段戸山麓の所
有されている山林内で行いました。
植樹場所に着くと、「名倉小の森」という看板があり、シカの食害から守るための緑色のネットと、
白い標柱が何本も立っているのが目につきました。今日設楽中を卒業した子たちの名前ですか
ら、3年前に植えたものだとわかりました。
加藤さんから説明を聞いた後、標柱に名前や好きな絵や言葉を書きました。
唐鍬(とうぐわ)を使って穴を掘り、ブナの苗木を植えました。最後は標柱を立てて完成。
自分のブナの木がどれくらい成長していくのかが楽しみになりました。足を運ぶ機会はそうないと
思いますが、植樹したことは覚えておいてほしいですね。
さらに今回は特別に、加藤さんがあらかじめ採取した「サトウカエデ」(?)の樹液で作ったシロッ
プも味見をさせていただきました。「プリンのカラメルみたい」「甘い」という声が聞かれ、ずっとスプ
ーンをなめている子もいました。
自然のすごさをまた一つ教えていただきました。標柱から苗木まで、全部用意してくださって本当
にありがとうございました。
地中の虫がはい出てくると言う啓蟄(けいちつ)の朝は、春の訪れを知らせる雨でした。
朝礼で、前名倉駐在、星野さんの奥様のご厚意により購入したキーボードを披露しました。
駐在さんが亡くなられたとき、子どもたちが書いた作文に勇気づけられたお礼にとのことでご芳志
をいただき、職員で相談した結果、キーボードに決めました。
職員3人が、キーボードとリコーダーに歌を入れて、「春よ、来い」を演奏しました。
外は暖かい雨、今の季節にピッタリの曲で、まるねホールはしっとりとした空気に包まれました。
いつも子どもたちを見守ってくださった星野さん。「みんな、元気でがんばれよ!」と遠くから聞こ
えた子もいたのではないでしょうか。
これから大切に使わせていただきます。