2016年6月アーカイブ
災害時に危険を予測し、自らの身を守る行動や減災につながる行動ができるように、今年は、煙道体験と消火器の使用体験をしました。
新城消防署設楽分署からみえた講師が紹介されると、緊張感がただよってきました。煙道体験は、校舎内の部屋を利用しました。煙が充満した部屋の戸を開けると中は真っ白。怖さがあったと思いますが、勇気を出して中に入っていきました。
ハンカチを口にあて、姿勢を低くして、ひざや手を床につけずに上手に出口から出てきました。高学年はさらに難しくなり、部屋の中の電気を消して行いました。前が見えない恐怖の中で、机や壁をたよりに少しずつ進み、出てきたときには、ほっとした表情でした。
外では、水の入った消火器の使い方を体験しました。ねらいを定めて水を真っ直ぐに出すことはとても難しかったようです。距離を工夫したり、ホースの向きも工夫したりして行うことができました。
今年もプールでの水泳学習が始まりました。ここ数日は涼しい日が続きましたが、今日は少し蒸し暑く、プールに入るのを心待ちにしていた子どもたちでした。
3・4年生合同での授業。まずは、水中にもぐって息を吐き、浮き上がったときにリズムよく息を吸う練習をしました。
次にいろいろな浮き方を覚えました。左の写真はくらげ浮きです。手と足を下に伸ばしぷかぷかと浮かぶことができました。右の写真はけのびの姿勢です。腕をしっかりと耳の後ろにもっていき、頭を水につけることができました。
次に、けのびからバタ足の練習をしました。強く壁を蹴ってしっかりと伸びてからバタ足をするように意識してできました。最後は、ビート板を使ってクロールの手の動きを練習しました。できる子はビート板なしでも練習していました。1日で、どんどん上達する子どもたちでした。
どこからか「極(ごく)、載(さい)、正(せい)、・・・」と子どもたちの声が聞こえてきます。なんだろうと静かに聞いていると、そのうちに、「兆(ちょう)、億(おく)、万(まん)、・・・」と聞きなれた数の単位が聞こえてきました。
声のする教室を覗いてみると、4年生の「一億をこえる数」の学習でした。
ある子が、「1恒河沙ってあるのかな?10恒河沙とか100恒河沙とかないような気がする」と。またある子が、「無量大数より大きな数ってあるのかなあ?」つぶやいています。
早速調べてみました。「日本では、『塵劫記(じんこうき)』の中で、『恒河沙(ごうがしゃ)1052 阿僧祇(あそうぎ)1056 那由他(なゆた)1060 不可思議(ふかしぎ)1064 無量大数(むりょうたいすう)1068』と書かれています。」ちょっと難しいですが、このことから10恒河沙とか100恒河沙という言い方はあることになります。
また、『塵劫記(じんこうき)』の中での命数法では、無量大数が最大の数であると紹介されていますが、不可説不可説転(ふかせつふかせつてん)のなかでは、もっともっと大きな数の単位も紹介されています。興味のある人は調べてみてください。
4年生が、中田クリーンセンターの見学に行きました。
実際に空き缶を分別してプレスされるところや、ゴミがクレーンで焼却場まで運ばれている様子を見せていただきました。子どもたちはいろいろな機械に興味津々。
これまでの学習で疑問に思っていたことを所長さんに直接尋ねることもできました。最も工夫していることとして「皆さんが分別したゴミを、ここでより細かく分別して、燃やしたり資源にしたりしようとがんばっています。」と教えてくださいました。
この見学を通して新たに知りたいことを追究していけるといいなあと思いました。
<子どもの一言>
・長野県までゴミ収集に行っていることを知りました。
・電池とカンは別にして捨てないといけないことがわかりました。
・中田クリーンセンターには、こんなにたくさんの種類の機械があるとは思いませんでした。煙突から出ていた白いものは、汚い煙ではないとわかってよかったです。
1時間目の授業の様子をのぞいてみました。子どもたちは、いろいろな教科で、自分の感じたことや考えたことを、表現したり発表したりしています。
(左)5年生の図工:切った粘土の形の組み合わせを工夫しています。(右)3年生の社会:名倉の地図を白地図でつくるか航空写真を使ってつくるか意見を出し合っています。
(左)6年生の国語:物語の読み取りについて自分なりの考えを発表し合っています。(右)4年生の社会:これから学習するごみのことについて知っていることを出し合っています。
4時間目に外で体育をやっていた子どもたちが、空を見て、「丸い虹がかかってる!」と教えてくれました。見ると、太陽のまわりにきれいな虹が・・・。理科主任によると、「ハロ」という現象だそうです。虹といわれているが、実際は、大気中の氷が原因で起きているので、虹とは違うようです。
今年度も、キラリンとーぷのご支援をいただき、福祉体験活動を行います。今日は、6年生がキラリン作業所で、利用者の方が普段している作業を体験しました。
木工製品の表面や角をやすりで磨きました。「小さい子が口に入れちゃうこともあるから、特に角の丸みに気を使います。」とのことでした。
<子どもの声より>木を磨いてきれいにするのは、相当根気がないとやれないと思った。手も疲れることが体験してよくわかった。
空き缶つぶしも体験しました。「作業所で働く人は、一人で完全につぶしきれない人もいるので、軽くつぶす人は仕上げを他の人に頼んでいるよ。」と教えていただきました。
<子どもの声より>空き缶をつぶす作業は、思ったより時間がかかった。いつもやっている方は、すごいスピードでやっていた。こつをつかんでいる人は、こんなに早くやれるのかと思った。
6年生は、これから「福祉」をテーマにした学習をすすめます。キラリンとーぷでの体験が次の学習に発展することを期待しています。
今週の6月9日(木)に行われる指導会の壮行会が行われました。
今日の壮行会のために、4年生が中心となって、1~3年生をまとめ、どんな思いで応援をしたいのか説明したり、気持ちを込めて練習したりしてきました。
はじめに、試合に出る選手のために、大きな声でエールを送りました。1・2年生はすずなどでリズムをとり、3・4年生は太鼓をたたいて、力強さを表しました。そして、全員の大きな声がまるねホールに響きました。
続いて、一人一人が抱負を述べました。「今まで教えていただいたことを思い出し、精一杯がんばります。」「あきらめずに最後までボールを打ち返したいです。」などと、大きな声で決意を表すことができました。ピンと張りつめた緊張感の中で、当日に向けての心強い言葉でした。
最後に全員で一つの輪になり、一致団結して声を出しました。「がんばるぞー、オー。」本番までの残り少ない時間を大切にして、自分の力を最大限発揮したいですね。