5年生の算数の授業の様子です。「体積」をはじめて学習します。教師が、「この2つの箱のかさはどちらがどれだけ大きいでしょう。」と投げかけました。子どもたちは、「中のマスの数を数える」「並べてみる」「一方の箱に入れて、このすきまの余ったところを比べて・・・こっちが上に高くて・・・こっちが上に高いから・・・どっちなのかな?」とつぶやきました。
するとある子が、「分かった!豆のつぶの数を数える!」と、小豆をそれぞれの箱に入れることを考えつきました。数えてみると、「115個」「110個」「123個」とバラバラです。「小豆の大きさが違うから」「こっちは盛り上がっているから」と、正確に数えられません。
しばらくすると子どもたちは、2年生の時に1cmのマスをくっつけたりして面積を出したことを思い出しました。そこで、1cm3のブロックを示すと、今度は、箱の中に隙間なく詰め込んでいきました。赤色は、1段目が3×2=6個、それが3段あるから6個×3段=18個。黄色は、1段目が4×2=8個、それが2段あるか8個×2段=16個。だから、「赤が2個多い」と答えを出しました。
体積は、1cm3の立方体がいくつあるかで求めることができることを確かめた後、最後に、「体積が16cm3の形をつくってみよう」の問題では、いろいろな形の立方体をつくることができました。