教育コンサルタントとして、県内はもとより、全国各地でご活躍されている大西貞憲先生をお迎えして、先生方の授業力向上のために、ほぼ1日の研修を行いました。午前中は、各教室の様子を見て回って頂いて、個別のご指導を頂きました。
5時間目は「資料を活用して書こう」という6年国語の研究授業でした。
研究協議では、まず、担任同士で、今日の授業の良かった所、参考になった所を話し合いました。
・子どもが集中して授業にとり組もうとする姿勢が見られた。
・国語の辞書引きに慣れていた。
・挙手の手がすっと伸びていた。
・班別の発表のときに、他の班と違った意見も堂々と発表できた。
・改善点が見つけられるような資料の提示の仕方をしており、子ども達に分かりやすかった。
大西先生からは、次のようなアドバイスを受けました。
「順番での発表だと、自分の発表が気になってなかなか集中できないけど、今日の授業では子ども達が集中できていた。この原因は何なのか。集中できた根拠を、先生達が日頃から話題にして話し合うと、先生方の授業力が一気に向上します。」
午前中は先生方と個別の話し合いももっていただきました。「こちらの先生方は皆まじめで、素直に私のアドバイスを聞き入れて下さっている。8月にお邪魔して、提案したこともすぐに実行されていた。すばらしい。」と、後でお褒めの言葉をいただきました。
今日一日で、先生方はこうやったら子どもの力を伸ばすことができるという具体的な授業のイメージを持つことができ、たいへん有意義な研修でした。