今日から10月。台風一過とまではいきませんでしたが、「10月」というだけで秋が深まったよう
な気持ちになります。
10月になると「気になる花」があります。それは、秋の代表的な香りである「キンモクセイの花」
です。出勤後、さっそく名倉プール横のキンモクセイの木を見ると、遠くからでも黄色く見えまし
た。咲いてから10日ほどで散ってしまうので、今日の朝礼がチャンスだと思い、枝を切らせてもら
いました。
「この木の名前、知っている人」。去年も見せたのですぐに反応があるかと思いきや、沈黙。
「エーッ?」と思ってしつこく聞いたら、5人ほど手が挙がりました。
次に、1年生の子に匂いをかいでもらいました。「桃のようなにおい」…。(なるほど)
そして、これが今回の話の目玉。ドラッグストアで買ったトイレの芳香剤を見せました。「キンモク
セイ&ミモザの香り」です。
「これは自然の木、こっちは人間が作った物。どっちの匂いがよいか、帰る時までにかいで比べ
てみてください。」と話して、両方を置きました。
1年生と3年生に聞いたところ、ほとんどの子が「キンモクセイ」の方に手を挙げました。香りが強
すぎないのがよいとのこと。
私たちは、子どもに観察させる時、「五官を働かせて」とよく言います。目と皮膚はよく使います
が、鼻を使う、鼻で感じるということは、4年生のごみの学習以外には少ないように思います。
今日は、「秋の香り」を鼻で感じることができたと思います。