昨日の朝礼は季節ネタ。この時季は何と言ってもヒガンバナ。ただ見せるだけではおもしろくない
と思い、球根ごと掘ってきました。
ヒガンバナからは話がどんどん広がります。まず呼び名から、「『曼珠沙華』といういい名前もあり
ますが、他には『幽霊花』とか『死人花』、『地獄花』などこわい呼び名もあるそうです。どうも墓地
によく生えているからそう呼ばれたようです。またヒガンバナの球根には毒があるため、土葬をし
ていた時代にはモグラが穴を掘らないようにと植えたとも言われています」。
次に球根を見せました。まだ小さなつぼみしかついていません。そこで問題を出しました。
「この球根を水につけておいたら、ヒガンバナは咲くでしょうか」。
「咲く」と答えた子は数人。「咲かない」と答えた子はかなりいました。
...そして一日経ちました。
球根は細長い姿と比べると、かなりの大きさです。右の2本は1つの球根から出ています。
朝礼での話に戻ります。
「花の色や姿形から『家の周りに生えると火事になる』という言い伝えもあって、ヒガンバナは嫌
われてきましたが、人の手でたくさん植えられた所もあります。(写真を見せて)愛知県の半田
市、『ごんぎつね』のお話が生まれた所です。200万本も植えられて、今では大勢のお客さんが
見えるそうです」。
最後に見せたのが、図書室にある「ごんぎつね」の本です。
自然がいっぱいの名倉の子たちに、自然や季節の変化にもっともっと興味をもってほしいという気
持ちから話しました。