本日、昼休みの時間に、抜き打ちの地震を想定した避難訓練を行いました。今日の朝、この地方に地震があったばかりで、大地震が起こったときはいったいどうなるのだろうと考えての訓練になりました。
子ども達は、教室、図書室、まるねホール、運動場と、まちまちの場所にいました。
教室で勉強しているときの移動時間と大差なく、移動できました。
訓練後、困ったことを振り返りました。「ヘルメットがなかったので、どうしたら頭を守れるか迷った」という意見に対して、「僕は帽子をかぶりました」と、低学年の子が答えました。
まるねホールにいた子たちは、ピアノの下に隠れたら、ピアノの足が折れて、逆につぶれてしまうかもしれないという指導もあり、ピアノの下に入る子はいませんでした。みんなでホールの真ん中に身を寄せていたようです。「ヘルメットもないし、真ん中にいても、もし天井が落ちてきたらどうしようかと困った。」と担任の先生に話した子もいました。「想定外のできごとも考えよう」という指導もあり、きちんと想定外のことも思いを巡らせていました。子ども達の創造力には際限がないと思いました。
高学年の担任の先生は、だれかがけがをしていたらどうする?」と子ども達に問い掛けました。「小さい子だったら助ける、先生とかだったら助けを呼びにいく。」と判断していました。
クラスの子のうち、ほとんどの子が教室にいて、一人だけ教室にいないクラスがありました。担任の先生もいなくて、少しざわざわしたようですが、誰かが「栄養黒板の仕事をしていた」という情報を出したので、残りの子で並んで避難したそうです。
トイレに入っているときに地震になったらという話題に対しては、「ドアをあけたほうがいいかどうか」迷ったそうです。
「並んでから避難していたけど、今日は並ばずに避難したので、それでよかったのかな」という意見もありました。
休み時間の訓練だったので、おしゃべりをしたり、笑みを浮かべての参加だったりした子もいたので、先生から「次はもう少し真剣にやりましょう」というアドバイスもありました。