名倉小学校南側の小高い所に、忠魂碑があります。ここの忠魂碑は鉄柵で囲まれ、碑の横に鷲
(のような鳥)を頂いた塔があります。近づくと、手を合わせたくなるような気分になります。
この塔に、地区ごとに、戦死された方の名前が刻まれていました。忠魂碑がいつごろ作られたも
のなのかはわかりませんが、おそらく太平洋戦争で亡くなられた方々の名前だと思います。
「設楽町誌」によれば、旧名倉村では92人が戦病死したとあります。
今では、毎年5月下旬か6月上旬に地元の遺族会の方が慰霊祭を行っています。碑に通じる道
や碑の周りの草がきれいに刈り取られていました。近づく旧盆、そして終戦記念日に向けて、ど
なたかが刈られたようです。
8月6日は広島平和記念日、7日豊川海軍工廠被爆の日、そして今日は長崎平和記念日、ロン
ドンオリンピックの陰に隠れてしまいそうですが、戦争があった時代のことは今の子どもたちにき
ちんと教えなければいけないことを強く思いました。