読み聞かせでした。
1冊目は、『ぐりとぐら』シリーズから、『そらいろのたね』でした。作者の方が亡くなられたこともあり、この本にされたと話されていました。
そらいろのたねがそらいろの家になり、たくさんの動物や人の集まる居場所になっていきました。元の持ち主が、その家を返せとみんなを追い出すと、その家は壊れてしまうというようなストーリーでした。いろんなことを考えさせられました。
2冊目は、宮沢賢治作『セロ弾きのゴーシュ』でした。セロを弾くゴーシュは訪れてくれた動物たちが演奏を頼んでくれたことが自分の練習になっていたことに気づき、動物たちに感謝します。演奏に必要な要素を動物たちが教えてくれるという構成がとてもすてきでした。
名作のもっている力(言葉選び、構成、伝えたいメッセージ)をひしひしと感じました。また、名作の力とともに、読み聞かせをしてくださる方の声の心地よさと語り口の魅力に引き付けられている子どもたちでした。