2017年1月アーカイブ
子どもたちの中には、ちらほら発熱がありますが、ご家庭のお支えもあって、早めの対応と、引き続きの予防習慣で、感染症の大きな広がりはなく週末を迎えられそうです。
子どもたちの大好きな歌舞伎の稽古もかなり進み、それぞれが新たな役への挑戦を続ける姿に、当日への期待が大きく膨らみます。子どもたち一人一人が、地域の皆さんを始め、お集まりいただける大勢のお客様方に「すてきな舞台」を楽しんでいただけるよう、日々稽古に努めています。
地域でも、週末には、竹で屋根をドーム状に組み立てる「小屋掛け」が予定され、着々と祭礼準備が進んでいきます。
「子供歌舞伎」への参加だけでなく、地域の皆さんが力を出し合って活動している姿にふれることでも、子どもたちの「地域に学ぶ学習」が深まっていきます。
【写真:階上の客席が組まれた 今週の境内の様子】
夕方5時半をめやすに、「子供歌舞伎」の稽古は終了し、各家庭のお迎えがあります。稽古着をたたみ終えた子どもたちは、それぞれに、せりふの言い回しを「自主練」しながらお迎えを待っています。
その時間帯は、お師匠さん方にとっては夕食前のひとときであり、子どもたちの熱心な様子に、目を細めておられます。
「そこっ、もっとはっきりと! 力を込めて!!」
頑張る子どもたちには、熱い個別指導をいただけるようです。お師匠さんの示範される言い回しに、子どもたちは聞き入り、メモを取り、自分を高めていこうとします。特に、中・高学年は、難しいくとも、誇らしく、やりがいのある役に挑戦することから、このひとときを大切にしています。
すべての子どもたちのお迎えがあり、お師匠さん方が夕食を済まされると、今度は、7時をめやすに「大人歌舞伎」の面々が集まってきます。講堂会場は2つの演目の稽古場となるため、前半・後半と時間を分けていますが、それぞれの出演者が、互いに欠席者の配役を補い合って、ともに稽古をしています。
5時半のお迎えで一旦帰宅した子どものうち、「大人歌舞伎」にも出演する子は、再び稽古場にやってくることになります。家庭のお支えにより、出番を終えたら帰宅、入浴と、分刻みのスケジュールで、少しでも早く就寝できるようにしています。ただ「かわいい役」だけではなく「情念を表現する重い役」としても、子役はほんとうに重要です。
日々努力を重ねていく子どもたちへの応援を、どうぞよろしくお願いします。
【大人歌舞伎『源平布引滝 九郎助住家の段』稽古から 「太郎吉」役の児童】
まだ、実質3日目なのに、台本なしで稽古に臨む子どもたち!
お世話になる谷高座の大先輩からは、台本を見ながら稽古をするのは3日目までという「三日御定法」で頑張るよう激励されていますが、この日もう、台本なしの立ち稽古ができました。
まだまだ、細かい所作はこれからですが、主役3人は、大きな編み笠や太刀など、独特な小道具類を身につけて、それぞれの道具を活かした動きを創っています。
「重要な役だから、挑戦し、誇りをもって演じたい!」というのが、舞台をリードする高学年3人の思いです。全体の流れができるまでは、仕丁役の低学年との絡みの稽古までたどり着けない段階ですが、待機中の低学年も先輩たちの頑張りを間近で見つめながら、すてきな表現力を肌で学んでいます。
いよいよ「稽古始め」の時間が迫る、20日午後3時半過ぎ!
今シーズン、子どもたちに密着して、映像ドキュメンタリーを含むレポートを作成する名古屋外国語大学の学生の皆さんたちと、子どもたちとの顔合わせを行いました。
早速、「今回の意気込み」のインタビューもありましたが、子どもたち皆それぞれに思いを語ることができました。
講堂に移動し、豊橋市からやって来られるお師匠さんの到着を待って、芝居委員長さん、谷高座長さんのお話をうかがって、いよいよ本年度の稽古が始まりました。
稽古初日とあって芝居委員の方々も多数見守ってくださる中、お師匠さん、そして「谷高座の先生」のご指導をいただきながら、読み合わせが進んでいきます。
名外大の学生の皆さんも、子どもたちが取り組む真剣さ、そして、地域の皆さん方の期待の大きさなどを肌で感じながら、取材・撮影を進めているようです。
初めて役者として出演する1年生も、本年度の外題『車曳』の独特のかけ声「あーりゃ、こーりゃ…」におもしろさを感じたようで、何度も口ずさんでいる姿が印象的でした。
稽古の最後に、芝居委員さんからご褒美もいただき、3週間の稽古期間がスタートしました。みんな健康で、安全に「稽古上げ」ができるよう、頑張ってまいります。
どうぞご声援、よろしくお願い申し上げます。
木曜朝の全校活動は「表現」ですが、音楽発表のオフシーズンとなるこの時期は、来る校内大会に向けた「百人一首」の練習会を行っています。
札の数を限定し、低学年にとっては「札を覚える」教育リーグの位置づけです。1対1の対戦を終えるたび、勝者は上位ペアと、また敗者は下位ペアと「入れ替え」をしていく方式のため上級生も気を抜けません。
まずはきちんと札を並べ、ゆっくりと呼吸を整えます。
インフルエンザや胃腸風邪などの感染症予防に留意する時期、校内対策中のため、読み手の職員も含め、それぞれがマスクを着用しての「対戦」です。
「はいっ!!」(パンッ!!)
静かに張り詰めた空気の中に、威勢のよい声と音が響きます!
「やったー!」「あ~、次こそ!」
終了後は、しっかりと手洗い、うがいをし、気持ちを切り替えて教室に戻っていく“峯っ子”です!
3学期には「清掃時間中に『突然』の避難情報!」という設定で、職員の誘導がない場面でも、適切に避難場所に移動する訓練を行っています。さらに、本年度も、新城市消防署設楽分署のご協力により、救急救命のための機器による実習を交えた、総合訓練ができる運びとなりました。
子どもたちが、いつものように清掃区域に移動しかけたところ「突然」ご指導いただく分署の皆さんが緊急車両で来校され、高学年は内心「もうすぐ訓練が始まる」と気づいたようです。
雪のため、運動場の端に「避難場所」を変更し、準備は完了。教頭による「地震による火災発生の訓練情報」が放送されると、子どもたちは一言も発さずに、整然と避難ができました。清掃用の手袋をはめたままの者、清掃のために薄着になっていた者など、そのままの格好にヘルメットをかぶって集まった児童は、皆、真剣な表情です。小雪舞う中、職員に上着をかけてもらっている子どもたちに短時間で評価を伝えると、すぐに次の訓練場所への移動です。
1班は、図書室にて、AED使用法と心臓マッサージの実習を含む「心肺蘇生措置訓練」です。低学年には難しい内容でしたが、学校に備えられている「赤い箱」の大切さを実感することができました。また、中・高学年にとっては、かけがえのない命を救うための貴重な学びの機会となりました。さらに、職員も、しっかりと「復習」をすることができました。
2班は、職員室で、救急通報の模擬訓練をしました。「火事ですか?救急ですか?」に始まる問いかけに、落ち着いて話せるよう、必要な「項目」を学んだわけですが、何よりも「近くの大人に知らせる」、そのために日頃から地域のことやまわりの状況をよく見、考えていく習慣の大切さを感じていました。
その後、交代・移動をして、それぞれ体験学習ができました。最後に、分署長さんからのお話をうかがい、有意義な訓練を終了しました。「全校9人の学校へ6人の隊員」が来てくださったことに感激の子どもたちですが、これも「人員・車両等を分散せずに緊急の出動に備える工夫」とうかがい、職員も大きくうなずいた訓練となりました。
「自分で考えて動けるよさ」「人と連携することの大切さ」を学べた子どもたちです。今後とも、関係機関のお支えをいただきながら、一人一人の意識を高め、安心・安全な学校でありたいと思います。
気温はやや低めながら、絶好のスキー日和で、本年度の田峯・清嶺2校の「集合学習・合同スキー教室」を実施できました。
学年や経験ごとの8つの班別にインストラクターの皆さんについていただき、各自が目標をもってしっかりと教えてもらえる一日になりました。
経験のある低学年の班は、まずはカニ歩きからスタートして、斜面の感覚を思い出していきます。元気な笑顔が印象的です。
中学年以上の班は、しっかりと連なって滑ることができる子ばかりです。少しぐらい転んだって平気なやわらかい斜面で、のびのびと学んでいます。仲間と楽しく、一つ一つの課題をクリアしているようです。
低学年はストックなしで、中学年以上はストックをうまく使って、ターンの技もそれぞれ上達してきました。
何度も何度もリフトに乗って、高学年は「厳しいコース」にも果敢に挑戦しています。滑走前には、真剣な表情を見せます。
お昼の楽しみは、おかわり自由のおいしいカレーライス!
午後の部の前に、班ごとの記念写真を撮りました。撮影後は、ついに低学年もリフトに乗って「山頂」へ!
職員配置を工夫し、安全に見守りのできる体制で臨みました。
それからの2時間は、特訓に継ぐ特訓となりましたが、上手に連なった低学年の「トレイン」に、実力アップの様子が見て取れます。「楽しい!」という声が何回も何回も聞かれました。また、中学年は余裕の表情でリフト待ちをしており、「うまくなったよ!」と、Vサインで答えてくれました。
終盤の吹雪もなんのその!!
閉校式での、清嶺小校長先生の「うまくなった人!」の問いかけに、全員が挙手しているのが印象的でした。
1月中の休日には、町のスポーツ教室や家族とのお出かけで、さらにスキー場に足を運ぶ予定の“峯っ子”もいるようです。今日の学びを活かして、しっかりと冬のスポーツに親しんでいきましょう!!
安全で有意義なスキー教室をお支えいただきましたすべての皆様方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
新しい年を迎え、3学期がスタートしました。
講堂に全校児童が集い、みんな笑顔で、始業式を含む学期始めの活動を進めました。冬休みがいかに楽しかったかを発表し合うスピーチとともに、3学期の目標も力強く語られ、元気なスタートとなりました。
5年男児は、どきどきしながらも、初の校歌の伴奏をやり遂げて、すてきな笑顔を見せてくれました。
何より大切なことは、生活リズムを取り戻すこと!!
保健の先生の「秘密兵器」は、お正月三が日の翌日から始める「生活チェック表」!!
そのおかげか、全員がしっかりと「見直し&ウォーミングアップ」ができているようです。
短くても、一年のまとめの大切な学期を、健康ですてきなものにしていきたいと思います!
4日の「仕事始め」から、新年の田峯小がスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
伝統の木造校舎は、本年90歳、「卒寿」の祝いを迎えます。
地域では、当地「田峰観音」に大勢の参拝客があり、皆さんの鐘をつく音が学校まで響いてきます。
毎年2月の大祭には、この境内で子どもたちも参加する「奉納歌舞伎」があり、今月中旬からその稽古が始まります。
歌舞伎は、本校3学期の「特色ある教育活動」であり、同時に地域の皆さん方との深い交流の場でもあります。今年も、当地の「奉納歌舞伎」「子供歌舞伎」にどうぞご期待ください。
~静かな朝の「田峰観音」スナップです~
【写真上】「門松と本堂」 【左 下】「鐘楼と歌舞伎小屋」【右 下】「駐車場からの参道」