2015年5月アーカイブ
先週、国語の授業におじゃました時に「また今度、音読を聞かせてね」とお願いをしておいた1年生女子2名が、校長室を訪問してくれました。
「『とん こと とん』が、上手に読めるようになったので、校長先生、聞いてください!」
2人の音読が始まります。
2人で話し合って、ちゃんと分けた役割のところでしっかりと息継ぎをして、すらすらと読み進めています。
「夜の『おやすみ』の『とん こと とん』で、声の大きさに気をつけて静かに読めたところ」そして「2人で分けたところがきちんとつながっていたところ」をほめられて、2人ともとてもうれしそうです。
でも、いちばんよかったことは、2人で勇気を出して校長室まで来たことですよ!
「いまだ!」という気持ちでやって来た2人が「すまいる!」いっぱいで戻っていきました!
本年度も、朝礼の「1分間スピーチ」が始まりました。
今日は、高学年だけの発表ですが、何も見ずに、要点をまとめて話す力は、これまでにも鍛えられてきただけあって頼もしいものがあります。また、発表者に対して、質問・意見を述べる時間も、それぞれが積極的に関わり合って、納得のいく答えを導いています。そんな子どもたちの姿は、田峯小の大きな自慢の一つです!
さらに、校長講話では、校庭にある「自慢」を紹介しました。
それは、まさに今、白い花が美しい「ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)」の話です。
これが、子どもたちも知っているキーワード「絶滅危惧(ぜつめつきぐ)」種にあたる樹木だと告げると、一同、ほんとうに驚いていました。
また、郡内でも、この木が2本ある学校は珍しいということも申し添え、豊かな自然の中にある田峯の地が、恵まれた環境であることを説明しました。
以前、本校の「ふるさと先生」としてお世話になっている加藤さんからも、環境保全の観点から、近隣の湿地に希少な生物がいることをお話していただいています。
生き物好きの3・4年生が輝かせている瞳の中に、「発見」「チャレンジ」の意気込みが感じられた朝でした!
今月の初め、「歌舞伎の先生」七原さんが、茶工場から新茶のおすそ分けをくださって以来、にわかに「親子茶摘みの日程をどうするか!」教頭先生が調整に追われていました。
台風の襲来を含め、天候不順が予報されている中、PTA役員や地域の方々に何度も相談をかけながら、最終的にはメール連絡で、週明けの実施をお知らせすることができました。
当日は、雨の狭間の晴天で、絶好のお茶摘み日和となり、初めて参加する1年生やそのご家族・乳幼児を含め、和気あいあいの活動となりました。
地域の方には、茶畑を提供いただいたばかりか、事前の草刈、つる取りなど、子どもたちが参加しやすく準備を整えていただきました。また、当日は熊谷さんご夫妻に「機械摘み」でも応援していただき、全校であわせて50kgの茶葉を摘むことができました。
茶摘み体験後は、茶工場の見学もさせていただき、製茶の工程とともに、製茶されたお茶の種類の違いも勉強することができました。
できあがったお茶は10kg!
翌日、茶工場から受け取ったものを全校のみんなで分けて、各家庭で新茶の香りを楽しんでもらいました。もちろん、学校でもお客様にふるまえるよう分けていただきました。
茶葉の生長と天候をにらみながら、「いまだ!」というときにしっかりとお茶摘み体験ができ、ほっと一息、お茶をいただいています!