2015年12月アーカイブ
終業式に先立って、一人一人「2学期の目標を振り返って」のスピーチ発表がありました。
がんばれたこと、うれしかったことが続く中で、正直に、できなかったことを語り、3学期につなぐ発表ができた子どもの姿が印象に残りました。
校長の式辞では、キャッチフレーズ「だ・い・す・き」に照らして、2学期に各学年ががんばったことを評価するとともに、冬休みに「3つの期待」を申し添えました。
この一年間、支えてもらった人・こと・ものに「感謝しよう」
家族をはじめ、自分を取り巻く人たちと一緒に「語り合おう」
ご先祖参りなどの機会を通し、命のつながりに「感動しよう」
しっかりと背筋を伸ばして聞き入る“峯っ子”らの勇姿に、「冬休みも大丈夫」という気持ちが確かに伝わってくるひと時でした。
保健の先生とは、健康な冬休みのための「10個の約束」もでき、さあ、いよいよ冬休み準備は万端です!!
11月の区民運動会で、児童会が、学区のみなさんとともに「グレースちゃんの米寿をお祝いする会」を行ったのに関連して、今回は、校内での集会「グレースちゃんをよく知る会」を進めてくれました。
みんなのいちばんのお楽しみは、全校で分担して絵を描いた、『グレースちゃん物語』の紙芝居発表です。
それは、グレースちゃんの誕生から来校、そして戦争の時代の苦労と、25年にわたる「青い目の人形 アメリカ訪問使節団」のことが、低学年にもほんとうによく伝わるできばえでした。
校長からは、グレースちゃんの歩みに添えて、大きく関わった3人の人々の話を「ミニ紙芝居」を使って行いました。
人形を贈ることを発案されたギューリック博士、戦争中に人形を隠し通してくれた鈴木校長先生、そして、戦後の発見にかかわられた竹下マサヘさん・・・
グレースちゃんを大切にし続けてくれた田峯のみなさんを含めて、やさしいみなさんのおかげで、今、グレースちゃんが米寿を迎えられたのです!!
集会後には、校長室で、当時の校長先生の写真を見つめる子どもたちの姿が印象的でした。
昨日の朝礼で「今夜、ふたご座流星群が見える」と紹介をし、今朝、どんな様子かを聞いてみると、全校で2年生の男子1名だけが「見えた」ということでした。
「8時から9時の間、お母さんといっしょに3個見たよ!!」
と、自慢げに話してくれた子の家は、標高差の大きい本校学区でも最も高い位置で、街灯のほとんどない集落にあります。「まるで『天空の城』だね、だから見えたんだね」という声もありましたが、そうばかりではないと思います。
何よりこの子自身が「興味をもち」、家族が「寄り添い」励ましてくれたからだと思います。
昨年の流星群の資料写真を見ながら、その子が言いました。
「昨日は、日記を書いてその後で星を見たから、今日の日記に、星のことをたくさん書きます!!」
「名前の由来」をテーマにした、朝礼前の1分間スピーチも、最後の1組、低学年4名の番となりました。
中・高学年とは違い、名前を書いた画用紙を持つなど、低学年らしい工夫のある発表方法です。
歌舞伎の舞台に立つことで鍛えられてきた本校児童は、自分の思いを込めて発表する場では、決して原稿を持ちません。1年生も、大きな子たちの姿を見て、挑戦を続けています。
担任の先生のアドバイスもあり、全員が「わたしの名前は!」と、堂々と発表できました。それらは、先日見せてもらった音読劇『名前を見てちょうだい』を思い起こさせる元気な声で、ほんとうに感心しました。
名前に込められた「おうちの方の願い」を、「自分の目標」としてがんばっていく“峯っ子”の姿を、今後も応援し続けていきたいと思います。
この3週間、しっかりと走りこんできた“峯っ子”がいよいよ本番に臨む日です。
曇天、無風で、寒すぎない好コンディションのもと、大会の開幕です。昨年、子どもたちと一緒に走ってくださったお父さんランナーも、入念なアップに参加し、気持ちの上でも子どもたちのレースを盛り上げてくれています。
お母さん方や、見守りボランティアの方々も「応援配置」についてくださり、いよいよ号砲!
1~3年生の部、4~6年生の部と、それぞれが鍛えてきた「走り」と「自分に負けない心」でスタートです。
まさに「いまだ!」「切りひらけ!」の思いで、自分への挑戦が続きます。
新記録こそ出ませんでしたが、全員が、アップダウンの激しいコースを力走・完走し、多くの仲間が「タイムアップ」で大会をしめくくりました。
大会本番だけでなく、この3週間の耐寒訓練を含め、自分の目標に向けがんばり通せたことを、みんなの「すまいる!」で喜び合いたいと思います。
「子どもが6年生まで一緒に走る!」と言われるお父さんをはじめ、応援・支援をくださった家庭・地域の多くのみなさん方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
今朝の「なかよし集会」は、各学年の教室で取り組んでいる「人権週間」の活動や、それぞれの人権作品(書写と標語)の発表会として行われました。
一人一人の作品発表では、その「文字」に込めた思い、その「標語」で訴えたいことが、力強く語られました。
続く、各学年の「なかよし宣言」にも、「一人一人を大切に」「助け合おう」「仲良く元気に楽しい時間を」など、それぞれの学年らしい思いが込められていました。
校長講話では、児童会役員の力を借りて、「悲しい気持ち」や「心の痛み」を包んでくれる「愛」という文字をつくる活動や世界の子どもたちにも目を向けて考える機会をもちました。
集会の記録は、さっそく教頭先生に廊下に掲示してもらいました。これからも“峯っ子”みんなで「人を大切にする思い」を共有していきたいと思います。
月曜朝礼が始まるまでのひととき、校内放送で流している曲は「ビューティフル・ネーム(ゴダイゴ)」です。
ちょうど、今の1分間スピーチの題が「わたしの名前の由来」であることから、大切な一人一人への思いを込めて、かつての名曲(1979年 国際児童年の協賛歌)を登場させました。
朝礼講話では、昨年度の、
「女(傍らの人が)+喜(相手が喜ぶ姿を見て)=嬉しい」
と感じる「漢字パズル」の発展型で、
「心 + ちくちくとがった10本の毒針」
のお話しをしました。できた漢字は「悲」!
「さあ、皆さん、人が悲しんでいるのを見たらどうするのか!心の痛みはどうすればなくなるのか・・・?」
この問いは、教室に戻った高学年が見事に解いてくれました!
12月10日(木)の「なかよし(人権)集会」で、全校の前で「考え」を発表してもらいます。
次の集会を楽しみに、子どもたちは心穏やかに、新しい1週間をスタートさせました!
先月から、放課後の「耐寒訓練・マラソン練習」をスタートさせ、今日は「コース試走」の2回目を迎えます。
公道での試走が安全にできるよう、毎朝、街頭で見守りをしてくださる柳瀬さんも応援に駆けつけてくれました。
全員がタイムアップをして、10日の本番に向けた調整は順調のようです。
小規模校の“峯っ子”には、当然ながら「同じくらいの走力のライバル」不在の場合が多いのです。それゆえに、それぞれが誰かに頼ることなく、「自分との戦い」で記録を伸ばしていく強さを身につけています。
(時には教頭先生が「ぼっていく[追いかける]」場面も・・・)
「いまだ!」「切りひらけ!」のがんばりがさらに輝くとき!
さあ、本番まであとわずか!
がんばれ“峯っ子”! 自分の力を信じて!!
愛知のすべての子どもたちに、豊かな教育がなされることを願い活動している教育関係団体から、へき地の小規模校の実情を見たいということで訪問がありました。
担任職員が、複式学級の子どもと、ひざを突き合わせるようにして交わる様子、頭を突き合わせて人数よりも多くの「考え」を導き出し実践を深めている様子を、つぶさに見てもらいました。
また、参観後の職員との対話の中では、少数の職員で進める、校務分掌や、学校行事への取組、地域の特色ある活動についても、しっかりとお話を聞いてもらえたようです。
地域を誇りに思い、恵まれた学習環境の中で、たくましく学んでいる“峯っ子”の姿を「発信」するまたとない機会となりました。