「突然」の訓練でも! ~地震・火災想定総合訓練~

3学期には「清掃時間中に『突然』の避難情報!」という設定で、職員の誘導がない場面でも、適切に避難場所に移動する訓練を行っています。さらに、本年度も、新城市消防署設楽分署のご協力により、救急救命のための機器による実習を交えた、総合訓練ができる運びとなりました。

子どもたちが、いつものように清掃区域に移動しかけたところ「突然」ご指導いただく分署の皆さんが緊急車両で来校され、高学年は内心「もうすぐ訓練が始まる」と気づいたようです。

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雪のため、運動場の端に「避難場所」を変更し、準備は完了。教頭による「地震による火災発生の訓練情報」が放送されると、子どもたちは一言も発さずに、整然と避難ができました。清掃用の手袋をはめたままの者、清掃のために薄着になっていた者など、そのままの格好にヘルメットをかぶって集まった児童は、皆、真剣な表情です。小雪舞う中、職員に上着をかけてもらっている子どもたちに短時間で評価を伝えると、すぐに次の訓練場所への移動です。

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1班は、図書室にて、AED使用法と心臓マッサージの実習を含む「心肺蘇生措置訓練」です。低学年には難しい内容でしたが、学校に備えられている「赤い箱」の大切さを実感することができました。また、中・高学年にとっては、かけがえのない命を救うための貴重な学びの機会となりました。さらに、職員も、しっかりと「復習」をすることができました。

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2班は、職員室で、救急通報の模擬訓練をしました。「火事ですか?救急ですか?」に始まる問いかけに、落ち着いて話せるよう、必要な「項目」を学んだわけですが、何よりも「近くの大人に知らせる」、そのために日頃から地域のことやまわりの状況をよく見、考えていく習慣の大切さを感じていました。

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その後、交代・移動をして、それぞれ体験学習ができました。最後に、分署長さんからのお話をうかがい、有意義な訓練を終了しました。「全校9人の学校へ6人の隊員」が来てくださったことに感激の子どもたちですが、これも「人員・車両等を分散せずに緊急の出動に備える工夫」とうかがい、職員も大きくうなずいた訓練となりました。

「自分で考えて動けるよさ」「人と連携することの大切さ」を学べた子どもたちです。今後とも、関係機関のお支えをいただきながら、一人一人の意識を高め、安心・安全な学校でありたいと思います。

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2020年10月

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