2019年6月アーカイブ
6限目に鈴木聡一先生を講師としてお迎えし、戦時中の当時の様子をお話していただきました。昭和20年、戦局が悪くなってきて、アメリカの人形を処分するように国から命令が出たときのことを、当時の様子が伝わってくるようなお話をしていただきました。「国の命令は絶対であること」「聡一先生の父親が、人形を処分しなければならない前日に、聡一先生に『処分』という言い方ではなく、『いなくなる』という言い方をしたこと」「人形を隠す前日に聡一先生に抱かせたこと」など、当時の国の状況や聡一先生の父親(当時の校長先生)が人形を大切に思いどれだけ重い判断をしたかなど、とてもよく分かりました。また、「日本の人形とは違うかわいさがあったこと」「青い目の人形の歌のこと」などから、小学校でとても大切にしていたことや、友好の印としての青い目の人形の意義を再認識できました。最後に児童会長がしっかりとお礼のことばを述べました。
また、聡一先生には、「青い目の人形の歌」を聴いていただき、とても喜んでくださり、子どもたちも喜んでいました。講演の中で2回目の歌のリクエストもあり、子どもたちはとてもうれしそうに歌っていました。小1から小6までの講演でしたが、子どもたちにわかるようにお話をしていただき、子どもたちの心に残ったように思います。そして、聡一先生の知人である前設楽中学校長の鈴木修先生が、聡一先生の付き添いとして来てくださり、聡一先生のことをお話していただき、さらに様子がわかったと思います。修先生、ありがとうございました。
ご高齢の聡一先生には、長い道中になりましたが、わざわざお越しいただき感謝しています。ありがとうございました。今回のお話を聴く会は、子どもたちにとって、当時の状況をリアルに実感するよい機会となりました。本当にありがとうございました。先生が、ご講演で田峯の地に来たことをとても喜んでくださったことは、また、子どもたちにも話したいと思います。
毎年、加藤博俊さんの「千年の森」で、いろいろなことを教えていただきながら、ブナの植樹をさせていただいています。今年も加藤博俊さんとボランティアの方々に教えていただきながら行いました。6年生の子は、自分で植えたブナが今年で6本目となりました。自分の植えたブナが育ち、地域の環境保全に役立っていくことを知ることは、ふるさとを思い、自然を大切に思う気持ちが育まれていくように思います。また、作業の中では、高学年が低学年とペアになり、作業の面倒をよく見てくれました。
毎回、加藤さんがいろいろな自然にかかわるお話をしてくださいます。とても楽しく、自然のことがよく分かるお話で、いつも聞き入ってしまいます。今年は、野鳥の写真と実物の剥製を見せてくださり、大きさのイメージをつかみながら、それぞれの野鳥の特徴を学びました。写真を見た後で、実物をみると「小ちゃ」という声がもれ、イメージの違いを実感できました。また、話している最中にも、野鳥のさえずりが聞こえ、今聞いている特長を実感するという貴重な体験もできました。加藤さんには、いつも子どもたちのために時間を割いていただき感謝しています。ありがとうございました。
午前中授業を行い、午後から親子奉仕作業を行いました。子どもたちと保護者の女性の方は、窓拭きをしたり、花壇の整備をしたりしました。男性の方は、学校周りの草刈りをしたり、お茶摘みをさせていただいているお茶畑を整枝したりしました。保護者の方には、都合がつけば、ご両親で参加していただいたり、都合が悪ければ、事前に作業をしていただいたりと、学校の環境整備には、いつも多大なご協力いただいています。
日頃の清掃でも、なかなか窓拭きまでは、手が回らないので、とてもきれいになりました。草刈りは、広範囲に刈る場所があり、石垣にはえている草などもとっていただき、いたるところとてもきれいになりました。また、茶畑では、地域の方が自分たちの茶畑の仕事を終えると、とんできてご指導ご協力してくださり、茶畑の整枝がとてもきれいにできました。
子どもたちも、親御さんたちの後姿を見ながら、一生懸命に作業をしました。自分たちが使う校舎のありがたさを知り、校舎を大切にし、校舎に感謝する気持ちと、手伝ってくださった保護者の方々に感謝する気持ちを大切にしてほしいと思います。保護者の皆さま、貴重な休日の日にありがとうございました。