2013年11月アーカイブ
“峯っ子だより”編集後記より
◎編集後記 学校で飼育していたウサギの「マロン」が穴を掘って逃げてしまいました。子どもたちが捜索をしたようですが依然消息不明のままです。そうしたなか、5年生の都規さんがこんな日記を書いていました。 「…ウサギがにげたということは、自由になりたかったという結果であり、つまり、私たちはウサギのマロンの生活をしっかりサポートすることができず、不快な思いをさせていたことがわかります。…思えば、ウサギをつかまえるために穴にふたをして一か所にしたり、いやがっているのに抱っこし」と原因を追究し、「もう一度飼うことができるなら、もっと楽しく自由に安心してくらさせてあげたい」と。 ウサギへの愛着とともに、生き物を飼うことへの反省を込めながら理路整然としたものの考え方をしていることに舌を巻きます。 皆さん、子どもたちの力をゆめゆめ侮るなかれ!です |
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設楽町内の3,4年生にとって毎年恒例の行事ですが、今回は学校ごとに実施日が異なりました。田峯小と清嶺小では、この日、豊橋駅まで町のマイクロバスで行き、その後は、新幹線―中央線―地下鉄と乗り継いで名古屋港水族館に向いました。この間、子どもたちは自分たちで乗車券や入場券を購入するなどして、都市生活を体験することができました。大人に連れて行ってもらうのではなく、自分の力でできるようにするという経験を積みあげることが学習の目的でもあります。家族でお出かけの際には、子どもにもぜひ一役を担わせてあげるとよいですね。 「え~と、なごやにいくには・・・・・」
ペンギン展示室にて、パチリ
今日、都市体験学習で名古屋港水族館に行きました。わたしは、ここへ来たのはひさしぶりでした。 さいしょにベルーガを見ました。ベルーガの子どもは、人がいる場所にすぐよって来るのですごくかわいかったです。 イワシのトルネードも見ました。イワシは他の魚たちが通っても輪をくずさずに回っていて、すごいなあと思いました。また、水族館に行ってイワシのトルネードを見たいです。 (3年 熊谷こころ) |
5・6年 修学旅行 10月9日~11日 |
田峯小・清嶺小連合で、京都・奈良の名所を巡った2泊3日の修学旅行。全体研修や学校別研修などを取り入れ、子どもたちも事前に見学地への行き方や見どころを入念に調べ、自分たちの力で目的地を目指しました。3日間の様子をダイジェストでお伝えします。
1日目 学校―名古屋―京都(金閣、二条城、清水寺)-京都タワーホテル
金 閣 二 条 城
清 水 寺 京都タワーで夜景を楽しむ
二条城の廊下が「鶯張り」になっていて、歩いてみるとキョッキョッと聞こえたのでびっくりしました。 ( 琴麻さん) |
2日目 ホテル―学校別研修(銀閣、平安神宮、三十三間堂、法隆寺)
学校別研修は、子ども達がたてた計画に沿って、子どもたち主体で見学行動をしました。地図を見て道を決め、バス停を探したり見学先を探したり電車に乗ったりしました。
銀 閣 平安神宮
地図を見て 三十三間堂
三十三間堂にある仏像は思ったよりどれも怖い顔をしていました。でも一つ一つはきらきらしてきれいでした。 (実乃里さん) |
電車に乗って 法 隆 寺
田峯小学校は、1日で14,000歩
歩きました。
男子は清嶺小の2人と合わせて3人だ
けなので、広い部屋でのんびり大の
字です。
3日目 旅館―東大寺ー班別研修(奈良公園)―近鉄で名古屋ー学校
班別研修では、田峯小・清嶺小合同で3つの班を作り、奈良公園内を地図を頼りに見学しました。
東大寺の大きさに びっくり 鹿にせんべいをあげて にっこり |
修学旅行は今まで経験したことのないようなことばかりでとても楽しかったです。中学2年で行く修学旅行も楽しみになりました。その時には、もっと勉強して、今回よりも仏像にしっかりと目を向けられるようになりたいです。 (都雲くん) |
たくさんの思い出をつくって、楽しい修学旅行を終えることができました。私の一番の思い出は、二日目の学校別研修です。 この計画を立てたとき、本当はとても不安でした。初めに、「しょぼい」と聞かされていた銀閣を見ました。想像とは大きく違い、金閣と同じように堂々としていて、金閣ではできない、自然と同化していてすごくよかったです。 時間を気にしながらバスに乗り、平安神宮を見学しました。広さには圧倒され、庭の池にある臥龍橋は、本当に龍の背中に乗っているみたいで引きずり込まれそうでした。 急いでバスに乗り平安神宮を後にしました。そして、京都最後の見学地、三十三間堂を見学しました。すごい人でしたが、それに負けない数の仏像たちに圧倒されました。千手観音立像の持ち物をしっかりと見ることができたので大満足でした。 大急ぎで昼食を食べ、電車に乗り、奈良に向いました。奈良に着いたら、すぐに法隆寺を見学しました。思っていたよりも広く、建物がたくさんあり、よくつくれたなあと見入ってしまいました。法隆寺の七ふしぎの一つ「五重塔の先にカマが四本ささっている」というのが本当にあったのでびっくりしました。 いろいろなことが不安だった学校別研修だったけれど、無事にすべて見学でき、たくさんのいい思い出をつくれたと思います。 (6年 小川多貴) |
1~4年 遠足 10月10日 |
修学旅行に出かけた5,6年生をうらやましがりながら、台風の余波で一日遅れとなった1~4年生秋の遠足。この日は絶好の遠足日和となり、みんな元気いっぱいで徒歩遠足へと出発しました。今年のコースは、旧三橋小学校をめざす約9kmの道のりです。ほとんどが山中の道路だけに、アップダウンが足に堪えます。途中、歌を歌ったり、アケビを見つけて試食したりと楽しみながら、のんびり、ゆったりと三都橋小学校をめざしました。
三都橋小学校は閉校後、地区のグランドゴルフの練習場になっているらしく、運動場はていねいに整地され、施錠もされていました。そこで、近所の方に立ち入りの許しを得に行ったところ、「田峯の子んたちかい。子どもの声がすると私らも楽しくなるで、遊んでっておくれん」と大歓迎の言葉が返ってきました。そこで、「大きな声を出して遊ぶ」ことを目当てに、たっぷりと遊び廻り、学校を後にしました。
学校に到着と同時に、雨が降りだすという幸運もあり、楽しい一日を過ごすことができました。
アケビの味を確かめる 子どもたち |
旧三都橋小学校で遊ぶ 子どもたち |
今日、えんそくでした。 みつはし小学校には、ゆうぐがありませんでした。はじめはびっくりしました。でも(校舎には)二かいがありました。 かんけりやたからとりをしてあそびました。なんだか田峯小学校にいるみたいでした。でも学校ではあんまりできないあそびができて楽しかったです。 (2年なつめあんり) |
3度目の投票で決着! 後期児童会役員選挙 10月17日&23日 |

来年3月まで児童会を引っ張って行ってくれる児童会役員の改選が行われ、児童会長には竹下裕唯さん、副会長には熊谷都雲くんが選出されました。
今回の選挙では、副会長の立候補は都雲くん一人の信任投票となりましたが、会長には6年生が3人立候補したため、「過半数の得票数を得る」という規約を満たすため、再投票から決選投票へと大激戦になりました。立候補した子たちにとっては当落悲喜こもごもの結果でしたが、リーダーとして全校をまとめてい行きたいという強い意志をもち、力強く演説をすることができた4人全員に拍手を送りたいと思います。
新役員を中心にみんなで力を合わせて楽しい学校生活を築いていってほしいと願わずにいられません。
今日、立会演説会がありました。演説の前までは言うことを覚えていたけれど、みんなの前に立つときんちょうして頭が真っ白になりました。自分が情けなくて泣けてきました。 でも再投票で残ることができ意外でした。決選投票は全力でがんばろうと思いました。そして、今度はちゃんと言うことができました。 (六年竹下裕唯) |
清嶺地区のおじいさん・おばあさんに リコーダー演奏を聴いてもらいました 10月25日 |
この日、生活改善センターで、社会福祉協議会主催の「ふれあい型給食サービス事業」が行われ、清嶺地区のおじいさん・おばあさん方が食事会を楽しみました。本校の子どもたちも、お年寄りのみなさんに楽しんでもらおうと参加し、リコーダー演奏を披露しました。そして、参加した方一人一人にメッセージを添えたポケットティッシュをプレゼントしました。きっと喜んでもらえたことと思いますし、
子どもたちにとっても、11月9日の町民音楽祭での発表を前にした度胸試しの場にすることができました。
第4回集合学習 10月24日 |
本年度4回目の集合学習を田峯小(低・中学年)、清嶺小(高学年)で行い、体育・音楽それぞれ2時間ずつの学習交流をしました。前日までの雨で運動場が使えないのではと心配しましたが、幸い朝には雨があがり、学習を予定どおり進めることができました。
集合学習は、体育と音楽の授業内容をそれぞれの学校で深め(「分習」といいます)、学び合ったことを持ち寄ってさらに深め合う(「全習」といいます)という、小規模校ならではの学習形態です。お互いに少人数同士で味わうことのできない集団活動を体験できるだけでなく、近隣の学校同士、切磋琢磨する貴重な学習活動になっています。11月には公開学習として実施しますので、ぜひご参観ください。
しゅうごうがくしゅうで、ならびっこキックベースをしまいました。 ぼくは、ボールをうけとめるのがさいしょの三人だけは、うまくいきました。 さいしょは、大ちくんはぼくよりうまくうけられるかなとしんぱいしました。でも、ならぶのがじょうずでした。大ちくんもうまくなりそうなので、ぼくもがんばりたいです。 (1年 おのだけいすけ) |
わんぱく綱引き大会に参加しました |
子ども会の毎年恒例の行事に、田峯子ども会からは2チーム参加しました。残念ながら勝つことはできなかったようですが、負けっぷりが見事だったようですね。その様子を穂澄くんが日記に書いていましたので紹介します。まさか「流しそうめん」に例えるとは・・・。来年は腰のある極太麺になって頑張りましょう。
つなひき大会がありました。田峯の子は全員来ました。 さいしょはゆう勝できると思いましたが、二しあいとも負けてしまいました。なので、じゅん決勝にも決勝にも出られませんでした。 二チームともめんが流れていくように負けてしまいました。とてもくやしいので、来年こそは勝ちたいです。 (3年 熊谷穂澄) |
バルネロ・ムジーク・コンソート リコーダー演奏会 10月29日 |
新城市を中心に活躍しているリコーダー演奏グループ「バルネロ・ムジーク・コンソード」の皆さんによるコンサートが小学校の講堂で行われました。
グループの代表の方によると、田峯小学校がリコーダー演奏に取り組んでいることを人づてに聞き、子どもたちの力になりたいと2年越しで計画をしてくれたのだそうです。
この日は、20数本の様々なリコーダーを準備し、音色の違いや演奏の仕方を子どもにていねいに伝授して下さいました。そして、コンサートの中では、子ども達と一緒に「茶色の小びん」(町音楽祭での発表曲の一つ)を一緒に合奏するなど、リコーダーの魅力を存分に味わわせてくださいました。そして、「こんなにリコーダーの上手な小学生は出会ったことがない」と、子どもたちの演奏にお墨付きをいただきました。もちろん、もっと上達するための課題もたくさんいただきました。
パートごとに指導していただきました。 |
町音楽祭での発表まで残すところわずかとなりましたが、最後の仕上げに向けて教えていただいたことを少しでも身に付け、自信をもって発表の舞台に立ちたいと思います。どうか、ご声援をお願いします。
全員で 「茶色の小瓶」を 演奏しました。 |
今日、学校に「バルネロ・ムジーク・コンソード」というリコーダーでえんそうするのが上手なグループの人たちが帰ました。まわりを木で囲ったバスリコーダーがあるとは知らなかったのでびっくりしました。さいしょにえんそうしてくれたグループの人たちと「茶色のこびん」をふきました。最後のところをどんなふうにやれば音が下げられるか聞いたら、むずかしいけどと言って、少しアレンジして教えてくれたので、うれしかったです。 (4年 竹下日菜) |
「合奏コンクール」
主事 大北 亮
今年の夏は非常に暑い日々が続き、うだるような暑さに辟易した方も多かったのではないでしょうか。そんな暑い日常もいつの間にか、ひんやりとした秋の風に変わりつつあります。
この季節の中、よく思い出すのが大阪での中学3年生の音楽祭です。体育祭も文化祭も過ぎた当時の私の中学校では音楽祭が控えており、私たちは毎日のように学校に残って練習を始めていました。最初は少ないメンバーで練習していたのですが、音楽祭が近づく につれ、段々とメンバーが増え、放課後の教室を賑やかしていったことをよく覚えています。当時の私たちの音楽の先生がある日、練習をしている私たちに向けて言いました。「中学を卒業して合唱をする機会はあっても、アンタらが一緒になって合唱をする事は二度とないんやで~」・・・と。
音楽祭当日、私たち3-Cが歌った曲は「合唱曲 不思議」。 残念ながら優勝したのは中学2年のとあるクラスでしたが、それでも私たちのクラスは全力を出し切った結果だったので後悔はありませんでした。
音楽祭が終われば高校受験一色、あっという間に卒業式を迎えたような気がします。卒業後、やはりあの音楽の先生の言ったように私たちがあのメンバーで合唱する機会は未だに巡ってきていません。「一度だけ」の機会というのは何も学校のイベントだけではないと思います。日々の何気ない日常にしても常に人や環境は少しずつ変化するものだと思います。あの先生はその一度だけしかない今を大切に思えるような気持ちを持って欲しいと言いたかったのではないでしょうか。
【私が描きました(大北)】
先月と今月は多くの行事がありました。運動会、牛糞堆肥詰め、修学旅行に秋の遠足。どれも子供たちは元気に取り組んで頑張っていたと思います。特に秋の牛糞詰めでは大人と子供たちとの連携が去年と比べかなりスムーズになってきたのを感じ、子供の成長を実感することができてとても嬉しく思いました。日々の成長を見守る中で、子どもたち自身にも今の1日1日を大切にしていってほしいなと思います。
≪会員のページ≫
修 学 旅 行
小川 亜紀
田峯小学校の5・6年生が、10月9日(水)から11日(金)まで、清嶺小学校と合同で、京都・奈良へ出かけて行きました。台風が心配されましたが、通過した後だったので予定通りの行程で行けました。
我が家は、二人の子供が一緒に修学旅行に行く事になっていたので、うれしさ2倍、出費が2倍となりました。最近では、二人共家に居ないということが無いので、出発の日のバスを見送った後は、心にぽっかり穴が開いたようでした。
実は我が家では、今回の修学旅行を想定して、 5月に京都へ事前研修?を兼ねて出掛けていました。なるべく修学旅行で行かない観光地を選んで旅行しました。さらに私が京都に行ったのは数十年前。その為見るもの全てが新鮮でした。国宝と名前の付く建物、仏像がたくさんあり、特に東寺の五重塔、三十三間堂の千手観音立像には圧倒されました。奈良は、小学校の修学旅行以来行ったことがないので、次回は是非奈良にも足を運んでみたいと思います。
実は、京都へ家族旅行に行った時に面白いお土産をみつけました。京都駅のお土産屋が並んでいる中に、「仏像」のガチャガチャを発見しました。最初は何だ?と思って覗いていたのですが、自分のお土産を買ってないことに気がついて、値段も手頃だったのでやってみることにしました。ちょっと大きめのサイズでしたが、購入して組み立ててみると予想より大きくて存在感のある風貌。とてもガチャガチャとは思えませんでした。同じものが出ないことを祈りながら、もう一つ購入してしまいました。
家に帰って二つの仏像を並べてみると、想像以上に存在感があり、また引き込まれる感じがして、なんでもっと買ってこなかったのだと後悔しました。そこで修学旅行に行く子供に「お母さんのお土産はガチャガチャの仏像をお願いね!」と頼んでおきました。しかし三日後、帰宅してきた子供から「ガチャガチャはおもちゃだからやってはいけないと思ってやらなかった」と言われてしまいました。「先生にやっていいか聞いてみたの?」と言うと「聞いてない」と(泣)真面目で気の弱い長女に無理なお願いしたかなあと後悔しました。それでも諦めきれない私は、後日修学旅行に行く田口小の子に買ってきてとお願いしましたが、ガチャガチャが見つけられなかったと言われてしまいました。
また京都に旅行に行きなさい!ということかなあ思って、次のチャンスを逃さないようにしたいと思います。