前日、思いのほか雨が降り、グラウンドには少し水たまりができましたが、開始時間までには、まずまずのコンディションとなり、よい天気の中、運動会を行うことができました。ただ、今年は、新型コロナウイルスの影響により、「学校の新しい生活様式」に基づきながら、職員も迷いながら手探りの中、体温検温、手指消毒、マスク着用など対策、種目削減、人数制限、熱中症対策による半日日程など、できうる限りの対策を施しての開催となりました。子どもたちの演技内容は、コロナ対策に合わせて制限されたものとなり、さらに、熱中症の心配や雨天の影響による時間の制約もありましたが、週を追うごとに内容を高めて当日を迎えました。
例年と比較すれば、地域の方の種目も少なく寂しさはありますが、子どもたちは、今できる演技や競争を精一杯行いました。その内容は、この短い時間と制限された中で、とてもよく頑張りました。素晴らしい取り組みだったと思います。それは、これまでの練習を一生懸命に取り組んだからだと思います。学習を積み重ね、十分に備えて臨んだからだと思います。子どもたちにも地域の方々にも、申し訳なく思うところは多々ありますが、子どもたちの頑張りに救われたように思います。子どもたちには、昨年の自分と比べて、一つでも多く成長したもの感じてもらえればうれしいです。順位や勝敗では、はかれない成長が目の前の実際の動きの中に表れています。お家の方々にも、それぞれのお子さんの昨年より成長した動きや速さを感じていただき、そのことを子どもたちに伝えていただければ嬉しいです。
保護者の方々には、このようなときでも温かく見守っていただき、また今年度も最後の片づけまで、全員の方にご協力いただき、本当にありがとうございました。地域の温かさを感じる運動会となりました。