高学年は複式の算数を行っていました。6年生は、図形の面積の練習問題をやっていました。特殊な形の面積をいろいろな解き方をさぐりながら、取り組んでいました。問題とのかかわりの中で、自分の考えをいくつも膨らませていくことは、友達とかかわりながら考えをふくらませいくのと同じではないかと考えます。一人学習の中で、自分で考えを膨らませたり、多様な考え方がもてたりできる指導支援が大切になります。そして、主体的に考えていける力が身につけられるように取り組んでいきたいです。
5年生は、教室内の容積を計算するために、縦横高さの長さを計り、計算していました。概算計算と実際の長さの計算と比較しながら、取り組んでいました。そのなかで、問題を終えた6年生がその様子を見ていて、一言意見を発しました。「それもあるか」ということで、5年生は計算の単位を変えて取り組みました。1学年先に取り組んだ6年生の意見がかかわり、学習の展開を深める場面がありました。いろいろな意見や見方・考え方が学習の展開の幅を広げます。間違うことも大事にして、学習を深めていくとよいと思います。
中学年の算数では、3年生は、割り算の問題つくりをしていました。一人で黙々と取り組んでいました。4年生は、あまりが出る割り算の検証の仕方を考えていました。黒板の前で考え方を確認しました。あまりの説明が十分ではなかったところでしたが、言葉がけから気づきが生まれ、二人で検証の式を考えました。黒板に書いては消しを繰り返しながら。あまりのある割り算の確かめができるようになりました。
低学年は、体育で一輪車に取り組みました。運動会では、3・4年が一輪車競技を行いますが、そのときになってすぐには乗れませんので、少しずつ学習しています。2年生は、まだ、支えは必要ですが、支えがあれば安定して乗れるようになってきました。乗り方がとてもよくなりました。昨年度から少しずつ取り組んだことが生きています。もう一人で乗れる直前だと思います。1年生は、初めての挑戦なので、まだ、支えにしがみつくようにして、乗るのが精一杯です。しかし、練習を続けていけば、必ず乗れるようになります。
誰もが通る段階です。何度も練習して、少しずつ変わっていくことを楽しんでほしいです。