昨夜、PTA役員会の会場となる図書室に入った保護者の方がぎょっとしてみえました。
いつもなら、ロの字に並んで和やかに話し合える机の配置が、まるで「記者会見する側 VS マスコミ側」のように並んでいたからです。
それは・・・月曜の放課後、この会場で職員研修の場をもったからです。
本校では、複式学級で学習指導を進めていますが、本年度は、低・中・高学年の学級編制の、それぞれの片方に「一人学年」が発生し「学び合い」の授業づくりが難しくなっています。
そこで、豊田市・上鷹見小学校から講師・鶴田教頭先生をお招きして、学年ごとの単元で積み上げていく複式算数の指導を中心に、講義をしていただきました。
「この子」に力をつけるため、「この子」が自分たちの学びをつくり出していくため、教師のなすべき支援のあり方をじっくりと考える有意義な1時間になりました。
鶴田先生には、本校キャッチフレーズの『だ・い・す・き』のキーワード「いつも」「すてきな」「きぃぱあそん」を絡め、具体的で、心温まるご指導をいただきました。さらに、次の日には、追加の資料や教材を、実践者へのメッセージとともにお送りいただけました。
先生は、また、本日の本校実践、指導のあり方が、今後どのように展開・発展していくのかを楽しみに、10月に再度来校される予定です。
「学び続ける者だけが人を教えうる」― 古人の言葉のとおり、わたしたちも、子どもに願いをかけ、目標をもって、研究活動を進めていきたいと思います。