東日本大震災から5年。復興の遅れを懸念する報道や、様々な特集番組の放映、配信のある中、本校でも、例年のように集会をもちました。
昨年度の集会のキーワードから、「正しく知る」「自分で考える」「忘れない」「伝える」ことの大切さを思い起こした後、校長講話では、震災当時中学2年生だった女性の登場したラジオ番組を話題としました。番組で、その女性は、つらい思いを言えずに過ごした中・高生の日々をふり返って、人に「聞いて(聴いて)もらうこと」のありがたさや、「聞いて(聴いて)くれる人」の大切さを伝えていました。
集会では、私たちにできることとして、「ちゃんときける人」「はなしてもらえる人」になるにはどうしたらよいかを考え、同時に「その人がはなせないとき」「そばによりそう大切さ」についても思いを巡らせました。
続いて、震災少し後、被災地の小学生の「思い」や「願い」を現地で記録したDVD資料を視聴し、教頭先生の「寄せ書き」によるまとめ方の説明を聞いて集会を終えました。
午後2時46分には全校が各教室で黙祷をささげ、犠牲になった方々を悼み、復興に向けた祈りと願いの時間をもちました。
本日の集会のために作成した掲示物や、児童の思いの記録については、廊下に常設展示をします。これからも震災の記憶を風化させることなく、考え続けていける“峯っ子”でありたいと思います。