田峰観音奉納歌舞伎 ~“峯っ子”の輝き~

朝の元気な『子供三番叟』に続き、いよいよ奉納歌舞伎の開幕です。

第一幕は、来入児のかわいい初舞台『面箱持ち』とインタビューで、大人の本格的な『寿浄瑠璃三番叟』に続きます。

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第二幕は、1時間半を超える大作―― 一命をかけて父・高綱を守ろうとする小四郎(子役)と、高綱の兄・盛綱の葛藤を描く名場面が人々を魅了する『近江源氏先陣館 盛綱陣屋の場』。

毎夜遅くまで大人とともに稽古に励んできた、小四郎(4年女子)と小三郎(2年男子)に注目が集まります。

本校職員も2名、出演させていただきました。

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第三幕は、ユーモラスな『釣女』です。ベテラン勢に混じって、本校若手職員が「大名」役で出演させていただきました。

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第四幕は、アメリカ訪問でもたびたび披露してきた名作で、今回、小学生当時の配役で「再現」に挑戦した大人歌舞伎『菅原伝授手習鑑車曳きの場』です。息の合ったメンバーの動きと、「大見得」の表情に、皆が惹きつけられてしまいました。

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そして、第五幕がいよいよ子供歌舞伎『義経千本桜 吉野山道行の場』です。役者として8名が、また、後見で2名が出演するまさに「全校子供歌舞伎」です。

6年女子による、忠信と静御前の華麗な舞、コミカルな藤太(5年男子)、そして低・中学年のかわいらしい花四天(実際は5名からなる「花五天」)に、たくさんのおひねりが飛び交う素敵な舞台になりました。

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フィナーレは、お世話になった田峰観音の皆さん方、そして、谷高座の皆さん方と一緒に、全員で舞台からお礼のあいさつができました。

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大好きな歌舞伎に、「田峯に生まれたから」「田峯に育ったから」という誇りをもって取り組んできたわが“峯っ子”への、皆様方の応援、ご支援に心より感謝を申し上げます。

ほんとうにありがとうございました。

 

2020年10月

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