歌舞伎公演② ~ナイルスノース高校 劇場~

第6日目は、ホストファミリーの家で目覚め、それぞれ早朝にナイルスノース高校まで車で送ってもらいました。

今日の公演は昼13時開演のため、朝から、舞台での動きの確認と、化粧、着付けが始まります。

20日のクラナートセンター同様に、子どもたちだけで演じる『三番叟(さんばそう)』には、5年女子2名と、6年男女各1名が、また、大人とともに演じる『土蜘蛛(つちぐも)』には4年男子1名が出演します。

『土蜘蛛』の、4人の「番卒」によるコミカルな演技は、言葉ではなく表情と動きでアメリカの人々にも十分に伝わり、会場からは大きな笑い声があがっていました。さらに、シリアスな「蜘蛛」の登場から殺陣に至る場面では、食い入るように見つめている会場の様子が印象的でした。

19日に訪問させていただいた在シカゴ総領事館からは、柳井首席領事と金子担当官にわざわざお越しいただき、上演後は舞台と楽屋に子どもたちを訪ねてくださるなど、交流を深めることができました。

また、9月に来日し、田峯小に来校したアーリントンハイツの中学生たちが楽屋を訪ねてくれ、子どもたちも大感激でした。

最後に、かつて田峯に40日も逗留して『土蜘蛛』の指導、衣装の提供までしてくださったイリノイ大学名誉教授・佐藤昌三先生と記念写真を撮り、アメリカでの舞台のしめくくりとしました。佐藤先生には、今回の2舞台の解説だけでなく、四半世紀にわたる本校の海外交流活動の草創期からご支援をいただだいています。

記念写真におさまる子どもたちには、「2舞台をやりきったぞ!」という充実感と安堵感があり、誇らしい笑顔を見ることができました。

1121ー①1121ー②1121ー③1121ー④1121ー⑤1121ー⑥1121ー⑦1121ー⑧1121ー⑨1121ー⑩

2020年10月

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