好きこそものの上手なれ ~気持ちの入った稽古~

今週は、鳴り物(鈴)を持って、また、衣装や小道具の一部を身につけての稽古が進んでいます。

地域の方が、扇の使い方を子どもたちに指導している傍らにいると、おもしろいことに、私たちにも扇が「魚の尾」に見えてくるなど、歌舞伎の物語の世界に吸い込まれていくようです。

6年生の男女2人で取り組む「三番叟(さんばそう)」では、それぞれの役を経験した地域の先輩に教わりながら、ぐんぐん上達しているようです。

子どもだけで行う自主練の時間には、DVDでその場面が終わるたびに、互いに「もう1回」と目配せをして、何度も何度もくり返して稽古をしています。

その場にいると、「もっともっと上手になりたい!」という2人の気持ちが伝わってきます。何より歌舞伎が大好きであり、お父さんたちと一緒になって、田峯の伝統を受け継いでいる誇りを胸にがんばっているのです。

大勢の先輩たちに見つめられながら堂々と演じている5年生、そして、大人の役者とのかけ合いに真剣なまなざしの4年生まで、訪米児童全員のキラリと輝く姿を見ることができます。

1021④1021②1021③1021①

 

2020年10月

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