峯っ子だより 9月号

ゆるキャラブーム

3,4年担任 稲垣博已

最近、ゆるキャラが大変ブームになっています。この設楽町でも、キャラクター総選挙なるものがありました。インターネットでは、全国のゆるキャラ総選挙が行われています。最近人気の「おかざえもん」は15位(9月26日現在)でした。この近所では東栄町の「おにスター」が267位でした。全国から1260体のキャラクターが参加していると考えると、なかなかの順位ではないでしょうか。設楽町のキャラクターもどの子になるのか楽しみですが、ゆるキャラ3ヵ条なるものをご存じでしょうか。

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1,郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。

2,立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。

3,愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること。

だそうです。立ち居振る舞いのユニークさが、いわゆる「ゆるさ」につながるのではないかと思うのですが、そこら中に様々なキャラクターが出てくるということは、平和な国であることの表れなのかなと思う今日この頃です。

愛すべきキャラクターを見て和む平和な日本がいつまでも続くよう願うばかりです。

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「当たり」

小野田 亜由美

ある夕食時のこと、息子の魚の唐揚げに骨が入っていました。

「八つ当たりだなぁー」と唐揚げをまじまじと見つめて、なにかブ ツブツつぶやいています。

(えーー!魚に言ってるの~!!??)

息子の言葉の間違いはさておき、「なんで?それは 大当たりっていうんだよ、だって他の人には入ってなかったんだから。」

とっさに無理なこじつけをして返してみると、まんざらでもない感じでにやけ始めた息子。なんだかよくわからないけど、僕だけ大当たりだ!というのが、ちょっぴり特別なことに思えたのでしょうか。「当たり」という言葉の摩訶不思議。

「当たり」とは何かが命中したり、成功したり、「当たりの柔らかなimage 人」というように人に接する態度を表したり、また少し前の季節では、「食当たり」などの、健康が害される意味にも使ったりします。魚の骨を大当たり~と楽観視していてはいけませんが、願わくば、当たらせてもらえるのであれば、痛んだお弁当でもなく、当たりのキツイ人でもなく、誰もが一度は 夢見る年末ジャンボ宝くじといったところでしょうか。

しかし、当選の確率は低そうなので、もう一つ「当たり」つながりで、先日の台風での停電から「当たり前」というものについて、ちょっと考えてみました。あの日は日頃、当たり前のように使っている電気のありがたさをカップラーメン片手にしみじみと思い知らされました。

思い返せば私たち はちょうどあの東日本の大震災があった日に引越しをしていました。荷物を運びながらテレビから流れる 映像に目を疑いました。

電気もガスも水道も家族も家も、今まで当たり前と思っていたことがそうでなかったことに気づかされた大きな出来事でした。雨風しのげる家があり、ご飯が食べられる、家族が側にいてくれる、温かいお風呂に入れることはとてもありがたいことです。有難いとは「有ることが難しい」 と書くんだよ、と昔教わりました。

「右足出して、左足出したら・・・・・・・・・歩ける!あたりまえ体image 操~」お笑い芸人の「当たり前体操」も、最初は笑って見ていましたが、これもよく考えると全然当たり前なことではなく、健康で歩けるということは誰にでもできることではありません。そう、普通に歩ける健康に、感謝!です。

といってもすぐ忘れてしまうので、足が痛くなってから「そうだ、感謝、感謝。」と思い出す私・・・

何気ないことを当たり前と思わない心、忘れないように・・・。皆さん、私が忘れていたら思い出させてください。

2020年10月

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