田峯とのつながり 3,4年担任 稲垣博已
「つながり」「絆」などの言葉がよく聞かれるようになってからしばらくたちますが、最近、「よくつながっているなあ。」と思うことが多くあります。そのなかでも、先日の運動会の後、すごく鮮明に思い出したことがひとつあります。
それは、自分の成人式での話です。当時、設楽町には、田口中、清嶺中、そして名倉中の3つの中学校がありました。田口の総合センターに集まり、成人式が行われました。その後の出来事です。式が終わった後、「高校の同級会をする」ということで、大半の同級生はそちらに参加することになりました。私と名倉中出身の数人は別の高校へ通っていたので、その会に参加することもできず、「帰ろうか。」という話になりました。すると、清嶺中出身のKくんとTくんが、
「修学旅行も一緒に行ったんだし、一緒に集まろうよ。」
と誘ってくれました。私たちは、5人ほどいたのですが、「広い家だからいいよ」と呼んでくれました。
車に乗ってTくんの家へ向かったのですが、どこへ行くのかわからない山道をくねくねと進み、Tくんの家に着きました。そこで、いろいろな話をして楽しく時間を過ごしました。高校の同級会もあったのに、私たちと一緒にNさんも来てくれました。
そのときは、Nさんはなぜ高校の同級会に参加しなかったのか分かりませんでしたが、田峯小に勤め、卒業生の写真を見て初めて気がつきました。そこに、Tくん、KくんとNさんが卒業生として一緒に写っていたのです。それを見たときに、田峯小のつながりは深いものだなぁと思うと同時に、私にもつながりがあったのだなと感じました。
あの時、一緒にお酒を飲んだ(であろう)Kくんは、なんと保護者としてこの学校の手助けをしてくれていたのでした。
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フォトコンテスト 泉保幸恵
最近、田峯農村環境改善センターの事務所から、とても高級なカメラを首から下げていたり、草花や山や観音様をパシャパシャと撮影したりしている方を見かけるようになりました。
田峯では、「田峯の四季と伝統行事」のフォトコンテストが開催されています。なので、腕に自信のある人やカメラ好きな人が田峯に来てくれているのだと思います。他から田峯は意外なものだったり、思った通りだったり?と、とても新鮮なのかもしれませんが、意外に私たちが普通に感じていることも、とても素敵なのかもしれません。
春に、北区の上の方に行く用事が出来て、初めて行く道にドキドキしながら自動車で登っていくと、今までに見たことがない新緑の山々に囲まれた田峯を見ることができて、とても感動しました。残念ながら、カメラを持っていなかったので、撮影はできませんでしたが、実際に田峯に住んでいながら見たことがない景色がまだまだあるなと思いました。なので、気構えることなく撮影してみるのもよいことかもしれませんね。
改善センター付近でカメラを持っている方に、「どんな写真が撮れましたか?」と声をかけるのをぐっとこらえて、たくさんのフォトコンテストの応募があるのを楽しみにしています。