わくわく学級より 1,2年担任 後藤 聖子
放課が終わって、水筒を片手に手洗い場に集まる1、2年生3人。手洗いうがいをするためです。ところが、いつになっても教室にもどってきません。いったい何をしているのやらとのぞいてみると、ああでもない、こうでもないと井戸端会議ならぬ手洗い場会議の真っ最中。(ブランコをゆすりながら「ウッキー」と叫んでいる姿は、まさに○○パーク)はたして、どんな日本語を話しているのだろうと想像するだけで楽しい毎日です。
花壇用の花の苗をポットに仮植する作業を手伝ってもらいました。ポットに土を入れるのが、3人の仕事です。どろどろの土を手でこねて、「チョコレート工場でーす。」と言いながらどんどん製造していきます。気をつけないと、せっかく入れた土をさかさまにして型を抜き、チョコレートプリンを作っていることもあるのですが・・・。
作業中に、わたしがちょっと失敗し、冗談で「おばかさんですねえ」と言われ「あら、ごめんなさい」とあやまったときです。Y君がそばに来て、耳元で「そういうときはね、こう言うんだよ。いや、それほどでもー。」とささやきました。なるほど、それなら「ばかとは何だ!」と争いにならないなと思ったわたしは、さっそく言ってみると、すかさず「ほめてないんですけど」とつっこまれてしまいました。ほめられたときに謙遜して使う言葉だということを、ちゃんとわかっているのです。
礼で、1年生初めてのスピーチのとき、「好きな教科は国語です。字を書くことが好きだからです。」というY君の話に、上級生から「漢字を書くことも好きですか?」という質問が出ました。前に立った緊張から、答えに戸惑うY君。わたしが話そうとしたとき、同級生のHさんが「まだ、漢字は習ってないよ、ね。」と助け舟をだしました。「習ってない」と自分が答えてしまうのではなく、「ないよね」と問いかけるところに、優しさがあふれていました。
除の時間に、1年生が床のぞうきんがけをしながら「ああ、疲れた、もうだめだあ。」と言ったときです。2年のH君が「そんなことで弱音をはいてどうする。これでだめならこれからの人生はどうなる?!」と励ましの声をかけました。わたしは、思わず「おー、H君どこでそんな言葉を」と問えば、「えっ?だって先生がいつも言ってるでしょ。」身に覚えのないわたしは、あ然・・・。
くわばら、くわばら。どこで何を覚えられているかわかりません。
1、2年生だからといって、あなどるなかれ。相手は言葉のスポンジです。
子どもの日本語をどうこう言う前に、心して自分の言葉をふりかえりたいと思います。
学校の梅の木に登り、梅をとる3(人?)
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子 ど も 会 始 動! 熊 谷 多 英
例年より一足早くやってきた台風。水がないと困っていた田んぼには恵みの雨となりましたが、被害にあわれた方々には恨めしい台風だったことと思います。
その台風がやってくる少し前の6月17日(日曜日)、今年度最初の子ども会行事
“ちびリンピック”が、雨天決行!というありがたい決定により設楽中学校の体育館で行われました。
参加したのは5団体15チーム。田峯子ども会は、1チーム子ども7人と大人3人を選手として2チーム編成しました。
1年生の泉保結海くん、熊谷ひまりさんの名前をつけ“チームゆかい” “チームひまり”のチーム名で参戦です。
ちびリンピックの種目は、スリッパ飛ばし・三人四脚・ラケットレース・長縄跳び・ストラックアウト・フリースロー・ユニホック・フラフープリレーの8種類で、チーム全員で挑むもの、代表選手が挑むものがあります。どれも練習なしの一発勝負というものばかりで、最初に挑む選手の緊張は相当なもの!?と思いますが、子どもたちは意外と冷静な顔をしているのです。応援に付き添っている大人のほうがハラハラどきどき。
選手として参加してくださった大人も、相当どきどきしたのではないでしょうか。
うまくできると「やったあーー」と歓声があがり、うまくできなくても「頑張った」「良くやった」と声がかかります。うまくできなかったことに、こうすればいいかもと話す子ども達の姿がみられました。
8種類の競技は、距離・タイム・回数から得点がだされます。
結果発表で「総合準優勝“チームゆかい”」そう呼ばれた時の子どもたちの顔、大人たちの顔は目が点でした。えっほんと?? 予想もしていなかったのです。そして次の瞬間喜びの顔でした。“チームひまり”も6位と大健闘!
種目別では“チームゆかい”がストラックアウト1位、フリースローでは“チームひまり”“チームゆかい”ともに1位でした。
「勝敗にこだわらず、和やかな雰囲気で気持ち良く楽しむ」大会要項にあった言葉です。
順位がでて表彰があるので、まったく勝敗に関心を持たないことはないですが、競技中勝ち負けを気にせずに楽しめたと思います。
何かと行事の多い田峯ですが、子ども会でもいくつかあります。6年生と保護者の方には子ども会最後の一年、十分に楽しんで参加してください。もちろん1年生~5年生と保護者の方々も。
地区のみなさんには今年度も温かく見守っていただけますよう、お願いします。
*大満足の結果に、みんなニッコリ