いよいよカナダを飛び立つフライトです。バンクーバーの街並みが遠くなっていきます。
もう空の旅も慣れっこで、それぞれに機内サービスを楽しみ、思い出のまとめをする子、体を休める子、なごやかな時間が進む中、やがて、日付変更線を越えました。
成田国際空港に無事に着陸し、入国手続きもしっかりとして、国内での「両替」チャレンジャーも頑張って、乗り継ぎ便でセントレアをめざします。
セントレアで「最終夕食」をバスに積み込んで出発!今日はいったい「何食」食べたのだろう・・・という気持ちを抱えつつ、お疲れモードになりそうなバス車中です。
しかし、「車中帰着式」はしっかりと進め、おうちの方や町教育委員会、本校の先生方が待つ東栄町へ向かいます。校長からは、「優しい仲間」が力を合わせ立派に研修を進めたことを評価すると同時に、さらなる「自律」への期待と、将来、「自由」と「責任」の中で生きる私たちが、海外研を体験したことの意義を伝えました。
予定より早く、保護者の皆さんによる「横断幕」の待つ、B&G体育館に到着! 深夜にもかかわらず、教育長さん方、先生方にもお出迎えいただきました。
たくさんの「宝物」を得てきた子どもたちが、この研修の貴重な体験を活かし、自身の人生を切り拓いたり、この地域や将来の自身が関わるコミュニティに還元したり、それぞれに「思いや力」を発揮できるよう、私たちはこれからも支えていきたいと思います。
本研修でお世話になった皆さん方、応援、ご支援くださった皆さん方、本当にありがとうございました!
ライオンズゲートブリッジを含むすてきな景観を高台から楽しんだ一行は、ダウンタウンに向かいました。
当夜1泊するホテルにチェックインを済ませると、散策と夕食の時間です。実質これがお土産購入のラストチャンスとなるだけに、たくさん「残して」いる子どもたちは、気合を入れて街に繰り出します。
今回、機内を除き、初めて全員での夕食タイムは「中華のフルコース」です。ダウンタウンの有名店ということで緊張の面々も、日本人向けの味に大満足のようでした。
お店のお許しをいただき、今日が誕生日の仲間を祝う「ハッピーバースデー」を声高らかに歌って、すてきなディナーをしめくくりました。
ツインルームの仲間と寝る夜ですから、久しぶりに「オールジャパニーズ」の会話を弾ませたのでしょうか?
今日までの5日間の疲れのせいか、みんなでぐっすりと眠りにつく、カナダ最終日の夜でした。
学校交流を終えた子どもたちは、週末をホストファミリーと楽しく過ごします。
初日から、広いお庭でくつろいだり、ホストマザーの美味しい料理を味わったり、またまた、折り紙など日本の文化を伝える活動も充実させているチームも!
多くの家庭では、週末には、買い物を含む楽しいおでかけを計画していたようです。街のショッピングモールで引率職員とばったり出会うこともありましたが、みんな笑顔で安心のひとときとなりました。
3泊、たいへんお世話になり、いよいよ再集合の朝には、ハグをして別れを惜しむ場面もあり、充実のステイであったことがよくわかりました。
研修も終盤に入り、学年全体でのバス観光と、班別の買い物ウォーク等が展開します。
まずは、米国との国境にある「ピースアーチ」を訪問し、「国境をまたぐ」貴重な体験を行いました。「一瞬アメリカに行けた!?」不思議な感覚を味わった面々です。
続く「ホワイトロック」では、全長2キロメートルはあろうかという長い長い貨物列車が、警笛を鳴らしながら間近を通過していく姿を見ることができ、スケールの大きさに圧倒される場面もありました。
連日、天候に恵まれ、この海岸でも、遠く雄大な景観を楽しむことができました。
ベンチの少年の背景は、米国なのです!
授業参加後、子どもたちと交流生徒が、ホールに再集合しました。 いよいよ、東栄町と東栄中の魅力を伝えるプレゼン発表の時間です。美しい星空、蛍舞う水辺の光景、花祭りへの思いなど、町の自然、歴史、そして人の、誇るべき姿を、自信をもって語る子どもたち!
続いては、東栄中の特色ある活動についても発信することができ、RCA校の交流生徒たちも興味津々で、異文化いっぱいのプレゼン画面を見つめていました。
発表後は、班ごとの円卓での「テーマディスカッション」の時間です。「1週間シャワーなし、歯磨きなしで、耐えられるのはどっち」など、「究極の二択」問題では言葉の壁を越えて大いに盛り上がりました。
この場では、子どもたち一人一人に「RCA校1日体験修了」認証状の授与もあり、すてきな笑顔の交流を締めくくりました。ラストの、ともにホールを片付ける場面も、本校の全校朝礼後の片付けの習慣につながるものを感じ、ほのぼのした気持ちになりました。
RCA校の交流生徒の皆さん、教職員の皆さん、より充実した「終日交流」を組んでいただき、本当にありがとうございました。