朝からの青空、冬型の気圧配置は緩み、穏やかな晴れの1日でした。
東三河でも、インフルエンザによる欠席者増に伴い学級閉鎖を実施した小中学校が増えているようです。
本校でも、今週インフルエンザにより、学校を休んだ生徒がいました。
土日の過ごし方に十分気をつけてください。
予防の基本は、手洗い・うがいの徹底です。
空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなりますので、室内では加湿器等で適度な湿度を保つようにしましょう。
十分な休養とバランスの取れた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
また、人混みへの外出は控えてください。
「保健所別・定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数マップ」
2015年第2週(1/5~1/11 保健所管内別)
【この時期の話題二つ】
①「インフルエンザの語源を知っていますか?」
~書籍「おとなの教養」(池上彰著、NHK出版新書)からの引用~
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実際、人類とインフルエンザの間には、非常に長い闘いの歴史がありました。
インフルエンザがウイルスによる病気だとわかってきたのは、最近のことです。もともと16世紀のイタリアで、冬になると高熱や鼻水、くしゃみが出て、それが悪化して死んでしまうという病気が流行りました。毎年冬になると、同じように流行ったのです。
いったいなぜ冬になると、人びとが高熱を出して死んでいくのだろうか。当時は占星術が力を持っていましたから、その原因を星の動きと結びつけました。冬の星座が出てくると、そういう症状の人たちがいっぱい出る。きっと星の影響で病気になるんだろう、と。「影響」をイタリア語で「インフルエンツア」といいます。この言葉がイギリスに入り、英語としてインフルエンザになったわけです。英語でも「インフルエンス(影響)」という単語がありますが、語源は同じです。イタリアの「インフルエンツア」から「インフルエンザ」という病名が生まれたわけですね。
(中略)
日本の一番古い記録では、平安時代の近畿地方で、どうもインフルエンザらしき病気が流行っていたということです。そして幕末には長崎の出島に、当時交易があったオランダから「インフルエンザ」という名前が入ってきました。明治時代にインフルエンザが世界的に流行したことがありましたが、当時の人は、普通の風邪に比べて、他の人に感染しやすいことから、インフルエンザを「流行性感冒」と名づけました。これを略して「流感」といいます。
私が小学生のころも、流感が流行って学校が学級閉鎖に追い込まれたことがありました。当時はまだ「流感」と言っていたのです。
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②「地震に備えて」
明日17日は、阪神淡路大震災から20年です。
1995年1月17日の早朝5時46分、兵庫県北淡町を震央としてマグニチュード7.3の規模(最大震度7)で発生したこの地震は、戦後起きた直下型(内陸直下型地震)の地震として、死者6,000人超、被害総額10兆円という最大規模の被害をもたらした大災害でした。
また、70年前、東海地方では、三河地震が起こりました。
1945年(昭和20年)の1月13日午前3時38分。阪神淡路大震災と同じ内陸直下型地震が、空襲におびえる人々を足元から揺らしました。三河地震の最大推定震度は7(マグニチュード6.8)。全半壊2万戸以上で、2千300人余の命が奪われました。
自然災害と防災について考え直す機会にしたいです。
地震に備えることとして、まずは、自分にできることを・・・。