これまで3年生が並んでいたスペースが、がらんと空いて、少しさみしげな朝礼です。
先週のスピーチで、WBCのテレビ観戦を楽しみにしている子がいたことから、今朝は、わが国の快進撃を話題としたいところでしたが、より大切な「震災講話」を進めました。
校長自身が、教頭勤務時代の「3.11」避難指示の状況や、翌年度に東北からの転入児対応をした体験を伝え、遠く離れた地の出来事ではないという思いを話しました。また、WBCで活躍中の佐々木投手も、小3で被災し、野球を教えてくれたお父様を含むご家族を亡くされている事実を添え、あらためて辛さを乗り越え努力する姿勢を称えました。
「震災」の事実とその教訓を、正しく知り、正しく伝え、正しく行動できる私たちでありたいと思います。
スピーチ発表には、これまで3年生がしてくれていたような「温かい感想」「共感の声」が多く聞かれ、うれしい朝となりました。