「説得力のある発表原稿」の構成を考えていた3年生が、発表の場をもっていました。
心打たれたのは、自身の祖父の兄にあたる方を取り上げた発表です。青年期に郷里に送った多くの手紙と、一通の「遺書」の画像も添えて、家族や地域のことを気にかけながら学び、そして出征され、帰らぬ人となったことを伝えていました。
自分たちと同じ10代の頃、過酷な状況にあったお身内の生きざまを、タブレットも駆使して語ることで、たいへん意義ある発表となり、戦争の悲惨さを、身近な問題として考えることができました。
このほかにも、それぞれの興味関心をもった事象を中心に、「人に伝えたい」思いに満ちた発表が続きました。
価値ある発信の機会を共有した仲間たちが、さらに思いを高めて学びを深めることを期待します。