令和3・4年度にわたり、北設楽地方教育事務協議会よりの委嘱を受け、学習指導の研究に取り組んできました。27日に研究発表会を開催し、全学年、学級の授業を公開しました。
1年生:お世話になった東栄小のみんなへの「ありがとう おんがえしまつり」を企画。「サプライズだから内緒だよ」本時は、待ち時間を楽しめるようにするための工夫をみんなで考えました。
2年生:図形はかせをめざして、三角形と四角形の不思議を勉強してきました。本時はもようづくりを通していろいろな形を発見し、タブレット端末を使って紹介し合いました。
3年生:学芸会でお囃子のメロディーを演奏することをめざして、音楽の授業を続けてきました。本時は、各自の作ったメロディーを同じイメージのグループでつなぎ合わせて、聴き合いました。
4年生:運動場の面積を求めることをゴールに、机や花壇の面積を求めてきました。本時はいよいよ運動場の面積です。線を引いて既習の形に分け、グループで力を合わせて求めました。
きらきら:いつも通り、4つの課題に取り組みました。「くまさんくまさん」では、動作もつけることができました。
わくわく:得意の工作を紹介する「竜チャンネル」編集を通して、聞こえる声ではっきり話すことをめざしています。タブレット端末の操作もお手の物です。
5年生:総合で取り組む「木の駅プロジェクト」とも関連させて、森林について学んできました。本時は、学習のまとめとして「私たちにできること」を考えました。
6年生:物語文の読み取り方を、1学期から追究してきました。本時は「海のいのち」山場での主人公の変化について考えました。
専門外の教科に挑戦した先生、大単元を組んで取り組んだ先生、タブレット端末の活用に挑戦した先生...。自分なりの挑戦や工夫こそが、授業づくりの核だと思います。
授業公開後は、本校の研究の手だての一つであるハーフミーティング形式で協議を行いました。活発な意見交換に感謝です。いただいたご意見を、今後につなげていきます。
2年間、研究に対するご指導をお願いしたのは、岐阜聖徳学園大学教育学部教授 玉置崇先生です。研究発表会では、本校の研究に対する価値づけをお願いしました。
https://www10.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2190001&type=2&category_id=7254
そして、最後に東三河教育事務所新城設楽支所長 斎藤慎吾様より、指導講評をいただきました。
【研究のキーワード④】価値づけ
玉置先生に提示していただき、研究の柱となるキーワードとしてきました。子どもに一生涯残ってほしい力、教科の本質に迫る見方や考え方、学び方...教師にしかできない価値づけがあります。「授業が大成功したら子どもはきっとこんなことを言うだろう」と具体的にイメージすることで、それにつながるつぶやきや発言を価値づけられるようになってきました。これは、授業の場だけではありません。生徒指導にも、学校行事にも、そして大人にも大切なことだと感じています。適切な価値づけで、子どもは変わる。そんな手ごたえを感じています。
研究発表会がゴールではありません。皆様に価値づけていただいた本校の取り組みをさらに見直し、子どもたちのために頑張っていきます。
すべての皆様に感謝の気持ちを込めて、ありがとうございました。