【1月31日(木)のネット百葉箱から/最低気温:氷点下5.6度(午前2時】
日中は暖かくなり、最高気温は17.5度(午後2時過ぎ)になりました。
今週は、東栄中学校の給食週間「伝えたい東栄町の食文化週間」でした。
美味しい給食を食べられることに感謝し、食べること、普段の食生活を見直すことができたでしょうか。
「勉強するには食前がよい」と言われます。
このメカニズムを紹介した興味ある記事が、1月25日付けの中日新聞に載っていましたので、ご紹介します。
勉強はご飯の前が効果的? ショウジョウバエを使った実験で、空腹状態になると記憶力が上がる仕組みを発見したと、東京都医学総合研究所などのチームが25日付の米科学誌サイエンスに発表した。 ハエの遺伝子の7割は人間と共通で、記憶を長く保つ仕組みも似ているという。同研究所の平野恭敬主任研究員は「人間もおなかがすいている時の方が記憶力が高い可能性がある」と話す。 研究チームは、えさをやらずに空腹状態にした約100匹のハエを使って実験。ある匂いを電気ショックと同時にかがせ、1日後に嫌な記憶としてその匂いを覚えているかを調べた。 覚えていたハエの割合は9〜16時間絶食させた時が最も高く、満腹状態のおよそ2倍。20時間以上絶食するとあまり覚えておらず、おなかのすき過ぎは逆に記憶を妨げることが分かった。 空腹時には血糖値を制御するインスリンの分泌が少なくなる。インスリン量が低下すると活発化する「CRTC」と呼ばれるタンパク質の働きを抑えて実験したところ、空腹時でも記憶力は高まらなかった。この結果から、チームは脳内のCRTC活性化が記憶力向上につながったと結論付けた。CRTCは人間の体内にも存在しており、この仕組みを利用して、認知症や物忘れの程度を軽くする薬ができるかもしれないと期待される。(「中日新聞」より) |