2018年2月アーカイブ
2月27日、5・6年生7人は、校外学習としてブナの植樹体験をしました。
ふるさとの自然をこよなく愛し、1000年の森づくりをしていらっしゃる加藤博俊さん所有のブナの圃場で、加藤さんのご厚意でブナの苗木を植えさせていただきました。
加藤さんは、本校のふれあい会の講師もしてくださっているので、子どもたちにとっては、身近な地域の方です。ふれあい会では、ふるさとの歴史や自然、山や野生動物や野鳥のことなどについて、大変ためになるお話をしてくださいます。
そして、今日は、設楽町段戸裏谷原生林のブナ絶滅の危機とその再生の活動について教えてくださり、実際に植樹体験をさせてくださいました。植樹の場所は、日陰にはまだ雪の残る設楽町東納庫沖ノ平地内の山林です。
子どもたちは、一生懸命活動しました。大きくなあれ、立派なブナの森ができますようにと願いながら、加藤さんからいただいた苗木を一人一本ずつ植えました。そして、植えたブナの木の傍らに自分の名前と植樹に際して思うことや願うことを書いた標柱を立てました。
植樹後にも、わくわくするような楽しいことがありました。カエデの木の幹にドリルで穴を開け、樹液を飲む体験をさせていただきました。山間部に住んでいても、めったにできない貴重な体験です。
また、カエデの樹液を煮詰めた天然カエデ100%のピュアなメープルシロップもなめさせていただきました。「わあ、甘い!木の香りがする!」と、子どもたちから歓声が上がりました。
加藤さんの夢の事業1000年の森づくりに参加させていただき、子どもたちの森林や自然、ふるさとを大切に思う気持ちもぐっと大きくなりました。
加藤さんと奥様、お世話をしてくださった方のおかげで、5・6年生にとって、今日はうれしいブナ植樹記念日になりました。心より感謝申し上げます。
大きく たくましく育て! ふるさとのブナの木
2月26日の給食の時間に、食の専門家である栄養教諭の先生が、町内の学校から来てくださって、全校児童を対象に栄養指導をしてくださいました。
まず、はじめに、みんなで一緒に和やかに会食をしました。
全校会食後、15分間ほど食に関する話をしてくださいました。
今回は、中学校と小学校の給食の違いや、中学生の時期に必要な栄養とその栄養が含まれている食品、そして、その栄養の中学生と小学生との摂取量の違いなどについて、大変分かりやすく教えてくださいました。
4月に中学生となる6年生は、6人とも真剣な表情で話を聞いていました。
また、1~5年生も先生の話によく反応して質問にも積極的に答え、食についての知識を増やすことができました。
ご多用な中、訪問してくださり、食べ物と栄養、健康について、ためになるお話をしてくださった栄養教諭の先生にお礼申し上げます。
2月21日の6時間目に、1・2年生が「きらりんまつり」をし、3~6年生と職員も招待してもらい、みんなでお祭りを楽しみました。
1・2年生は、「きらりんまつり」の成功を目指して、生活科の時間に準備を進め、音楽の時間にも発表する合奏や歌の練習をしてきました。
まずはじめに、1・2年生はおみこしを担いで学校中を練り歩き、「きらりんまつり」の始まりを告げました。景気のよい幕開けです。
司会やゲームの説明の言葉も、はっきりと分かりやすく言えていました。
合奏や替え歌のきらりんまつりの歌も、大変上手でした。
今日のまつりのために、今までがんばってきたことがよく分かりました。
そして、ゲームが始まると、1年教室は、わいわい、がやがや、大にぎわい。
射的コーナー、お手玉・こまコーナー、魚釣り・輪投げコーナー、どこも盛況で、笑顔いっぱい。
写真をアップします。みなさんも「きらりんまつり」を楽しんでください。
1・2年生の一生懸命さと他学年の児童や職員の協力で、本当にきらきら光る楽しい「きらりんまつり」になりました。
こうした学級の行事の計画や準備、当日の取り回しなども、子どもたちにとっては、大切な学習です。
考え、話し合い、協力し合ったり、分担し合ったりして活動することを通して、成長していきます。1・2年生6人も、大きく成長しました。
春には、2・3年生です。今後の成長がますます楽しみです。
2月15日、児童会役員会が企画をして、日頃お世話になっている地域のみなさんに感謝の気持ちをお伝えする「ありがとうの会」を行いました。
今日の会には、ご多用の中、清崎区長さん、ふれあい会員とスクールガードのみなさん、合わせて10名の地域の方がお越しくださいました。
会の内容は、ご覧のプログラムのとおりです。
各学級の出し物では、それぞれの学級の工夫が光りました。チーム対抗で対戦したり、みんなで協力してつくり上げたりして、とても盛り上がりました。
1・2年・・・・・動物と乗り物のクイズ
3・4年・・・・・高さを競う紙コップ積み
たいよう・・・・大型ジグソーパズル
6年・・・・・・・ジェスチャーゲーム
講堂いっぱいに明るい声と清らかな歌声、みんなの笑顔が広がりました。
子どもたちのがんばりと地域のみなさんのご協力のおかげで、今年も和やかなよい会になりました。
子どもたちを応援してくださる全てのみなさん、本当にありがとうございます。
2月13日、アメリカのアーリントンハイツから設楽町を訪問しに来られたお二人の方が、本校にも視察にいらっしゃいました。
副教育委員長のブライアンさんと、小学校の校長先生のベッキーさんです。
お二人とも、大変にこやかな優しい方で、子どもたちと挨拶や会話をかわし、本校でのひとときを楽しんでくださいました。
各教室を回られたときの様子、子どもとのふれあいの写真をアップします。
子どもたちは、これまでに学んだ知っている英語を一生懸命使って、お二人に話しかけました。勇気がいったことと思いますが、コミュニケーションをとろうとする前向きな気持ちが行動や明るい表情に表れていました。
ブライアンさんは、柴犬をペットにしていることを教えてくださいました。スマホで写真も見せてくださいました。子どもたちはみんな、歓声を上げて見させていただきました。ラッキーという雄犬だそうです。かわいい柴犬でした。
ベッキーさんは、子どもたちの英語での質問に、終始笑顔で根気よく答えてくださいました。6年生が、愛知駅伝の選手としてがんばったことをお伝えすると、「私もランニングが好きです。」などと言葉を返してくださいました。
ブライアンさんとベッキーさんとのふれあいは、子どもたちにとって、よい体験になりました。英語に少し自信がもてた子もいたようです。
今日の夕方、お二人は京都に向かわれました。
ブライアンさん、ベッキーさん、素敵な日本での日々を!
本校には、毎週金曜日の午後、ALTのマルコス先生が来てくださり、子どもたちに英語を教えてくださっていいます。
5・6年は、外国語活動の時間として、毎週1時間、1・2年と3・4年は、外国語に親しむ時間として、隔週で1時間、マルコス先生と一緒に学習しています。
担任も英語の授業をしますが、やはり、しっかりとした発音で英語を話されるマルコス先生の存在は大きく、そして、ありがたく、授業はマルコス先生と子どものペースで進んでいます。
マルコス先生との授業は、大変テンポのよい軽快な明るい授業になります。教室に英語が飛び交い、笑顔があふれます。
子どもたちは、英語の覚えが早く、聞き取って話す力もついてきています。これも、毎時間工夫して楽しく教えてくださるマルコス先生のおかげです。
今日、2月8日にあすなろ交流会を行いました。この会は、生活科や総合的な学習の時間に学んだことを他学年に発表し、互いに学びを共有し合い、深め広げる会です。
1・2年生は祭りのことを、3・4年生は川の活動のことを、5・6年生はお茶と修学旅行のことを発表しました。
学習計画を立て、調べたり、話し合ったり、体験したりして学習してきたこと、つまり、追究してきたことを、他学年に伝えるために整理してまとめ、発表の準備をして、今日の会に至りました。ですから、あすなろ交流会は、子どもたちの学びの歩み、結晶とも言える会です。
どの学年の発表も、内容、方法、態度共にすばらしいものでした。
見やすい掲示、実感のもてる具体物の提示、実演、分かりやすい説明の言葉、はっきりと聞こえる大きさの声、タブレットを活用しての写真の提示など、学年相応のがんばりと工夫がありました。
特に高学年は、原稿を読んだり、暗記して話したりするだけでなく、聞き手の様子を見ながら、相手に合わせて説明したり、質問に丁寧に答えたりしていました。そのとき、その場で考え、臨機応変に自分の言葉で話す力がついてきていることをうれしく思いました。
どの子もしっかりと発表し、真剣に聞き、全員が自ら挙手をして質問や感想を述べることもできました。全校児童18人、どの子もきらきら輝いていました。
全校での学年を越えての学びは、知識理解の共有だけでなく、人間理解(他者理解)、心の共有にもつながります。
本年度のあすなろ交流会も、18人のがんばりと指導に当たった職員の努力で、大変よい会になりました。
交流会の写真をアップします。どうぞご覧ください。
今日2月7日に本年度最後のふれあい会活動の読み聞かせ会がありました。
1~5年生には、惠子さんが宮西達也さんの子どもの心をひきつける絵本を読んでくださいました。『シニガミさん』というお話です。
宮西さんの絵本は、心を癒してくれるので、私も好きです。同じシリーズの『シニガミさん2』には、こんなことが書かれています。
「この本を『大切な人、愛する人』をなくされたすべての人におくります。」
今日のお話も胸がじいんとするお話でした。
じっと聞き入っていた子どもや職員に感想を聞いてみました。
○心にしっくり入ってくるお話で、聞かせてもらってよかったです。(5年)
○オオカミさんの気持ちが変わってよかったです。このお話に出てくるオオカミさんは好きです。(4年)
○惠子さんの優しい声の読み聞かせは、とても心が落ち着きます。(教員)
6年生には、夏目さんがコラムニストの志賀内泰弘さんのエッセイ集から心温まるお話を聞かせてくださいました。志賀内さんは、社会の中の心がほっとするよい話を集めて、その感動を読者に伝えてくださいます。志賀内さんの講演を拝聴したことがありますが、その温かく的確なものの見方と誠実なお人柄に共感しました。共生ということをとても大切にされている方です。志賀内さんのお話は実話を元にしていて、ちょっと素敵なプチ紳士・プチ淑女が登場します。
今日、夏目さんが読んでくださったお話も、勇気ある真っ直ぐな気持ちをもった中学生のお話でした。
全校生徒500人近い中学校で二人三脚の大勢バージョンでギネスの記録に挑戦したときのことです。成功してギネス記録達成の歓喜の中、一人うつむいている生徒がいました。そして、その生徒は、悩みながらも母親に相談し、ゴール寸前で自分の足の紐がほどけたことを、正直に先生に伝えました。先生は、その勇気ある告白を受け止め、学校も教育委員会も、真実に即して適切に対応しました。他の生徒も、その生徒の言動を理解し、みんなが笑顔で納得しました。真実を追究した正直な生徒の行動、周囲の理解ある対応は、ギネス記録達成よりも尊いことだと、多くの人たちから賞賛されたという清々しいお話でした。
6年生は、真剣な眼差しで聞いていました。「真実は一つ、曲げられない。」ということを強く知ったようです。卒業期になり、春には中学生になる6年生にふさわしいお話を聞かせていただきました。
6年生にとっては、今回が小学校生活最後の読み聞かせ会でした。「ありがとうございました。」のお礼の言葉にも、いつも以上に気持ちが篭っていました。何度も頭を下げていました。
ふれあい会員の皆様、1年間、本当にありがとうございました。子どもたちのためにお時間を割いていただき、子どもたちの心を耕してくださったこと、深く感謝申し上げます。来年度も引き続きよろしくお願い申し上げます。
本校の児童は、勉強にも運動にも一生懸命取り組みますが、特に6年生6人には、「文武両道」の言葉が似つかわしく思います。
本年度のスポーツ庁の事業「体力テスト」の結果もすばらしいものでした。
体力・運動能力の実技に関する調査「体力テスト」で、高得点のA段階の6年生に贈られる体力章の体力賞に、4人が輝きました。惜しくも賞を逸した児童についても、あと1点から数点という段階でした。6人とも運動がよくでき、健やかに成長しています。
体力章受章者のうち6年生の体力賞受賞者には、金メダルが配付されます。月曜日の朝礼時に校長から4人に金メダルが渡されました。
子どもたちには、今後も運動に親しみ、体力増進を図ってほしいと思います。
4年Sくんの明るい選挙啓発ポスターが、設楽町、愛知県、そして、全国の審査会で見事入賞を果たしました。快挙です!
本人も、友達も、ご家族も、職員も、みんな、喜んでいます。
入賞作品は、インターネットで検索すれば見られます。Sくんの作品は、花祭りの鬼をうまく取り入れて投票を勧める大変インパクトのある作品です。
指導を担当した教諭は、「1度見たら忘れられないポスターですね。」と語っていました。皆さん、いかがですか。投票に行こうという気持ちになりますよね。
月曜日の朝礼時に伝達表彰をし、みんなに紹介されました。表彰状も大きくて立派でしたが、副賞の盾や写真立てもすばらしいものでした。
下の写真の盾は、撮影上の都合で深緑色のファイルを持って写したため、このようになってしまいましたが、鏡のとてもおしゃれな盾でした。
Sくん、おめでとうございます!よかったね。
2月になりました。
「一月は往ぬる(行く)、二月は逃げる、三月は去る。」という言葉がありますが、月日が過ぎるのが大変速く感じられる今日この頃です。
今日、2月1日の午後、6年生は設楽中学校に体験入学に行きました。今頃は、きっと先生方や生徒さんたちのお話を、少し緊張しながらも、しっかりと聞いていることでしょう。
6年生が希望のもてる機会、また、中一ギャップをなくすよい機会を設定していただき、中学校の関係者の皆さんに感謝いたします。
本年度の卒業式は、3月20日です。
6年生のランドセル登校は、あと31日になりました。これまで以上に一日一日が大切な時期になりました。
卒業期に入り、最近、6年生の成長を一層感じるようになりました。6年生は、授業も、卒業に向けての活動も、児童会活動も、日々の諸活動やそうじも、がんばっています。何事においても前向きに取り組んでいます。下学年にもとても優しく接し、笑顔で生活しています。
6年生6人が卒業までの日々をより元気に楽しく過ごし、まだ少し空いているランドセルに小学校の思い出をいっぱい詰めることを願います。