2017年10月アーカイブ
10月25日、本年度7回目のふれあい会活動がありました。
今回は、ボランティアで来てくださった3人のふれあい会員の方全員が、読み聞かせをしてくださいました。
1・2年生には、香奈子さんが、『いなばのしろうさぎ』を読んでくださり、うそをつくことはいけないということや思いやりが大切なこと、ウサギを飼うことなどについてもお話してくださいました。子どもたちは、絵本を見つめてお話を真剣に聞いたり、自分の体験をうれしそうに話したりしていました。
3~5年生には、由紀さんが、『とんち・わらい話』の中から、「てんぐのかくれみの」という話を聞かせてくださいました。奇想外なユーモラスな話の展開や、由紀さんの明るい語りかけに、子どもたちは大笑いしました。楽しいふれあい会になりました。
6年生には、文惠さんが、星新一の『きまぐれロボット』の中から、2編の短い話を読んでくださいました。ストーリーのおもしろさや作者の視点の鋭さに、子どもたちは引き込まれ、楽しく聞かせていただいていました。
午後5時45分、修学旅行引率中の西谷教諭から連絡がありました。
午後5時30分に奈良の旅館に無事着きました。雨は、今は止んでいます。気温が少し低くなり、肌寒くなってきたので、夕食後、猿沢池の近くの店へ買い物に行くときは、しっかり着込んで行くようにします。
子どもたちは、家族のことを思いながら、お土産を選ぶことでしょうね。それも、修学旅行のよき思い出になります。
私事ですが、小学校の修学旅行のときに、猿沢池近くの土産物屋で、温度計付きの鹿(バンビ)の鉛筆立てを買って来たことを、昨日のことのように思い出します。みなさんには、どのような修学旅行の思い出がおありですか。
さて、明日は、朝いちばんに東大寺へ行きます。大仏との出会いが楽しみですね。その後、午前中、奈良公園周辺で班別に研修をします。そして、帰ってきます。
今夜と最終日の明日、子どもたちには修学旅行を存分に楽しんでほしいと思います。いっぱいよい思い出ができますように!
5・6年生が修学旅行にいっている3日間、4年生の二人が学校のリーダーとしての役割を果たしています。
二人は、通学班の班長や全校夕会の進行役として、また、その他のいろいろな面で力を発揮し、活躍しています。
今日は、雨天でしたので、行いませんでしたが、昨日は、国旗、町旗、スクールマスコット旗の掲揚と降納もしました。
二人からは、「学校の留守番は、僕たち、私たちに任せてください。」という自覚と使命感が伝わってきます。下学年への気配りもよくできています。
こうして、やさしくて頼りになる高学年になっていくのですね。
また、3年生も4年生と一緒に委員会や戸締りの確認などの活動を一生懸命しています。
4年生二人を中心にした中学年のがんばりで、いつもどおりの充実した学校生活が気持ちよく送れています。
修学旅行引率の二継教諭からメッセージが届きました。追加アップします。
昼食は、多くの子が厚切りトンカツを、Dくんはシーフードミックスフライを食べました。トンカツの厚さが3cmくらいもあって、出てきた瞬間にどよめきが起こりました。
昼からの研修では、金閣の華やかさと銀閣の落ち着いた雰囲気を味わいました。事前に調べたことを発表しながら、本物を目の前にして、学びを共有しました。
清水寺では、音羽の滝で水を飲むこともできました。子どもたちは、八橋の試食を思う存分して、笑顔いっぱいでした。
身内(同僚)のことで、恐縮ですが、多用な引率指導の中、「安心メッセージ」を送ってくれる担任に感謝したいと思います。ありがとうございます。
明日も楽しく充実した旅行ができますように、……。
10月18日、1~4年生11人は、遠足で秋の鳳来寺山を満喫しました。
新城市門谷から、表参道の1425段の石段を上って鳳来寺本堂と東照宮まで行きました。
石段は、急なところもありましたが、誰一人として弱音を吐くことなく、励まし合って進みました。
傘杉、滝、巨岩などの自然や、仁王門、松高院、医王院といった古い文化財に親しみながら、元気に上りきりました。
本堂周辺では、鳳来寺山クイズやネイチャーゲームを楽しんだり、お弁当やおやつを食べたりして、みんなで仲良く楽しく活動しました。
子どもたちは、参道や本堂前の展望台などで出会った方々に、どの子も明るくあいさつをしました。みなさんから、「あいさつがよくできるね。」「元気をくれてありがとう。」などとたくさん褒めていただけました。
そして、あいさつからお話が弾み、春日井市と小牧市から来られていた詩吟の会の方々と交流もさせていただきました。
伸びやかな豊かなお声の詩吟を聴かせていただき、お返しに合唱を聴いていただきました。
「大空賛歌」と「いのちの歌」をアカペラで歌いました。
その合唱は、1~4年生の11人でも、声量があり、ハーモニーも美しくて、すばらしい合唱で感激しました。
階段を上りきった達成感と聴いてくださる方々のためにという思いが、声と表情に出ていました。
詩吟の会の方々はじめ、周辺にいらっしゃったみなさん、全員の方が、大変喜んでくださいました。
「とてもきれいな歌声で感激しました。」「みんな、透き通った声で、心が洗われました。出会えてよかった!」などと、ありがたいお言葉をいただきました。
下山も、もちろん1425段の石段です。
子どもたちは、「足が痛いけれど、がんばらなきゃ!」「急で少し怖いけれど、一段ずつ斜めにゆっくり下りれば、大丈夫。」などと言いながら、安全に気をつけて上手に下りることができました。
そして、無事、全員、完歩!やったあ!
また、帰りには、お楽しみがありました。鳳来寺山自然科学博物館の見学です。展示物に興味と関心をもって、班ごとに見学を楽しみました。よく見て、しっかりとメモをとっていました。
博物館の方へのあいさつもしっかりとでき、見学のマナーもよかったので、ここでも褒めていただけました。水晶(スイショウ)と鳳来寺山の岩石の中で代表格である松脂岩(ショウシガン)を、一人一つずついただき、よい記念になりました。
今回の遠足でも、多くの方々にお世話になりました。
町のマイクロバスの運転手さん、鳳来寺と東照宮の管理人の方、博物館の方、詩吟の会の方々、出会った全ての方々のおかげで、本当に充実した楽しい遠足になりました。お礼申し上げます。
写真をアップします。
秋の遠足の楽しさをご一緒に味わっていただければ幸いです。
「子どもたちと一緒に上れて、感動することがいっぱいあって、本当に心に残る遠足になりました。今回の遠足は、ずっと忘れない思い出になります。」と、音楽主任もしている1・2年担任が、しみじみと語りました。
「けがをする子も出ず、みんな元気に無事に行って来られて、よかったです。自然や歴史の学習が楽しくできて、とてもよい遠足になりました。」と、指導の中心としてがんばった3・4年担任は、うれしそうに言いました。
子どもたちと一緒だったから、引率の職員もみんな、石段を上りきれました。
子どもたちと一緒だったから、心楽しく、さわやかな秋の一日を過ごせました。
1~4年生のみなさんに感謝です。あ・り・が・と・う!
今日の遠足は、100点満点の遠足、いえ、それ以上です。
1425+1425+みんなのがんばり=3000で、
3000満点の遠足でした!
元気な子どもたちも、きっと疲れたことと思います。
みんな、今夜は、ゆっくり眠ってね。もう、遠足の夢を見ているかな。
10月17日、平成29年度後期児童総会を行いました。
児童会役員会をはじめ、全委員会が、活動スローガンと活動計画を提案し、全校児童が、質問をしたり、意見を言ったりして、後期の児童会活動について、話し合いをしました。
提案説明や答弁からは、学校生活をより充実したものにしよう、みんなのためにがんばろうという意気込みが感じられました。
また、質問や意見からも、自分たちの学校をよりよくしたい、いろいろな活動に協力しようという前向きな気持ちが伝わってきました。
役員会や委員会に所属して、自分の役割を果たし、きちんと説明することができた3~4年生も、質問や意見、感想などをしっかりと考え、進んで言えた1・2年生も、どちらも立派でした。
~児童会役員会・各委員会のスローガンと主な活動内容~
○役員会
笑顔いっぱい清嶺小学校
月と週のめあての決定と発表、学芸会・クリスマス会・百人一首大会・節分などの計画と準備運営、なかよしタイムの計画と運営
○保健・給食委員会
ぐっすり眠ってかぜ予防
つめチェック、歯ブラシチェック、石けんチェック、リクエスト音楽、すいみんクイズ、全校会食の計画と運営、学校保健委員会での発表、換気の呼びかけ放送、「調理員さんおいしい給食ありがとうの会」の計画と運営
○図書・広報委員会
本との出会いをお手伝い
毎日の朝の放送、図書室の日付かえ、新聞とじ、ポスターの掲示、「読書の木」の活動、本のクイズ、本の紹介
○環境委員会
みんなできれいな学校をつくろう
金魚のえさやり、藻取り、奉仕活動(草取り、床みがき、落ち葉はき)の計画と指示、サツマイモほりの説明、収穫祭(焼きいも会)の計画と運営、掃除道具の点検
質問は、「いつしますか。」「ねらいは何ですか。」「どのようにしますか。」といった、ときやねらい、方法などを問うものが多く出されました。
意見としては、「どんな本を紹介してくれるか、楽しみにしています。」「草取りや落ち葉はきがあまり必要でなくなる1月から3月に、何か案を練って、みんなで学校をきれいにする活動をするとよいと思います。」などと、前向きな建設的な意見もあり、感心させられました。
そして、児童会長のHくんが答弁で語った言葉、「いろいろな会を楽しくなるように工夫して、みんなが笑顔になれるようにしたい、全校のみんなの絆を深めたい。」という言葉が、大変心に残りました。
「自分たちの会(児童会)のことは、自分たちで考えて決めて、みんなで協力して実行しよう!」という子どもたちの心意気を感じた児童総会でした。
折りしも、今度の日曜日、10月22日には、衆議院議員選挙があります。今日の児童総会なども、将来のそうしたこと、政治や社会への主体的な参画につながる学びの場であると考えます。
10月12日、今日は、集合学習の日でした。
田峯小学校の友達と一緒に、体育や音楽などの学習をしました。
集合学習では、人数が増えるので、サッカーやキックベースボール、合唱・合奏などの授業において、普段とはまた違ったメンバーや形態での学習が可能になり、子どもたちの学ぶ意欲もアップします。
「今日の音楽は、みんなでいろいろな楽器で演奏しました。とっても楽しかったです。」と1年生のAさん。
「子どもたちがとても張り切っていて、歌や演奏を存分に楽しんだので、よい授業ができたなと思います。」と担任。
また、高学年は、来週の18日から20日に実施する修学旅行についての話し合いや確認もしました。
子どもと担任のがんばりで、今回も楽しく充実した集合学習になりました。
中・高学年の写真をアップします。どうぞご覧ください。
次の集合学習は、11月30日に行います。
次回を楽しみに、「バイバイ!またねえ。」「さようなら」と手を振る子どもたち。
集合学習の「さようなら」のときは、いつも胸がきゅんとなります。
10月10日、夏目はる子先生に全校合唱をご指導いただきました。本年度2回目です。
低音と高音のパート別に正しい音程のとり方や曲に合ったリズムでの歌い方を教えていただき、みんなで合わせました。
また、6年生女子が3人で歌うところの声の出し方などについても、具体的に教えていただきました。
今回は、特に、しっかりと歌い切るための息継ぎの仕方や、音が急に上がるところの声の出し方、歌うときに口元を上げるとよい表情になることなどについて、ご指導くださいました。
先生は、いつも改善のポイントを押さえ、実際にご自身で歌いながら、子どもたちに大変分かりやすく教えてくださいます。
今日も、45分間のご指導で、子どもたちの歌声がとてもよくなりました。
「はる子先生に教えていただいたことを、これからの練習に生かしていきます。ありがとうございました。」と、歌声委員のYさんがお礼の言葉を伝えました。
10月4日に地域の方とのふれあい会活動がありました。
今回の内容は、お話と読み聞かせでした。
1・2年生には、加藤さんが、「設楽の野鳥(したらのやちょう)」と題して、興味深い鳥のお話をしてくださいました。
加藤さんは、写真資料だけでなく、剥製にしたいろいろな種類の野鳥も持って来てくださり、子どもたちに見せてくださいました。
カワセミ、セキレイ、オオルリ、コルリ、キビタキ、スズメ、ホトトギス、センダイムシクイなど、加藤さんが次々に紹介してくださる鳥を、子どもたちは珍しがり、大喜びでお話を聞いていました。
「カワセミ」の紹介では、こんなふうに語りかけてくださいました。
「この鳥さんは、みんなの友達の鳥さんですよ。清嶺小学校のマスコット『セイミー』のもとになった鳥さんですよ。」
「カワセミだ!」
と、もちろん子どもたちは弾んだ声で言いました。
「聞きなし」についてもお話してくださり、子どもたちも、「しょうちゅう いっぱい ぐい!」(センダイクイムシ)や、「てっぺん はげたか」(ホトトギス)などと言って、楽しそうに野鳥の囀りをまねていました。
そして、最後には、加藤さんと、野鳥たちと一緒に、にっこり記念撮影!
加藤さんのお話で子どもたちの野鳥への興味関心が高まりました。
3・4・5年生には、夏目さんが、『水は答えを知っている~その結晶に込められたメッセージ~』という本をもとに、自然科学のお話と優しい語りかけの大切さのお話をしてくださいました。
不思議なことに、「きれいな結晶になってね。」と優しい声で呼びかけると、本当に美しい結晶ができ、「結晶を作れ。」と乱暴な声で言うと、結晶の形が崩れてしまうというのです。
夏目さんは、本に載っている結晶の写真を子どもたちに見せながら、優しい思いやりのある声かけが大切であることをお話してくださいました。
いつも子ども達のためになるお話をしてくださる夏目さんですが、今回も、自然科学の神秘から生き方につながる尊いお話をしていただき、ありがとうございました。
6年生には、惠子さんが、絵本を読んでくださいました。
始めに読んでくださったのは、『くまとやまねこ』というお話でした。かけがえのない友達、友情について考えさせられる心温まる本でした。
6年生6人は、じっくりと耳をすませて聞いていました。きっと心を揺さぶられたことでしょう。
もう一冊は、『ふまんがあります』というお話でした。子どもが抱く大人への不満、子どもの言い分をユーモラスに描いた作品です。
こちらの本は、時々笑いながら聞いていました。共感するところがたくさんあったようです。
ふれあい会員のみなさん、ご多用の中、本当にありがとうございます。
本年度2学期から設楽町教育委員会の配慮で、ICT教育支援員が2か月に1日、町内の学校に来校してくれることになりました。
10月3日、本校にもICT教育支援員の方が来てくださいました。
全学年・学級の授業に入ってくださり、ICT機器の操作や関係資料の提示・確認などの面で、子どもたちの学習と担任の指導を応援してくださいました。
支援内容と子どもたちの活動、反応の一部をご紹介します。
○ipad内のアプリの使用方法についてレクチャーしていただきました。子どもたちは、写真の選定、写真への書き込み、アルバムを使った整頓などの方法を知り、操作活動を楽しみました。自分でもっと速く書き込みをしたいという思いを抱くようになり、ローマ字入力への意欲も高まりました。
○理科では、写真の撮影とテレビモニタへの投影方法を説明していただきました。子どもたちは、タブレットパソコンを活用しての実験結果の発表に目を輝かせて取り組みました。写真を見せながら、自分が発見をした電気を通すものを、友達に分かりやすく伝えることができました。
ICT教育支援員さんのサポートのおかげで、ICT機器を効果的に活用することができ、授業の充実が図られ、授業の最大のテーマ「子どもにとって楽しく分かる授業」が実現できました。
支援員の方に、そして、町教育委員会に感謝したいと思います。
子どもも、担任も、次回のICT教育支援員の方の来校を楽しみにしています。
金曜日の朝の全校活動は、スポーツタイムです。
スポーツタイムでは、これまで、「ねこちゃん体操」を行っていましたが、その成果が運動会の組み体操で実を結び、一区切りついたので、今日の種目は、久しぶりの縄跳びです。
なかよし班ごとに大縄跳びをしました。みんな、元気よく跳んでいました。
縄に入る位置やタイミング、跳びやすい縄の回し方などについて、6年生が下学年に上手にアドバイスしていました。
1月に縄跳び大会があります。大縄跳びで何回跳べるか楽しみです。
また、子どもたちには、個人の目標をもって、いろいろな跳び方(縄跳びの技)を磨いていってほしいとも思います。
縄跳びも、一輪車と同じで、跳び方のコツを知り、それを身につけ、たくさん跳べるように日々練習することが大切です。
何事も、継続は力なりですね。
10月4日の下校前の時間に、楽しくてうれしくなる会がありました。
会の名前は、・・・・・・「ハロウィンパーティー」
お楽しみは、・・・・・・甘くて香りのよいカボチャマフィン
自分たちで学級園で育てたカボチャを使ってマフィンを作り、全校のみんなを招待した二人も、にこにこ笑顔。
二人から招待状をもらい、おいしいかぼちゃマフィンをごちそうになった子どもたちも、先生たちも、にこにこ笑顔。
会を計画し、活動した二人は、今回も、「自分たちの育てた野菜で全校のみんなに笑顔になってもらいたい」という願いを、担任の先生と一緒に叶えました。
全校のみんながにこにこ笑顔「ハロウィンパーティー」、大成功!
会の終わりには、二人から全校のみんなに、感謝の言葉がありました。
「今日は、僕たちに協力してくれて、ありがとうございました。」
そして、全校のみんなからも、がんばった二人に大きな拍手!
「カボチャマフィン」の花言葉ならぬ、お菓子言葉は、・・・・・・「二人のがんばりと明るい心、みんなの笑顔」かな!?
10月4日、始業前や休み時間の運動場に、一輪車で遊ぶ子どもが、普段よりも多くいました。
これは、確実に昨日の一輪車講習会の影響です。うれしい効果です。
インストラクターの鈴木さんと須郷さんがお話してくださったことを、子どもたちは、早速、実行していました。
姿勢に気をつけて背筋をぴんと伸ばして乗っている子。
「バランスがいいね。とても安定しているね。」
登り棒のところからこぎ出し、懸命に距離を伸ばそうとしている子。
「いいよ、その調子。さっきよりも、長く乗れたよ。」
跳び乗り(ジャンプ乗り)に果敢に挑戦している子。
「やったあ!成功!ジャンプ乗り、マスターしたね。」
1年生から6年生まで、みんな、一輪車に楽しそうに乗っていました。
しばらく一輪車ブームが続きそうです。いえ、ずっと続いてほしいですね。
10月3日、本校講堂で1~4年生を対象に、公益財団法人ベルマーク教育助成財団主催の一輪車講習会が開催されました。
この講習会は、子どもたちに一輪車の全国的・国際的な大会入賞者の技術や演技などの「本物」に触れてもらおう、一輪車に親しんでもらおうと、平成9年度から始められたものだそうです。へき地の学校を対象に実施しているとのことです。
今日の講習会では、一輪車の競技(演技)大会で日本一・世界一に輝いたインストラクターの方にすばらしい技を見せていただいた後、インストラクターの方に直接手を取って教えていただきながら新しい技に挑戦しました。
インストラクターのお姉さんは鈴木奈菜さんと須郷真弥さん
お二人とも、全日本の大会でも、国際大会でも、何度も優勝経験がおありで、日本の中でも一輪車の第一人者と言われている方です。現在は、全国大会の審査員を務められたり、世界大会に出場する選手の技術や振り付け指導をされたりするほどの一輪車のプロ、エキスパートでいらっしゃいます。
模範演技は、全校児童が見させていただきました。
鈴木さんが技について紹介してくださり、須郷さんが実演してくださいました。
子どもたちの目は、須郷さんが繰り出す見事な技に釘付けになり、「おお!」「わあ、すごい!」と歓声を上げ、拍手喝采する場面がたくさんありました。
初めて見る技やダイナミックな技に、驚きと感動の連続!
お二人は、音楽に合わせて演技もしてくださいました。バックやターン、コーナリング、スピン系の技、スタンディング系の大技などが、多種多様に組み込まれていて、まるでサーカスのようでした。
ダンスやバレエのような一輪車による演技に、会場中のみんなが笑顔になり、心も満たされました。本当に華麗な美しい演技で、うっとりと見させていただきました。
どの技も切れとスピード感があり、大きくて、凛としていて、素敵でしたが、特にY字バランス、アラベスクは、優雅で圧巻でした。
そして、模範演技の後、お二人は、子どもたちへ一輪車の指導をしてくださいました。
1~4年生が二組に分かれ、お二人から乗車前の点検の仕方や一輪車の乗車時の姿勢、いろいろな乗り方、難しい技などについて教えていただきました。
お二人は、とてもにこやかで優しく、そして、ポイントを的確におさえて分かりやすく教えてくださるので、子どもたちは、みんな、安心して練習することができました。
跳び乗り(ジャンプ乗り)などの新しい技を教えていただき、今日の講習会で成功させた子も何人かいます。
手取り足取りの親切なご指導と動画なども用いた視覚的なご指導のおかげで、子どもたちは、正しい乗り方や新しい技を習得していきました。
目線や頭の向き、腰の位置、姿勢などに着目した適切な指導助言は、担任の教師にとっても、今後の指導の参考になりました。
思うように技ができなくて悔しくて泣けた子もいましたが、「泣けちゃった子もいたけれど、涙は、一生懸命挑戦した証拠。よくがんばったね。」と、優しく励ましてくださいました。
また、「清嶺小学校の子は、いっぱい拍手もしてくれて、反応もとってもいいので、うれしいな。」「今日はとても楽しく一輪車教室ができました。ありがとう。」などと、笑顔で語ってくださいました。
お二人は、子どもたちに大変励みになるこんなお話もしてくださいました。
「みんなと同じ頃から一輪車を始めたんですよ。小学校2年生からでしたよ。それから、毎日、毎日練習して、新しい技にどんどん挑戦して、一輪車の大会にも出るようになりました。さっきの技(Y字バランスの大技)は、私が世界で始めて成功させました。一輪車が大好きだったから、毎日、毎日たくさん乗ったから、こんなになれました。みなさんも、これからも一輪車にいっぱい乗って、たくさん練習してください。きっと上手になります。」
「私は、3歳から一輪車を始めました。できないとあきらめずに練習をすれば、必ず誰でも乗れるようになります。いろいろな技もできるようになります。乗れるようになった子は、一生懸命練習している子にアドバイスしてあげてね。みんなで練習していけば、みんなが上手に乗れるようになります。今日、練習したことや知ったことを、一緒に運動会をする隣の学校の友達にも教えてあげてね。今日のことを、来年の運動会の一輪車の演技にいかしてくださいね。みんな、一輪車をがんばってくださいね。」
世界一の方との出会い、本物との出会いは、子どもたちにとってすばらしい学びをもたらしてくれました。
鈴木さん、須郷さん、感動と夢を与えてくださり、ありがとうございました。
このような貴重な学びの機会を設定してくださいましたベルマーク教育助成財団の関係のみな様にも心よりお礼申し上げます。
下校後のことです。運動場に跳び乗り(ジャンプ乗り)を懸命にする3年生のAくんの姿がありました。
子どもたちの中から、鈴木さんや須郷さんのような一輪車のエキスパートが出るかもしれません。
あきらめなければ、ひたむきに追い求めれば、夢はかなうもの、・・・・・・。
子どもたちの可能性は無限大です。
10月2日、5・6年生7人は、町内の津具地区で行われた、設楽町役場産業課主催の林業体験学習に参加し、木に親しむ活動をしました。
子どもたちは、2、3人の組になり、産業課、新城設楽農林水産事務所、設楽町森林組合などの関係機関の方々に教えていただきながら、コナラとイロハモミジ、ヤマザクラの3種類の苗木を植えました。
~子どもの声~
「大きく育って、きれいな森になってほしいなと思いながら植えました。」
「みんなで協力して、けっこうたくさん植えました。楽しかったです。」
午後は、木を使った工作を楽しみました。
みんな、工作好きですので、今日の木工体験にも夢中になり、発想豊かな作品を仕上げました。
産業課の松井さん、新城設楽農林水産事務所の酒井さんはじめ、関係のみなさんには、大変お世話になりました。
みなさんのおかげで、子どもたちはよい体験をさせていただくことができました。
設楽町の子は、山の子です。
山の子だからこそ、この地に生まれたからこそ、ふるさとの山を大事に思う子になってほしいと思います。
そうした子は、きっと地球の緑を大切にする大人になります。
こうした山や木に親しむ体験は、子どもたちにとってとても貴重なことです。
今後も続けていきたい活動です。
ご紹介したいことがあります。
9月27日のことでした。
東京の後藤さんから大きなダンボール箱の郵便物が届きました。
後藤さんは、「北設楽郡サポーター」として、ふるさとの北設楽郡の子どもたちを応援してくださっている方です。本校も大変お世話になっている方です。
いつものことながら、切手も子どもたち仕様で、さすがです。
そして、開けてびっくり!!
中には5・6年生7人への素敵なプレゼントが入っていました。
一人一人のフルネームが金色の糸で刺繍されたスポーツタオル!
居合わせた職員から歓声が上がりました。
「わあ、すごい!名前入りじゃん!特製ですね。すばらしいですね。」
「素敵!特注品ですよ。かっこいいですね。子どもたち、喜びますね。」
「子ども一人一人を大切にしてくださって、本当にありがたいですね。」
善は急げと、その日のうちに、子どもたちに渡しました。
後藤さんの代わりに、校長が5・6年生一人一人に贈呈しました。
子どもたちも、はじめはびっくりしていましたが、プレゼンされたタオルを手にして、とても喜びました。
「後藤さんは、いつも私たちのことを思ってくださって、優しくしてくださって、すごくうれしいです。大事にします。」
「こんなすごくいい名前入りのタオルは、もったいなくて使えませんよ。(笑)このタオルは、ずっと大切に使わせていただきます。」
子どもたちは、タオルに添えられていたメッセージをじっくり読んでいました。
人生の大先輩の後藤さんからの応援メッセージは、いつも子どもたちの心にぐっと響きます。
子どもたちは、もちろん、職員も、保護者も、今回のことも大変ありがたく思い、後藤さんにとても感謝しています。
保護者からもこんな声が寄せられました。
「子どもたちみんなに、すばらしいタオルをくださって、申し訳ないくらいです。後藤さんという方は、郷土のことを思って行動されて、すごい方ですね。子どもたちのことを思ってくださって、本当にありがたいです。『このタオルは、ここぞというときに使わせていただかなきゃ。』と子どもと話しました。直接、後藤さんにお礼を申し上げるべきところですが、『親も、ありがとうございました。』と言っていたと、先生からよろしく伝えてください。感謝しています。」
後藤さんの熱い心のこもったタオルは、5・6年生にとって、いざと言うときに勇気づけてくれる、苦しいときに励ましてくれる、勝負タオルになることでしょう。
後藤さん、この度も、子どもたちへ宝物をありがとうございました。