9月30日の休み時間に、児童への予告なしで、大地震発生を想定しての避難訓練をしました。
9月1日の防災の日に地震想定の避難訓練をしたとき、「今度は、訓練をすることを前もって知らせないで、突然、避難訓練をします。」と、児童に伝えてはおきました。
今回は、2時間目の休み時間に実施しました。
次のような状況下でも、児童が安全な行動をとれるようにと考えました。
・避難の指示や誘導をしてくれる先生がそばにいるとは限らない。
・児童が、教室だけでなく、廊下や講堂、トイレ、運動場など、いろいろな場所にいる。
今日は、放送での避難指示はしました。また、教師は、それぞれの役割を果たし、児童を守るようにしました。出張者(不在者)のカバーもするようにしました。
職員みんなで、協力し合って全校児童を守ります。
児童は、大地震発生の訓練放送を聞くと、どの子も地震発生時の基本行動をとることができ、素早く安全な場所に身を寄せることができました。
運動場で遊んでいた児童は、運動場の真ん中に集まって「ダンゴムシ」の姿勢をとりました。
高学年が、低学年に声をかけ、自分たちで集まって身を寄せ合いました。
教室にいた児童は、机の下に入り、机の脚を持って、「おりの中のサル」の姿勢をとりました。
第1避難場所への移動指示の放送が入ると、屋内にいた児童は、整然と並んで、落ち着いて避難することができました。走ったり、大声を出したりする子は、一人もいませんでした。避難所要時間も、9月1日の訓練のときよりも短縮することができました。
子どもたちは、真剣に行動することができ、校長先生の話もしっかりと聞いていました。
「放送が入らないときや先生が近くにいないときもあります。いつでも、どんなときでも、あわてず、今、自分は何をすればよいかを考えて行動しましょう。」
1年生の子が言っていました。
「自分の命は、自分で守ります。」
3年生の子が言っていました。
「もしトイレにいたら、戸を開けるんですよね。」
今後も、時間帯や避難場所、避難方法等を変え、基本的な避難訓練を繰り返し行い、自ら判断し安全に行動できる子、自分の身を自分で守れる子を育てていきたいと思います。