今日、1月31日は、うれしいふれあい活動の日でした。ふれあい会員の方が、子どもたちのために読み聞かせや郷土に関するお話をしてくださいました。
1・2年生には、順啓さんが絵本を読んでくださいました。伊豆に旅行をされたときに買っていらっしゃった『伊豆むかし話』という冊子に載っている『節分縁起』を読んでくださいました。もうすぐ節分ですので、今の時季にぴったりのお話でした。どきどき、はらはら、そして、ほっとするお話で、地域に伝わる古い民話のよさを伝えてくださいました。
3~5年生には、博俊さんが郷土の昔話を語ってくださいました。お話の舞台は、一緒に集合学習をしている田峯小学校がある田峯でした。『雪を降らせた観音様』と題した手作りの紙芝居を用意してくださって、田峰観音の奉納歌舞伎のいわれを分かりやすく教えてくださいました。子どもたちは、とても興味をもって、真剣に見聞きしていました。
6年生には、紀子さんが胸がきゅんとなる童話『子うしのハナベエ日記』を読んでくださいました。この童話の作者は、設楽町にお住まいの金田喜兵衞さんです。小中学校の先生をされていた方なので、このお話の他にも、子どもの気持ちに寄り添った、子どもの心を打つ作品、心を耕す作品を書かれています。6年生は瞬きもせず、じっと聞き入っていました。ハナベエとの別れを自分のことのように思い、心に迫るものがあったに違いありません。
ふれあい会は、地域の方々、ふれあい会員の皆さんのおかげでできている活動です。本当にありがたい活動です。ふれあい会後の子どもたちは、温厚、柔和、素直、明朗といった言葉がぴったりのとてもよい表情になります。地域の方の優しさにふれ、気持ちを通わし、心が満たされるからでしょうね。ずっと続けたいすてきな活動です。