①新聞記事(10月1日付教育新聞)を参考にして
「授業中に「この前配付したやつください」と,無意識に”やつ”を使っていませんか。「昨日のサッカーの試合,すごかったね」「ほんとですか」このように”ほんとですか”をよく使っていませんか。こんな問いかけから始まる記事を見つけました。
”やつ”を辞典で調べてみると『人を軽蔑していう語。同等以下の人を親しんでいう語」と出てきます(明鏡国語辞典)。きれいな言葉ではありません。人を軽蔑するような場面では自分の口から,いとも簡単に発せられる言葉です。それがなんとも嫌に思えたことが,これまでに何度もありました。「休みに名古屋へ行ったよ」”ほんとう”「LOFTで買い物をしたんだ」”ほんとう”…,相槌として使われている”ほんとう”ですが,話を続けていくことで「俺は嘘を言っていないが…」と思ったことは確かにあります。
普段の校内での会話を聞いていると”やつ”も”ほんとですか(ほんとう)”も結構飛び交っていることに気づかされます。
「おはよう」の一言で清々しい気分になることがあります。「ありがとう」といわれて思わず笑みがこぼれることがあります。言葉にはすごい力があることは間違いありません。言葉遣いには十二分に注意を払いたいと思っています。
②雑誌記事(OUTWARD№57)を参考にして
「遊びが面白いのは自分の判断で行動するからだ。それをやっている内にどうすれば危ないか,危険を避けるにはどうすればいいかを体得していくのだ。(中略)子供たちには疲れて倒れるまで,とことん遊ばせてやりたいと思っている。(野田知佑氏)」
遊びの面白さというものは多分,たくさんの大人が承知しているはずです。子どもの頃は遊びまくった経験者であり,遊びマンの現在進行形でもあるのですから。
「このあいだ寒狭川でちょいと雑魚を追っかけとったらいつの間にかお昼を過ぎていて,「ありゃ!もう1時じゃないか」と思った瞬間,腹がグーと鳴った」。寒狭川に雑魚取りに行ったのではないのです。川に出かけたらたまたま雑魚取りをしたくなった。知恵を絞って,工夫して雑魚を取ってやろうとしていて,時間が経つのを忘れていた。ただそれだけのことなのです,きっと。大人が遊んでいる姿を子どもが観ていたら,多分子どもは真似をすると思うのですがどうでしょう…。雑誌記事を読んで,まず思ったのはこれです。「大人が楽しく遊んでいられたら,子どもも楽しく遊ぶことができるのではないか」。
他にも思うところはたくさんあります。時々題材として扱っていきます。