2012年10月アーカイブ

11月を迎えます

校内授業研究会をこなしてほっと一息しましたら,11月は目前となりました。子どもも学校も学芸会に向けて気持ちを高めています。

校庭の桜の葉が赤色になっています。鞍掛山も色づいてきています。日中の日差しの下では実感できないですが,秋が深まっていることは確かです。花の苗が成長してきました。そろそろ定植することになります。緑一色の風景も良し,多色混合の風景もまた良し。中山間地域での四季の移ろいは色彩でしっかりと表現されます。私たちは良い所に住んでいるなあと思える一時は間違いなくあります。鞍掛を浮きだたせる青空,良いではないですか。

役場から緑化推進のための資材が届きました。有り難いことです。おおいに活用しましょう。資材を眺めていたら・・・,鬼がくすっと笑ったように感じられました。次年度を意識しなければならない時期にもなったのですね。さあ やりますか。

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校内授業研究会その④を行いました

10月の授業研究は昨日の1年生の授業で終了しました。今回は北設楽郡の生活科教育研究部と設楽町現職教育研究部低学年部会の授業研究会も兼ねています。そのため,過去3回の研究会よりも多くの先生方が来校されました。子どもたちは少々びっくりで,いつも以上に緊張していたかもしれません。が,その緊張をパワーに変えることができたようです。はきはきとした口調でしっかりと発表することができました。

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1年生の授業は一言でいえば,栽培の活動を通して生き物・命に触れる学習をしているといえます。植物には立派な命が宿っています。1年生が授業の題材として取り上げた「大豆」にも命があります。大豆は煮豆,豆腐,きな粉,味噌等に姿を変えて私たちの命を支えてくれる一助となっています。大豆の命をいただいて自分の命をながらえることになるわけです。そのように考えると静かに手を合わせて『いただきます』(つつしんで受けたり,ありがたい気持ちを表したりして,物を高くささげる。また,敬って大切にする。 精選版日本国語大辞典-小学館-)と感謝したくなってきました。人は動植物の命を奪わないと生きていけないのですから。

秋の旬の食材を用いた献立で行う給食週間の最終日,「えがお会食」と銘打って,普段は職員室で食事をする先生方が添えぞれの教室に出向いて子どもたちと会食をしました。じゃこご飯,あなごの野菜かきあげ,ゆでもやし,あさりのすまし汁をお話しをしながら味わいました。

「一番好きな食べ物は何ですか」「何でも。嫌いなものなし。食べられるものなら何でも食べちゃうよ」「いま何歳ですか?」「たぶん・・・いくつかなあ」「誕生日は何月?星座は?」「2月31日です(?)」「私は明日のお祭り楽しみ!」「設楽で一番眺めがいい山はどこ?」etc  etc 私は1・2年と会食をしてきました。

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金曜日は設楽町ALTのPatrickが午後から来てくれます。職員室には三味線の音が流れ込んできました。続いて子どもたちのにぎやかな声。三味線が奏でる音楽を使って椅子とりゲームを楽しんでいます。Patrickやるじゃないか。ところでPatrickの三味線ケース少々気になります。この色彩,この織模様,確かどこかで・・・。              

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明日,明後日は地区の神社のお祭りがあります。毎年本校の運動場はお祭りの花火(手筒もあり!)や余興の会場となっています。本日8:00から氏子さんたちが学校に現れ,祭りの準備を手際よくなされておりました。

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木曜日は読書タイム

毎週木曜日には読書タイムをとっています。個人読書だけではなく,図書委員の活動を行ったり,読み聞かせを行ったりしています。8:20から15分間が活動時間です。今日は個人読書を行いました。15分の静かな時の流れというのは本当に良いものだと毎回感じつつ,私も本を読み進めています。

今日は久しぶりの雨天であったことも一因だったのでしょう。10:30からの20分放課に,委員の子たちが全校を対象にして「紙芝居」を見せてくれました。ここしばらく(2年ほど)紙芝居には出会っていなかった私ですので,これはちょっとしたsurprise。子どもたちはじっと絵を見つめ,耳をそばだてて聞き入っていました。

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情報化社会といわれ,インターネットの普及整備に伴って,必要な情報は電子機器を利用して入手する時代となっています。ものすごく便利です。書籍も電子化されていてモニター上で閲覧することができます。試しに読んでみましたが,どうもお尻のあたりがむずむずしてきて内容が頭に入ってきません。行間・文字間に隠れているはずのものを感じることが出来ません。紙でできている本で,一枚一枚ページをめくりながら読み進める,これでないと私は読み取れないです。子どもたちはどうなのだろう。私は木曜日の読書タイムを大事にしていきます。

校内授業研究会その②③によせて

10月の授業研究会,9日(火)第2学年算数を皮切りにして11日(木)5・6年生図工,16日(火)3・4年算数と,予定どおり実施してきました。有り難いことに時間のご都合がついた保護者の方々が,参観に来てくださっています。保護者会などの折に道徳の授業を観ていただいたことは何度もありますが,算数や図工といった教科の授業を観ていただく機会は多くありません。「授業参観はいつでもOK」とはいっても,なかなか足を運べるものではないですね。それだけに大変嬉しいことなのです。足を運んでいただいた皆さん,ありがとうございます。気付かれたことがありましたら遠慮なくお伝え下さい。

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さて,校内には子どもの様々な作品を展示・掲示してあります。学校にお越しの節はぜひご覧い ただきたいと思います。子どもたちの普段の活動や学習を垣間見ることもできます。

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食の話題二題

17日(水),なかよし班会食をしました。なかよし班は全校児童を縦割りにした三つの班です。普段は学級で会食をしています。今日は先生方もそれぞれの班に入って全校で和気あいあいと会食を楽しみました。1年生から6年生までが一緒になって準備をし,対話をし,片付けをする。協力・協働の場は気持ちの良いものです。「低学年と高学年ではこんなに違ってたのか!」主食のパンの大きさを比べて,上級生がびっくりしていました。(あなたも低学年の時はこの大きさだったのですよ。)先日収穫したサツマイモが大学芋に姿を変えて登場し,おいしくいただきました。パンも大学芋も何度も何度も噛んでいると・・・口の中でおいしさがほわ~と広がりました。

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給食後,5・6年生は家庭科で調理実習をしました。ご飯を炊いておにぎりを握り,出汁の役割を確かめる実験をしました。ご飯は鍋で炊きました(ミネヒビキです!)。正直なつぶやきを一つ。私は歯の老化が進んでいるのだなあ,少々こたえる。味噌汁の出汁はカツオ・コンブ・ニボシ・出汁なし(醤油だけ)と揃えられていて,その違いを比較することをしました。正直な感想を一つ。出汁は良い,日本人に生まれてよかった。

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設楽町の紹介,その続編です

9月20日のブログにおいて,眺望のきくスポットを紹介しました。大鈴→鹿島→平山明神→岩古谷の山並みです。これらは設楽町の田口地区にあります。この稜線を岩古谷から南に辿ると,鞍掛山があります。鞍掛山は清嶺地区に鎮座する山であり,設楽町と旧鳳来町の境にある山です。今回紹介する写真は田峯小を通り過ぎ,西へ500mほど移動した場所で撮影したものです。

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左から大鈴・鹿島に始まる山並み→岩古谷から鞍掛に至る稜線→鞍掛山の全容→宇連山や棚山(旧鳳来町)に続く山並み,となります。パノラマ写真にするテクニックを持ち合わせていないので4枚の写真を掲載しましたが,この撮影スポットではこれだけの眺望を楽しむことができるのです。「百聞は一見に如かず」といいます。だまされたと思って一度眺めてみてください。大パノラマです。

※このスポット,不明な場合はお問い合わせください。

よくかんで秋を食べよう

「秋が旬の食べ物やかみごたえのある食材を取り入れた献立を,じっくり味わって(よくかんで)食べる」給食週間の始まりです。今日は豚汁・かえり大豆・厚焼き玉子がつきました。かえり大豆にはカタクチイワシとサツマイモも一緒に入っていて,大変かみごたえのあるメニューです。

「かんで,かんで,かんで・・・」普段よりも給食を食べ終える時間が長くなってしまったかもしれません。しかし,良くかんで食べることの効能は勉強済み。常に健康な自分であるために,良くかんで食べることを習慣にしていきます。明日は秋の香り汁が出ます。

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(旬の食べ物に関連して)今日は学校農園で「サツマイモ掘り」をしました。四方八方にのびていったつるを逆にたどってつるを刺した場所をみつけ,土をかき分け掘り進めると,出てきた出てきた立派なお芋。しっかり収穫しっかり活用です。う~ん秋だなあ。

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今朝の我家の温度計は6℃でした(5:35)。学校の気温は25.1℃(13:15)です。気温の差19℃は私には少々こたえます。気温25℃といえば夏日でありませんか! 職員室の自席でコンピュータに向かっていますが,座っているだけなのに「暑い」。空は秋晴れです。子どもは元気に走り回っています。 (左下の写真:運動場からみた東の空,奥に見える山は鞍掛山)

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お米を届けていただきました

先日稲刈り体験をしてきた高学年。子どもたちが刈った稲は「はざ架け」にしてきたことは既にお伝えしたと思います。本日,体験用に田圃を貸してくださった原田良幸さんが,この稲を乾燥・精米まで済ませて学校へ届けてくださいました。品種は『ミネヒビキ』。数量20kg。できる限り農薬の使用を抑え,必要な手間暇はしっかりかけて生産されたお米です。有り難く味わわさせていただきます。

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届けられたお米を眺めていたら,農繁休暇という言葉が浮かんできました。田植え・稲刈り作業はかつては一家総出どころか,親戚縁者の手も借りて行った作業だったと記憶しています。機械化がほとんどなされていなかった時代では,今の小学校高学年くらいの年齢であれば,ほぼ一人前の労働力を身につけていることが当たり前だったと想像されます。もしも今の6年生がその時代に居たとしたら,お米作りにきちんとかかわることができるだろうか・・・。秋の夜長に考えてみることにします。

学芸会に向かってGO!

10月も中旬にさしかかりました。子どもたちは学芸会に向けて練習をスタートさせています。本校の学芸会は11月24日(土)に行う予定です。場所は本校の講堂です。残り一カ月少々。これが「あと一カ月しかない」のか「まだ一カ月ある」のか。思うところは人によって違いますが,着実に成長していく子どもの姿を追っていける期間でありたいという思いは共通しています。

低学年・中学年・高学年の3クラスで,それぞれ『合唱奏』『劇』を演じます。全校合唱も披露します。今年は清崎老人クラブの発表も予定されています。たくさんの地域の方々にお越しいただき,自信を持って演技を披露することができる子どもたちであるように,さあやりますよ!

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校内授業研究会その②③によせて

10月の授業研究会,9日(火)第2学年算数を皮切りにして11日(木)5・6年生図工,16日(火)3・4年算数と,予定どおり実施してきました。有り難いことに時間のご都合がついた保護者の方々が,参観に来てくださっています。保護者会などの折に道徳の授業を観ていただいたことは何度もありますが,算数や図工といった教科の授業を観ていただく機会は多くありません。「授業参観はいつでもOK」とはいっても,なかなか足を運べるものではないですね。それだけに大変嬉しいことなのです。足を運んでいただいた皆さん,ありがとうございます。気付かれたことがありましたら遠慮なくお伝え下さい。

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さて,校内には子どもの様々な作品を展示・掲示してあります。学校にお越しの節はぜひご覧い ただきたいと思います。子どもたちの普段の活動や学習を垣間見ることもできます。

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キンモクセイが香っています

デスクワークから離れて外に出てみると,優しい香りに包まれました。キンモクセイです。

あざやかな赤色に目を奪われます。ヒガンバナが咲きほこっています。

木々の葉も色づき始めました。

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今日も気温は高かったですが,秋は確かに深まっています。

『よくかんで秋を食べよう週間』を10月15日~19日に設定します。給食をとおした食育の一つの試みです。秋の光や香りといっしょに,秋の味覚をゆったりとした時間の中で楽しみたいと思っています。

考えさせられます

①新聞記事(10月1日付教育新聞)を参考にして

「授業中に「この前配付したやつください」と,無意識に”やつ”を使っていませんか。「昨日のサッカーの試合,すごかったね」「ほんとですか」このように”ほんとですか”をよく使っていませんか。こんな問いかけから始まる記事を見つけました。

”やつ”を辞典で調べてみると『人を軽蔑していう語。同等以下の人を親しんでいう語」と出てきます(明鏡国語辞典)。きれいな言葉ではありません。人を軽蔑するような場面では自分の口から,いとも簡単に発せられる言葉です。それがなんとも嫌に思えたことが,これまでに何度もありました。「休みに名古屋へ行ったよ」”ほんとう”「LOFTで買い物をしたんだ」”ほんとう”…,相槌として使われている”ほんとう”ですが,話を続けていくことで「俺は嘘を言っていないが…」と思ったことは確かにあります。

普段の校内での会話を聞いていると”やつ”も”ほんとですか(ほんとう)”も結構飛び交っていることに気づかされます。

「おはよう」の一言で清々しい気分になることがあります。「ありがとう」といわれて思わず笑みがこぼれることがあります。言葉にはすごい力があることは間違いありません。言葉遣いには十二分に注意を払いたいと思っています。

②雑誌記事(OUTWARD№57)を参考にして

「遊びが面白いのは自分の判断で行動するからだ。それをやっている内にどうすれば危ないか,危険を避けるにはどうすればいいかを体得していくのだ。(中略)子供たちには疲れて倒れるまで,とことん遊ばせてやりたいと思っている。(野田知佑氏)」

遊びの面白さというものは多分,たくさんの大人が承知しているはずです。子どもの頃は遊びまくった経験者であり,遊びマンの現在進行形でもあるのですから。

「このあいだ寒狭川でちょいと雑魚を追っかけとったらいつの間にかお昼を過ぎていて,「ありゃ!もう1時じゃないか」と思った瞬間,腹がグーと鳴った」。寒狭川に雑魚取りに行ったのではないのです。川に出かけたらたまたま雑魚取りをしたくなった。知恵を絞って,工夫して雑魚を取ってやろうとしていて,時間が経つのを忘れていた。ただそれだけのことなのです,きっと。大人が遊んでいる姿を子どもが観ていたら,多分子どもは真似をすると思うのですがどうでしょう…。雑誌記事を読んで,まず思ったのはこれです。「大人が楽しく遊んでいられたら,子どもも楽しく遊ぶことができるのではないか」。

他にも思うところはたくさんあります。時々題材として扱っていきます。

5・6年生:林業体験   1年生:大豆学習

9月28日(金)。5・6年生は設楽町東納庫において間伐体験・木工作品づくりをしてきました。中日新聞の東三河版に記事が掲載されましたので,ご覧になった方も多いでしょう。間伐を経て立木が商品となるには十年単位の歳月が必要です。子どもたちが大人になったとき,この日の間伐体験をどこでどのように思い出してくれることか…。私は木工作品であるアクセサリーを子どもからいただきました。ありがとう。木の製品はどこか温かいところがあって大好きです。町の主要産業である林業です。活性化の道を考えてみたいです。

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同日,一年生は生活科の学習の一環として大豆の学習をしました。自分たちの手で育てている大豆には「健康にとても良い成分が含まれているんだよ」ということを,大豆加工食品製造会社の方からわかり易く教えていただきました。以前には生の大豆をすりつぶしてきな粉を作ろうとした1年生たちです。いろいろなことを教えていただいて,大豆への興味が益々ふくらんだようです。これから収穫する自分たちの大豆を利用してどんな勉強をしてくれるのでしょうか。

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