6月23日(月),午前日程で,設楽町教育委員会,愛知県教育委員会東三河教育事務所新城設楽支所・同設楽教育指導室の学校訪問がありました。
設楽町教育委員会委員長鈴木孝知様,並びに,新城設楽支所長平井敦様はじめ,町教育委員会,教育事務所,合わせて14人の皆様が来校されました。
学校訪問では,全校合唱を聴いていただいたり,授業を観ていただいたりしました。施設設備や諸帳簿も見ていただき,本校の学校教育活動全般について,御助言,御指導をいただきました。
○歌声集会の様子を観ていただき,♪「いのちの歌」を聴いていただきました。
子どもたちが決めた今日の歌声集会の目標は,「優しくきれいな声で歌う」でした。
歌声委員のMくんとNくんが,いつものように司会進行し,みんなに目標を確認してから,お客様に聴いていただきました。
♥駐車場にいる私たちの姿を見て,遠くからあいさつをしてくれた子がいました。あいさつができる子は,優しい子です。優しい歌詞をとっても優しいきれいな声で歌っていました。いちばんよかったのは,一人一人が一生懸命歌っていたことです。一人一人の声がよく聞こえてきました。爽やかな歌声をありがとうございました。(設楽教育指導室後藤先生から)
♥目標は,「優しくきれいな声で歌う」でしたね。そのとおりにとてもきれいな声で優しく歌えていて,みなさんの優しい気持ちが伝わってきました。月曜日の朝から,私も優しい気持ちにさせてもらえました。「この命にありがとう」という歌詞がありましたが,「みなさんの歌にありがとう」と言いたいです。(新城設楽支所長平井先生から)
聴いてくださった先生方から,直接,お褒めの言葉をいただき,子どもたちは,とてもうれしそうに,感謝の気持ちをもって聞いていました。
また,司会進行をがんばったMくんのことやみんなの歌を,全体協議会の中でも褒めていただきました。
♥歌もすばらしかったのですが,司会のMくんのあいさつもすばらしかったです。まじめで,力いっぱいでした。歌は,優しさが口から出てくるような歌でした。「笑ったこと,出会ったことにありがとう」という歌詞がありましたが,一生懸命な子どもたちに出会えたことに,子どもたちに,ありがとうと言いたいです。(設楽教育指導室長村松先生から)
Mくんにお言葉を伝えたら,本当にうれしそうな顔をして,「ありがとうございます。」と答えました。緊張しながらも司会をがんばったMくんに,自信を与えていただきました。
先生方から褒めていただけたことは,子どもたちにとって,大きな励みとなりました。
○公開授業 ~どの学年,学級も,子どもも担任もがんばりました~
学校教育において,子どもを伸ばすために,授業は極めて大切なものです。本校の職員も,日々研さんを積み,授業力向上に努めています。
今日は,全学級の担任が,学習指導案を作って授業をし,教育事務所の先生方から個別に御指導をいただきました。「丁寧に御指導いただいて,とても勉強になりました。」と,担任は口を揃えて言っていました。温かく的確な御助言をくださり,ありがとうございました。
指導案を立て,事前授業をしても,当日の授業では,なかなかうまくいかないこともよくあります。今日の授業でも,多くの問題点が見つかりました。失敗は成功のもとと考え,問題点は,今後の授業改善の課題としていきます。
今日の授業は,どの学年,学級の授業も,観ていて,爽やかな気持ちになるものでした。授業は,子どもと教師が一緒につくっていくものです。子どもも,先生も,一生懸命で,一緒にがんばっていたから,大変気持ちのよい授業になったのだと思います。
全体協議会のときに,支所長平井先生は,授業について,担任一人一人に対して,励みになる温かいお言葉をくださいました。そのお言葉を,授業の写真とともに,紹介させていただきます。
1年 算数 あわせていくつ ふえるといくつ
子どもが先生を見つめる目,先生に投げかける言葉から,子どもと先生との好ましい信頼関係が伝わってきました。子どもが,黒板に,式から答えまできちんと書いていました。ノート指導もしっかりとできていて,日々の指導の確かさも伝わってきました。
たいよう学級 生活科 たべてほしいな ぼくたちのおとうふ
「やりたい」「作ってみたい」と,子どもに言わせるように工夫されていました。実物の提示,におい,手触りなどの五感を使う教材など,しかけがたくさんあり,子どもが前向きに取り組める授業でした。
3・4年 道徳 「泣いた赤おに」 (友情・信頼・助け合い)
一人が発言すると,付けたしで多くの子が発言をしていました。学び合っているなと思いました。発言する友達の方を向いて聞く子どもの姿も印象的でした。学び合うということができていて,すばらしかったです。
5・6年 算数 5年 合同な図形 6年 図形の拡大と縮小
子ども同士が向き合って,教え合う姿がありました。先生が5年生を指導しているとき,間接指導で,黙々と課題に取り組む6年生の真剣さがよかったです。多様な考え方を引き出し,四つの考え方が出ていました。複式学級,少人数のデメリットを,メリットに変えていました。子どもと先生が信頼し合っているということがよく分かりました。
○訪問者の皆様に,給食も召し上がっていただきました。
一人で45食を作った調理員の竹下さんに,室長村松先生からのお言葉を伝えました。
「今日は忙しい思いをさせて申し訳ありませんでした。とてもおいしくいただきました。竹下さんにくれぐれもよろしく伝えてくださいね。」
竹下さんは,「ありがたいです。がんばった甲斐がありました。」と喜んでいました。
「教育委員の女性の方が,調理場までわざわざ来てくださって,ねぎらってくださいました。教育委員会の方も,みなさん,寄って声をかけていってくださいました。教育長さんも,『御馳走様!おいしかったよ。』と手を振っていってくださいました。」と,竹下さんは大変感激していました。
今回の学校訪問では,教育委員会の皆様や事務所の先生方は,学校の応援団だと実感しました。常日頃から助けていただき,お力添えをいただいていますが,今日も,たくさん励ましていただきました。
子どもたちのよさやがんばり,職員の努力を認めてくださり,本校教育のさらなる充実のために,御指導,御助言くださいました訪問者の皆様に,心から感謝申し上げます。教えていただいたことを道標にして,職員一同,今後に生かしてまいります。
素直な前向きな子どもたちと一緒に過ごせること,子どもたちのために心を一つにして共にがんばる仲間がいること,多くの方々に支えていただいていること,そんな日常を,今日は改めてありがたく,幸せに思いました。
♪「いのちの歌」の歌詞のとおり,♪「そのすべてにありがとう」という気持ちです。