学校では毎日いろいろな教育活動が行われていますが、今日10月22日は朝から様々なことがあり、子どもたちは、普段にもまして充実した一日を過ごしました。
全校児童20名、元気に登校。「おはようございます」の明るい声が、通学路に響きました。
朝の活動では、人権について学習をしました。
まず、人権教育担当の教諭が用意した人権DVDを視聴しました。内容は、人権まもるくんと人権あゆみちゃんが登場し、野菜の好き嫌いをしないこと同じように、人(友達)に対しても、好き嫌いといった差別をしないことが大切であることを教えてくれる、アニメの人権DVDでした。子どもたちは、大変真剣に見ていました。
その後、人権標語の作り方について学びました。担当教諭の「相手から言われてうれしかった言葉を考えて書きましょう」という指示を聞いて、低学年の子が「ありがとう」という言葉をさっと書いていました。その言葉を手がかりにして標語を考えるとよいことを、担当が上手に説明しました。
最後に、誰にも相談できないことがあったら手紙で相談できるという人権SOSミニレターについて紹介し、一人で悩み事を抱え込まないようにしようと伝え、パンフレットを配付しました。
5・6年生は、キャリア教育推進活動の「陶芸教室」で、作品に色付けをしました。
1学期、夏休み、そして、9月に引き続いて、地元の清崎小代にお住まいの後藤郁夫先生にご指導いただき、自作の皿などの容器に色付けをしました。
「大胆に、思ったように、どんどん塗っていけばいいよ。」
「絵の具は、どれを使ってもいいからね。試し塗りをするとよいよ。」
「ここの平らなところを塗るときは、太い筆で塗っていく方が、塗りやすいよ。」
郁夫先生が一人一人に的確なアドバイスをしてくださるので、子どもたちは、安心して活動でき、制作を楽しんでいました。陶芸の道を追究され、人生を楽しんでおられる先生とかかわらせていただいて、子どもたちは、大変よい時間が過ごせたようです。「達人に学ぶ」という感じの陶芸教室でした。
6人の作品がどんなふうに焼き上がるか楽しみです。きっとずっと大切にしたいと思える素敵な作品になります。作品は、11月に開催される設楽町児童・生徒造形展に出品し、展示します。
全校合唱では、夏目はる子先生に来校していただき、歌い方を教えていただきました。
午後は、設楽町田口にお住まいの夏目はる子先生をお迎えして、本年度2回目の合唱指導をしていただきました。今回も、はる子先生の魔法のようなご指導で、45分間でずいぶん歌声が変わりました。
「きれいな声で、とても上手ですよ。『いのちの歌』は優しい声で歌えていますが、もう少し歯切れよく、きれいだけれども、強い響く声で歌うと、もっとよくなります。」「どんなときも、お腹をへこませて、声をお腹から出しましょう。」「長い間奏の後は、一人一人が、迷わず声を出して、出だしをきちんとそろえましょう。」などと、大切なことをたくさん教えていただきました。
はる子先生は、さらにレベルアップするように、上手に褒めながら、直すとよいところを見極めて教えてくださるので、とてもためになります。子どもだけでなく、教師の勉強にもなります。
また、先生は、自ら歌ってお手本を示してくださり、子どもたちにとって、大変分かりやすいご指導をしてくださいます。よく響く美しい声で、とても気持ちよさそうに歌われます。子どもたちには、先生の歌声や歌い方をぜひ真似てほしいと思います。合唱への思いの強い清嶺っ子なら、きっとそれができると思います。
写真からも子どもたちのがんばりが伝わってくるかと思いますが、子どもたちは先生のお話をよく聞き、口をしっかりと開けて、一生懸命歌っていました。
先生からいただいたアドバイスを生かし、「美しく、強い声で歌う」という課題を目標にしていけば、歌声は、まだまだよくなります。これからも、合唱練習に熱心に取り組み、町民音楽会や学芸会での発表に向けて、みんなで声と心を合わせて歌い込んでいきます。
♪みなさん、子どもたちの合唱をどうぞお楽しみに!