1月29日(金)、児童会主催の「全校チャレンジ!! みんなでつなぐ 8の字跳び」の練習と最終回の計測がありました。
子どもたちが決めた目標は、5分間で200回という記録でした。1分間に100回というのが、目標とする妥当なラインだそうですが、低学年の長なわ跳びが苦手な子も参加し、全校で一緒に挑戦することを考え、200回という目標を設定しました。
今日も、子どもたちは、一生懸命跳びました。声をかけ合って励まし合ったり、背中を押してなわに入るタイミングを教え合ったりして、がんばりました。
けれども、緊張とあせりのせいでしょうか、いつもよりも、なわに引っかかってしまうことが多く、記録は、思うように伸びません。子どもたちの声も次第に小さくなり、記録は、・・・・・・100回。
沈黙のときが流れ、会場に重い空気が・・・・・・。
このままでは、終わりたくない。このままでは、終わらせられない。
子どもも、先生も、同じ気持ちでした
児童会担当のY先生が、勇気づけるような力強い声で言いました。「もう1回計測しますか?」
「はい!」と子どもたちの明るい声。弾んでいます。
「もう1回します。今度は、もっとみんなで声を出し合って、がんばって跳んでください。」と児童会長の頼もしい声。落ち着いています。
「はい!」と、全校の子どもたちの、気合の入った声が響きます。
そして、本日2回目の計測、スタート! 最後のチャンスです。
緊張感が漂います。子どもたちは、みんな、真剣です。全員が声を出しています。
6年生Kさんは、下級生の子の背中を押して、なわの中に送り出します。
また、回し役の6年生Sさんは、跳ぶ子に合わせて、なわの回し方を加減します。跳びやすいように気を配り、絶妙なタイミングでなわを回します。
友達や上級生が、「がんばれ!」と応援します。
先生たちも、固唾を呑んで、祈るような気持ちで見守っています。担任が熱い声援を飛ばします。
回数を数えるY先生の声にも、一段と力が入ります。
もちろん、子どもたちは、全員、必死です。なわを跳ぶ子も、回す子も、全力投球!
みんなで目標の200回を目指しました。
結果は、182回!
活動を振り返って、多くの子が、次のようなことを語りました。
「目標の200回にはいかなかったけれど、全校のみんなで、心を一つにして、協力してがんばれたので、よかったです。」
子どもたちは、この「みんなでつなぐ 全校チャレンジ!! 8の字跳び」を通して、とても大事なことに気付いたようです。
子どもたちに問いかけてみたいです。気付いた大切なことが、子どもたちの心にすっと落ちて、子どもたちのこれからに生きるように・・・・・・。
「みんながつないだものは、なあに? 一つにつながったものは、なあに?」と。