夏に行われたボランティア活動についての体験作文をご紹介します。
今回、社会福祉協議会から、中高生の本格的なボランティア活動の募集があり、すでに3名の生徒が申し込んでいます。
ぜひ、この機会に、一人でも多くの方がボランティア活動に取り組んでいただけると幸いです。
福祉に関わって思ったこと
3 年 I.S
僕は今年も福祉ボランティアに参加しました。昨年までもやっていたので、3年連続での参加でした。しかし、今年は、体験を通して感じたことが少し違いました。
僕たちは、まず、やまゆり荘に住んでいる人たちと交流しました。交流といっても、ただ、一緒に話をしただけですが、とても楽しそうに笑っていたり、歌を歌ってくださったりする人もいました。しかし、耳が遠いなどの理由で、うまく会話をすることができなかった人もいました。
僕は将来、そのような人とも楽しく簡単に話せる日がくるといいなと思いました。
その後に肩をもませてもらいました。全員とてもうれしい気持ちになりました。僕が肩をもんでいるときに、いろいろな話をしてくれました。小さいころの思い出話もきかせてくれました。僕はここでも、うれしい気持ちになりました。
午前中は主に交流で終わりました。たくさんの人といろいろなはなしができて楽しかったです。
中でも一番印象的だったことは、僕が床に立て膝で、数人の人と話していると、全員がいすに座るように言ってくれました。大丈夫だと言っても、座れるだけのスペースを空けてくれて、何回も誘ってくれました。僕はとてもうれしかったです。僕たち中学生もそのような行動が当たり前にできるようにならないといけないなと思いました。そうして、みんなで助け合うことのできる社会をつくりたいと思いました。
午後からは、デイサービスにきている人がたくさんいたので、交流をしながら、活動の手伝いをしました。その日は、かたつむりの書かれた紙に色紙をはるという内容でした。話しながら楽しく活動できました。何か手伝いをするとすぐにお礼を言われたので、とてもうれしかったです。僕は今年も参加してよかったと思いました。
今回の活動で、今までと違う感じがしたのは、将来のこの地域や日本のことを考えながら行動したからだと思いました。今、この地域はもちろんですが、日本全体で少子高齢化が進んでいます。少ない子孫である僕たちが、今の状況をしっかりと理解した上でどうするかが大切だと思います。ぼくはこの活動で、高齢の人と関わることで、たくさんのことを楽しみながら知ることができました。
このような活動を通じて、何か思うことがある人も多いと思います。他にも普段の生活の中でもたくさんの人とかかわることができます。ぼくはこれから、積極的にあいさつをしたり、声をかけたり、何か手伝えることがあったら、手伝いたいと思いました。
これからの時代を生きていく自分たちが自分たちで、よりよい方向へ引っ張っていけるようにこのような体験をした人がいっぱっていきたいと思いました。
このような素晴らしい体験をすることができて僕はよかったです。またこのような機会があるといいと思うし、高校生になっても大人になっても、忘れないことなので、より深く考えて自分一人ではできないことでも、みんなと協力していきたいです。
また、今回の体験で会話をする中で、昔の貴重な体験談や思い出話、ちょっとした豆知識なども話にでてきました。聞いていてとてもわくわくするようなものばかりでした。このようなものも、みんなはもっと聞くべきだと思いました。
少子高齢化は確かに問題ではあると思います。しかし、ネガティブに問題とばかりとらえるのではなく、より明るく楽しく考える未来も明るくなると思うので、このような活動で僕と同じような考えた同じような人ができてくれるとうれしいなと思いました。
たくさんの体験や経験ができ、あたらしい考え方をみつけることができたこの活動を3年間できてよかったと思いました。