愛知県教育委員会と愛知県警は協力して、児童生徒をサイバー犯罪から守る取組を行っています。
昨日、研修を受けてきましたので、その概要をお知らせします。
このパンフレットは他県からも問合せがあるほど、よくできたものだそうです。ぜひ、ご覧ください。
保護者が希望すれば、愛知県の受託事業者「縁エキスパート株式会社」が無料で教室を開催してくださいます。
昨日の講義で、特に保護者にお知らせしたいことをご紹介します。
- 1996年以降、21歳までの青少年は生まれながらにインターネットがある。保護者世代と全く感覚が違う。
- スマホの使いすぎで、ブルーライトだけでなく、指の変形、ストレートネックによる頭痛肩こり、自律神経失調症が起こっている。
- ランサムウエアという詐欺が多発している。郵便局などの名前を語り、電話をかけるように促すメールが届く。だが、電話をかけては絶対いけない。見分け方としては、普通はついている〇〇様という宛名がないし、問い合わせ先の固定電話がかかれていない。
- 危ないサイトを開くと、10万円の請求を促す画面が開いてしまう。今回8万円に割り引くなどの情報がある。「子どもが間違って開いた場合は訂正するので、ここに電話して」と、電話番号が掲載される。そこで、子どもが自分勝手に電話したら終わり。個人情報等が漏れて、子どもが危険にさらされる。
- 子どもが動画を無料で配信できるサイトができている。動画なので、個人情報があふれている。親の知らないところで子どもが動画を配信している。
- ツイッターが出会い系にかわるサイトになっている。中高生のツイッター利用による性被害が多い。ツイッターでむやみに情報を配信しないようにする。
- とにかく保護者の責任でフィルタリングをお願いしたい。中学生より、小学生の方がフィルタリングのないスマホ(親のお下がりのWi-Fiで使えるスマホ)を使っていて危険である。
これまでのように、ラインによるグループ外しなどのいじめ、ID,パスワードの流失による被害、見知らぬ人との出会いによる性被害も発生しています。
まとめです。
〇親の見ていないところで、子どもがインターネットで何をしているか、きちんと知っておくこと。
〇子どもがインターネットで失敗したとき、親に内緒で電話をしたりすると、さらに被害が拡大する。困ったら、すぐに親や先生に相談すること。
〇インターネットのテクノロジーがすすんでいる。高性能、多機能の車を子どもが無免許で運転している状態である。保護者がきちんと管理する必要がある。
愛知県警察のサイバー犯罪ページはこちら。