ディスタンスをとったホールで行う終業式では、先日、完成して配付された、本郡の小中学生の作文集『したらの子』を使ってお話をしました。本年度、本校からは、この作文集に18名の作品が載っています。


(以下、式辞の要旨を掲載)
この文集には、代表の子の、2学期のすてきな思い出がいっぱいつまっています。
1,2年生は、2学期の学校や町、家での楽しいことがいっぱい書いてありました。そして、3年生には、運動や勉強、自分の得意なことに「もっともっとがんばりたい」という気持ちがたくさん書いてありました。4年生から上の子たちは、自分のためだけじゃなくて、人のため、友達のため、家族やみんなのために何かをすることや、「苦手なことでも勇気を出すこと」「応援、声援」を送る気持ちが、本当にたくさん書かれていました。
例えば、「運動会をとおして感じたこと」を2人、読んで紹介します。
「今までは自分のことを一生懸命がんばるだけだったけど、チームのみんなのためにがんばったり、応援したり、委員会の仕事として、運動会全体のことを考えて行動したりすることができました。」(4年Nさんの作文より 一部略)
「5年生になって、下の学年を引っ張っていく立場になり、いろいろ大変になってきました。」「6年生は毎日、全校をまとめて大変な生活だなあと思いました。」「5年生のみんなで、これからよい6年生になるためにどうしたらよいか話し合いました。」(5年T君の作文より 一部略)
文集は、2学期のみんなの姿から、2つのことを教えてくれます。1つは「学校は楽しいところだ」ということ、もう1つは、「学校はたいへんなこともある、がんばらなきゃならないこともある」ということ ----
今年、感染症対応で、いろいろと我慢しなければならないことがあっても、みんなしっかりと、仲間と「いっしょに」「せいえん」を送り合ってがんばりました。修学旅行、学習発表会と、新しい方法で、立派な行事をつくってきました。
それらを応援してくれた、家のみなさんの「せいえん」にも感謝して、田口小のみんなで「心をつないで」、冬休み明け、来年も、すてきな年にしていきましょう!
式辞の後には、この12月で退任される先生方とのお別れの時間をもち、子どもたちに向けてお話をいただきました。
先生方からは、田口小の子どもたちの「優しい心づかい」にいつも感心していたというお話や、「笑顔、優しさ、勇気を大切に!」というエールもいただきました。


冬休みに向けた諸連絡の後、「密と飛沫を避ける」ため、各教室に分かれて校歌斉唱を行い、全体での締めくくりとしました。


さあ、次はお待ちかね!! いよいよ学級で、通知表「あゆみ」をもらう時間です!