2016年2月アーカイブ
2月29日(月)の2時間目に武道場で「引き継ぐ会」が開催されました。はじめに、卒業を迎える3年生から1・2年生へ、部活動(剣道・ソフトテニス・駅伝)・勉強(テスト勉強、受験勉強)・学校生活の心構えややり方について伝えられました。「全力」「仲良く」「楽しく」「素早い行動」「声を出す」「目標」「努力」「ポジティブ」「実行」「チャレンジ」「全員〇〇」などのキーワードとともに、実感をもとにした思いや願いが伝えられました。
次に1・2年生から3年生に、感謝の気持ちと決意のことばが伝えられました。そして最後に、プレゼントの手紙や寄せ書きを交換しました。「引き継ぐ」ということがセレモニーの形で表れている行事だと思います。発表する生徒が原稿を見ずに一生懸命話している様子から、真剣な気持ちで臨んでいることが伝わってきました。
2月25日(木)に、3月4日に卒業式を迎える3年生が、先生方に謝恩会を開いてくれました。体育館でドッジボールをしてから、講堂で「お絵かきリレー」をしました。「エール」の合唱の後、先生方一人ひとりに、3年生のみんなからのメッセージカードをプレゼントしてくれました。とてもうれしいひと時でした。ライブの歌声はやっぱりいいですねえ。おなかの底がじぃ~んとしました。ちょっと涙していた生徒もいました。そうです。先生方ともお別れですが、3年生みんなで何かすることも、もう数えるほど、という時期になってしまったのです。今日の授業後は、1・2年生が卒業式の会場準備で、3年生は教室のワックスがけをしてくれました。ありがとう。卒業までの数日、大事にしたいと思います。
後期第2回生徒総会が開催されました。執行部や各委員会から後期の活動状況や反省をふまえた全校への要望、来年度への希望などが提案され、承認をうけました。生徒たちは、「学校における共同生活を楽しく充実したものにするため」に、「勇猛精進~だれかのためにできること~」をスローガンに掲げて、実に多くの取組をしてきました。その一部は、このブログにも紹介してきました。たくさんやることをかかえているのに、それでもと、がんばってこれて、えらいなあと思います。みんなのために、ありがとうございました。
「(よいことだから)継続したい。もっとたくさんやりたい。」という意見もありました。その気持ちはよくわかります。でも、心配なことがあります。本年度は、全校生徒30人で進めてきました。来年度は全校生徒22人で進めていくことになります。人手が少なくなる分、これまでと同じようにはできなくなると思います。大事なことは何かをよく考えてください。大事な活動に時間をかけるために、その分、よい活動だとわかっていても止めたり少なくしたりする活動が出てきます。人数に合った委員会のしくみにするために、生徒会の「会則」を改正する必要が出てくるかもしれません。みなさん!「自ら」という態度で、知恵を出し合い、工夫していきましょう。がんばれ津具中生!!
2月22日(月)午前中現在、インフルエンザにかかっている生徒は7人です。インフルエンザの蔓延防止のため、今週予定されていたいくつかの行事を延期することにしました。
今後の主な予定(来週まで)
2月25日(木) 後期生徒総会、3年謝恩会
2月29日(月) 引き継ぐ会、卒業を祝う会、卒業式予行、2年海外研修事前研修会
3月 1日(火) ダンス発表会、百人一首大会、伝えよう会、冬を楽しむ会
3月 2日(水) 生徒会役員選挙立会演説会・投票
3月 4日(金) 卒業式
インフルエンザの予防に努めましょう。インフルエンザにかかってしまったら、治すことに努めましょう。インフルエンザが終息することを願っています。
2月10日(水)、第3回学校保健員会を開催しました。本年度の活動テーマは「自己肯定感を基盤にして、自分で自分の心と体を大切にできる生徒を育む ~けが予防の取組を中心にして~」です。まず、本年度の活動について振り返りました。5月の「親子学習」では、けがの予防についての講話とストレッチやエクササイズの実技研修を行いました。7月の「親の学び家庭教育研修」では、スクールカウンセラーさんから、子どもの体調不良にどう対応するかについてお話をうかがったり、小グループで話し合ったりしました。生徒会の「健康フェスタ」や「誕生日おめでとうカードの交換」なども、心と体を大切にすることにつながる活動として実施してきました。その他、様々な活動の様子や、年3回の自己肯定感のアンケートの分析、1月の健康に関する事前のアンケート結果をふまえて、校医さんや保健師さん、保護者の方々や津具小学校の先生からご意見やご指導をいただきました。今後の課題として、「部活動や勉強や数々の行事をとおして体や頭や心を鍛える生活の中で、どのように体調の管理と睡眠時間の確保をしていくのか」ということが浮かび上がってきました。これからも協力し合って、子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと思います。
2月10日(水)、設楽町中学生海外派遣事業(海外研修)の交流先のアメリカシカゴ近郊のアーリントンハイツから副教育長のエリックさんとトーマス中学校副校長のアンドレア先生が、そして毎年、海外派遣事業のお世話をしてくださっている米国在住の平松さんが、設楽町の関係の方々と共に来校されました。2月8日に来日し、設楽町の小中学校を訪問しています。はじめに、全校合唱を聴いていただきました。曲は「Song is my soul」です。エリックさんは、毎年アーリントンハイツで披露している津具中学校3年生の合唱のすばらしさを知っていて、全校合唱を実際に聴けてとても感激したとおっしゃっていました。その後、2年生と一緒に給食を食べていただきました。2年生は、5月18日から5月25日の日程で訪米する予定です。エリックさんもアンドレア先生もアーリントンハイツで待っていてくれます。海外研修が、ますます楽しみになったと思います。
1月に「こころの健康」「いじめ撲滅」をテーマにした標語コンテストが行われました。設楽町(保健福祉センター)が企画した「こころの健康推進標語」では、3年の今泉さんが優秀賞を受賞しました。生徒会の保健給食委員会が企画した「津具中学校こころいきいきキャンペーン標語コンテスト」の結果は、最優秀賞(3年加藤さん)、優秀賞3名(2年大橋くん、3年:小久保さん、3年:村松さん)でした。
入賞した標語を紹介します。「あいさつは 心をつなぐ あいことば」3年今泉さん、「元気ないの? そんなときこそ 笑おうか!」3年加藤さん、「ありがとう その一言で また笑顔」(2年大橋くん)、「ちょっとまて その一言が 引きがねに」3年小久保さん、「この命 親がくれた 宝物」3年村松さん
2月8日(月)の20分放課には、生徒会執行部が企画した「ならびの日」がありました。5名ほどのグループになって、友達に感謝の気持ちを伝えたり、お互いのよいところを言い合うことで、自分に自信をもち、みんが笑顔で過ごせることを目的にした活動です。また、8日の給食は生徒会の保健給食委員会が企画した「ふれあい給食」でした。共通の話題は、最近の趣味や呼び込みたい福などでした。
数々の活動をとおして、みんなの笑顔を求めているところに価値があると思います。企画・運営してくれたみなさん、ありがとう!
2月2日(火)に全校学級活動で、自己肯定感の測定結果のふり返りを行いました。自己肯定感を高めていこうとする気持ちをもつことがねらいです。各自、年間に3回行ってきた自己肯定感の測定結果(各項目の得点)をワークシートに記入しました。得点が上がった項目があった(=自己肯定感が高まった)事例について、どうして得点が上がったのか、グループで話し合いました。そして、どうしたら得点を上げることができるか、自分にできそうなことを話し合って、紹介し合いました。生徒からは、「よいところを見つけ合う」「ダメなところもよいところも両方認める」「物事をポジティブに考える」「明るくあいさつする」「ありがとうと言う」などの意見や感想がありました。
出張でいなかった校長先生が話したかったこと
大人の人たちにの中には、中学生や高校生の時期に、自分の足りないところや劣っているところばかりが気になって、落ち込んでいたという体験がある人が多いと思います。私が中学生だった頃は、そのことを「自己嫌悪(じこけんお)」と言っていました。多かれ少なかれ、誰だって自己嫌悪を感じるものだと思っていました。その頃、自己嫌悪の様子を井上陽水さんが歌で歌っていたと思います。私は、自己嫌悪を繰り返しているうちに、いつの間にか、「誰かと同じようにできなくてもいいんだ」「自分は自分なんだ」「自分は自分ができることをすればいいんだ」と思うようになってきました。今になって思えば、それが私にとっての自己肯定感の高まりと言えるかもしれません。今だって、自己嫌悪におちいるときがあります。でも、何とか乗り越えています。乗り越えるために、私にとって一番力になっているのは、「誰か(何か)のために、自分はやるんだ」と思うことです。みんなも、学校生活の様々な活動の中で、そのことを体験しているはずです。たとえば駅伝大会で、仲間と共にがんばった苦しい練習を思い返し、はげましや応援を受け、「仲間のために私が」と思うことで、力がわいてきた子が多かったと思います。自己肯定感は、高くなったり低くなったりするのがあたりまえ。低くなったときどうするか、そのヒントが、今日の活動にあったと思います。今日の取り組みが、みんなの元気につながるヒントになってくれたらと思います。