(写真をクリックすると大きくなります)
大型の台風26号の接近が心配されましたが、大きな被害も影響もなく、清々しい青空が広がっています。朝、西の空にとてもきれいな虹が姿を表しました。二時(虹)間も見ることはできませんでしたが、大きなアーチが南から北へ渡されました。よく見ると...虹の橋の上を........誰か......渡っていませんでした。そんなのが見えるとファンタジックなんですけどね。虹を見ていたら、美智子皇后の文章を思い出しました。引用します。
生まれて以来、人は自分と周囲との間に、一つ一つ橋をかけ、人とも、物ともつながりを深め、それを自分の世界として生きています。この橋がかからなかったり、かけても橋として機能を果たさなかったり、時として橋をかける意志を失った時、人は孤立し、平和を失います。この橋は外に向かうだけでなく、内にも向かい、自分と自分自身との間にも絶えずかけ続けられ、本当の自分を発見し、自己の確立をうながしていくように思えます。
(美智子著『橋をかける~子ども時代の読書の思い出~』文春文庫)
「虹」からちょっと脱線してしまいましたが、虹が架ける橋を見ながら、思ったことです。 (O)