ある先輩の校長戦からお手紙をいただきました。講師に来ていただいたお礼状に対する御返事だったのですが、その手紙の最後に「先生の学校の校長室には、子どもの作品がありますか?」と書かれていました。自信を持って「はい!」と答えることfができました。最初に校長室に飾られた作品はこれです。
3年生の担任が4月のはじめに飾ってくれたステンドグラスです。2年生の最後に作った作品ですが、いくつかの作品から、「選んでください」と言われ、選んだものです。赴任したばかりなので、作者がどんな生徒かも知りませんでした。もちろん今は分かります。校長室に飾られた最初の作品。作者の女の子に「卒業式まで貸していおてね」って頼んだら、ニコッと笑って「はい!」と言ってくれました。
次に飾られた作品はこれです。
1年生のK君の静物画です。1学期、美術の時間に書いた力作です。ある日出張から帰ったら、校長室に飾ってありました。ぱあっと校長室が明るくなった気がしました。2学期になってK君に、「K君の絵が校長室に飾ってあるの知っとる?」って聞くと、「はい、でも見たことがない」と言って、早速校長室に見に来ました。「こんなんだったっけ?」って言いながら、うれしそうでした。
2学期になり、2年生と3年生の作品も飾られました。校舎の写生をしていた3年生の男子の作品、物語を絵にした2年生女子の作品の二つが仲間入りをして、賑やかな校長室になりました。
この作品群の上には、郷土津具が生んだ日展画家 村松乙彦氏の「つる」という作品が掲げられています。それに匹敵するような力作です。