4月から何回目かの月曜全校朝礼。生徒たちに「大切にしてほしいものを3つ話しをするよ」と言って前回まで2回が終わっていました。1回目は「命」、2回目は「人」、3回目は、、、というところで、海外研修があり、代休がありで、ずっと話をする機会がありませんでした。「その間に考えておいてね」とお願いしておいた3回目が、いよいよ今日でした。考えてきてくれたかな、と思いながら聞いてみると、なかなか言い出してくれません。ちょっと恥ずかしかったのかな。指名をして答えてもらうことにしました。A君「心」。いいですね~。O君「愛」すばらしい!! それぞれが考えてくれたことに意味があることを話しました。自分が大切にしたいと思っているものが、そこで語られることがうれしかったです。私が用意していた大切にしたいものの3つ目は「自分」でした。理由も話をしましたが、これで2か月にわたる「大切なもの講話」はひとまず終了しました。「自分を大切にすること」ってどういうことか、様々な視点から考えられるといいなと思っていました。
夕方、生徒たちが下校していくの見送っていると、Sさんが「私も3つめ考えてたよ」と、こそっと口にしました。「何?」って聞いてみると、「絆」って答えてくれました。いつもは、あまり話しかけてくる生徒ではないSさんが、ずっと言いたかったんだろうな、気にしてたんだろうな、と考えるととても嬉しくなりました。それを聞いていたMさんが、「私は『自信』」と話に加わってくれました。人それぞれ違っていて当然な「大切にしたいもの」。子どもたちが少しでも考えてくれたことに、朝礼で話してきて良かったなと自己満足をする自分の姿がありました。ちなみにM先生が考えていた大切にしたいものは、「自分」か「自分の意志」だったそうです。息が合いました。