2016年10月アーカイブ

授業に集中

温かかった10月が終わろうとしています。学習発表会に向けて諸活動が始まっていますが、各教科の授業も真剣に取り組んでいます。先週は2年生の授業を紹介しましたので、今週は木曜日に行われていた他学年の授業を紹介します。

1年生の算数では、2桁になる足し算の勉強をしていました。足して12になる数字の組み合わせを考え、様々な数字を当てはめて考えていました。みんなが分かるまでお互いにヒントを出しながら楽しく活動していました。

3・4年生の国語では、依頼文の書き方や音読の勉強をしていました。内容を読み取る話し合いでは他の人と異なる意見もしっかり発言し、読み取りを深めていました。また、音読練習ではグループリーダーが中心となって自分たちで学習を進めていました。

5年生の算数では面積の問題を解いており、司会者を中心にして子どもたちが自分たちで学習を進めていました。教師はアドバイス役として助言し、深めさせたり広げさせたりして、子どもたちの学習を支えていました。

6年生はALTのポール先生と一緒に英語活動を行っていました。ポール先生との通訳は担任が行っており、子どもたちは日本語と英語の説明をなんとか理解し、用意された教材を使って英語活動を楽しんでいました。「習うより慣れろ」と言われるように、ポール先生の授業展開に慣れてくれば、更に楽しい英語活動になりそうです。

それぞれの学年で様々な授業が展開されています。①楽しい授業、②わかる・できる授業を基本に、子どもの学びをつなげて、一人一人の学力を伸ばそうと必死になっている先生方と、意欲的に取り組み、自分の考えを述べながら目の前の課題と真剣に向き合っている子どもたち。このような授業の積み重ねがあるから、津具小の子どもたちの学力は高いのだろうと思っています。

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学校の責任

  東日本大震災の津波で多くの児童の命が失われた宮城県石巻市立大川小学校を巡る裁判訴訟で、学校側の過失を認定し、約14億円の賠償を命じる判決が言い渡されました。悲劇から多くのことを学び、自ら判断して自分の命を守るという防災教育は広がっていますが、私自身は、学校側の責任を問われたこの判決を重く受け止めています。

学校で子どもの命をどう守るのか。大川小の遺族の方々は、「想定外のことがあっても、学校管理下で子どもの安全を守るのは教師である。」と強調しており、裁判所も、「教員は可能な限り被災を回避できる場所に児童を移動させる義務を負っており、学校の裏山に避難させるべきで、交差点に向かったことには、結果回避義務違反の過失がある。」と指摘しています。

学校では様々な危険性について予想をし対応策を考えています。しかし、予想外の事態が起きる可能性もあります。地震や台風による災害だけでなく、事故やいじめ問題など、「想定外」のことが起きても、学校管理下における責任は学校にあることを再確認しています。常に子どもの安心・安全を配慮して諸活動を遂行し、事が起きたときには、その場で的確な判断と行動がとれるように、研鑽を積み重ねていくことが大切だと考えています。

校内授業研究会

4月から教員としてスタートしたS先生。様々な感動と共に戸惑うことも多く、先輩の先生方から助言を受けながら2年生担任として日々頑張っています。

  先週の月曜日(18日)は校内の授業研究会で国語の研究授業を行いました。授業は、「名前を見てちょうだい」という単元で、主人公の気持ちを2年生3人が話し合っていました。掲示物が動いたり、動作化を取り入れたりして学習は進み、3人がお互いの考えを認め合いながら楽しい授業になっていました。終了後の協議会で先生方から多くのアドバイスをいただきました。

私自身もそうでしたが、何度やっても自分が納得する授業はなかなかできません。ただ、何度も何度も研究授業を行い、指導や助言を受けることで少しずつレベルは上がっていきます。これから、子どもも先生も伸びていく姿を見守っていきたいと思っています。

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偕楽園訪問(5年生)

10月19日(水)に5年生が偕楽園を訪問しました。当日は津具地内から約15名の方が偕楽園に来られていて、高齢者の皆さんと5年生が楽しく交流してきました。

今年の活動内容は、自己紹介、各自の手品、トランプ、あやとりでした。手品では、一人一人が手品を覚え、練習を重ねて上手になってきたので、高齢者の皆さんにお見せして楽しんでいただきました。あやとりでは指先が思うように動かない方もみえて「歳を取ること」の理解や配慮すべき点を学びました。楽しい活動の後は、みんなでおやつをいただき、その後、車いすを磨く活動を行って帰ってきました。普段では感じないことや経験できないことを体験できて良かったです。

優しく教えていただきお世話になった偕楽園の皆様、ありがとうございました。

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毎年、運動会が終わるとグランドにサッカーゴールを設置していましたが、今年はサッカーゴールの腐食が進んで危険だったので、修理をして10月中旬からの設置となりました。放課になると外で元気よくサッカーをしている子どもたちです。男女や学年の関係なく、みんなで楽しんでいる姿をよく見かけます。
また、朝、登校してすぐにグランドを走っている子も多くいます。3学期のマラソン大会を意識して、毎朝走って体力や走力をつけようというねらいです。高学年の呼びかけや励ましに応じて、低・中学年の子も一緒に走って頑張っています。
サッカーやマラソン練習を見ていると、津具小らしい温かさとたくましさを感じます。本校の良き伝統として、これからも続いてほしいと思っています。

サッカー・マラソン・・・楽しく体力作りです

毎年、運動会が終わるとグランドにサッカーゴールを設置していましたが、今年はサッカーゴールの腐食が進んで危険だったので、修理をして10月中旬からの設置となりました。放課になると外で元気よくサッカーをしている子どもたちです。男女や学年の関係なく、みんなで楽しんでいる姿をよく見かけます。

また、朝、登校してすぐにグランドを走っている子も多くいます。3学期のマラソン大会を意識して、毎朝走って体力や走力をつけようというねらいです。高学年の呼びかけや励ましに応じて、低・中学年の子も一緒に走って頑張っています。

サッカーやマラソン練習を見ていると、津具小らしい温かさとたくましさを感じます。本校の良き伝統として、これからも続いてほしいと思っています。

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山の学校・海の学校

先週の木・金曜日に、青森県で行われた「全国へき地教育研究大会」に参加してきましたので、今週のお便りは、「へき地教育」について書きたいと思います。

「へき地教育」という言葉は、一般的にはあまり使われない言葉ですが、山間部の学校や海辺の小さな学校はへき地学校に指定されており、北設の全小中学校はへき地学校です。県内では65校が愛知県へき地教育研究協議会に所属しており、北設では北設楽郡へき地教育研究協議会という組織で様々な活動に取り組んでいます。10月3日に講師を招聘して本校で行われた3・4年生の複式教育授業研究会もこの会の活動でした。

「へき地」という言葉は二つの意味をもっており、漢字で書くとその違いが分かります。

①「僻地」と書く場合は、主に生活面で不便な土地という意味で使われます。都会から遠いため、通勤・通学、仕事、病院、買い物、文化・スポーツ鑑賞などで不都合を感じる時には、「僻地」だと言われます。

②「碧地」と書く場合は、生活や環境の素晴らしさを表す意味で使われます。「碧」という文字は青や緑に輝く宝石という意味をもっているため、「碧地」は、青や緑が美しい素敵な土地であることを表す場合に使われます。

さて、教育に関しては、「僻地」と「碧地」のどちらでしょうか?

教育には、3つの原則があります。

① 教育は、知・徳・体の調和のとれた人間性を高めること。
② 教育は、一人一人を大切にして個の力を伸ばすこと。
③ 教育は、家庭、地域、学校が連携して行うこと。

「へき地」では、人間性を高めるために、心の教育を重視して様々な活動を行っている学校が多いです。また、少人数であるため一人一人が主役となって活動し、学習ではその子に合った教育活動を展開しようとしています。そして、「子どもは地域の宝」という意識で地域ぐるみの教育がなされており、学校に対する家庭や地域の協力も大きいです。

「へき地は教育の原点である」と言われるのは、この3つの原則がへき地では積極的に行われているからです。私は、教育については、「僻地」ではなく「碧地」であると思っています。

今回、私が訪問した青森県むつ市立川内中学校は海辺の学校であり、全校生徒105名の小規模校で、隣接した川内小学校と小中一貫教育を推進している学校でした。2年生の数学の授業では、生徒達は真剣な眼差しで課題に向かい、グループ学習では自分の解き方を説明し、異なる解き方を聞いて感心していました。男女関係なく和やかな雰囲気のクラスで、思考力や表現力も高まっているそうです。アトラクションでは、小学校高学年と中学生による迫力ある合同合唱を聴かせていただき感銘を受けました。

また、他県の先生方ともお話をすることができ、NASAの宇宙ステーションと15秒間交信した兵庫県の学校の話には驚きました。津具小も素晴らしい碧地教育を展開している学校です。これからも精一杯頑張りたいと決意を新たにした研究大会でした。

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学ぶことが多かった修学旅行(6年生)

台風18号の進路予想で決断に迷いましたが、予定どおり10月5日から7日まで6年生が修学旅行に行ってきました。雨や風もほとんどなく、観光客も少なくてラッキーでした。

奈良は、法隆寺→東大寺→興福寺と回り、飛鳥・奈良時代の仏像や寺院を見学し、仏教を広げて国を治めようとした人々の思いを感じてきました。百済観音像や阿修羅像、夢違観音像など仏像界のスーパースターたちを眺めてきました。また、東大寺の大仏殿と大仏の大きさには圧倒されました。夕方にはホテルに到着し、豪華なパーティーのような食事をいただきながら、夜は楽しい買い物をしてきました。

京都の初日は班別研修です。男女別に2班作り、それぞれがコースを考えて別々に行動しました。男子は宇治の平等院から伏見稲荷・銀閣へと回り、疲れた様子も見せずに東寺も見学することができました。女子は嵐山方面のお寺を回り、途中でコース変更をしながら伏見稲荷をゆっくり見学して京都駅に帰ってきました。

三日目はタクシー2台で、京都のお寺巡りでした。清水寺→三十三間堂→二条城→金閣と回りました。昨年度と同じ日程でしたが今年はどのお寺も混雑はなく、観光ガイドの運転手さんの説明を受けながらゆっくりと見学することができました。京都のお寺と庭園の美しさはとても素敵で、初秋の京都を楽しんで来ました。

全員が無事に過ごした修学旅行です。三日間一緒に過ごしてみて、子どもたちの様々な面を見ることができました。学ぶことも多く、有意義で楽しい修学旅行でした。

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名古屋での都市体験学習(3・4年生)

10月6日は、3・4年生が都市体験に出かけました。今年は、「名古屋海洋博物館」と「名古屋港水族館」でした。普段は津具の自然の中で生活している子どもたちです。名古屋港から海を眺めて感激したり、様々な人が集まり各自の目的で動いている都会を体験したりしながら、津具との違いを勉強してきました。

係の方から、津具の子はマナーがよいと褒められました。バスで移動したり歩いたりして疲れたけど、楽しい一日でした。

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地域学習の徒歩遠足(1・2年生)

10月6日は、1・2年生が徒歩遠足に出かけました。今年は上津具方面です。午前中は、鞍船遺跡を見学しました。その後、油戸の渡邉洋二さんのぶどう畑で収穫体験をさせていただき、おいしいぶどうを味わいお土産に持ち帰りました。

午後は井口の丸山桂さんの自動車修理工場を見学し、車には部品がたくさんあることや修理道具の使い方の説明を受けて感心していました。たくさん歩いて疲れたけど、津具を知り、楽しい体験がいっぱいの遠足でした。

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