授業に集中

温かかった10月が終わろうとしています。学習発表会に向けて諸活動が始まっていますが、各教科の授業も真剣に取り組んでいます。先週は2年生の授業を紹介しましたので、今週は木曜日に行われていた他学年の授業を紹介します。

1年生の算数では、2桁になる足し算の勉強をしていました。足して12になる数字の組み合わせを考え、様々な数字を当てはめて考えていました。みんなが分かるまでお互いにヒントを出しながら楽しく活動していました。

3・4年生の国語では、依頼文の書き方や音読の勉強をしていました。内容を読み取る話し合いでは他の人と異なる意見もしっかり発言し、読み取りを深めていました。また、音読練習ではグループリーダーが中心となって自分たちで学習を進めていました。

5年生の算数では面積の問題を解いており、司会者を中心にして子どもたちが自分たちで学習を進めていました。教師はアドバイス役として助言し、深めさせたり広げさせたりして、子どもたちの学習を支えていました。

6年生はALTのポール先生と一緒に英語活動を行っていました。ポール先生との通訳は担任が行っており、子どもたちは日本語と英語の説明をなんとか理解し、用意された教材を使って英語活動を楽しんでいました。「習うより慣れろ」と言われるように、ポール先生の授業展開に慣れてくれば、更に楽しい英語活動になりそうです。

それぞれの学年で様々な授業が展開されています。①楽しい授業、②わかる・できる授業を基本に、子どもの学びをつなげて、一人一人の学力を伸ばそうと必死になっている先生方と、意欲的に取り組み、自分の考えを述べながら目の前の課題と真剣に向き合っている子どもたち。このような授業の積み重ねがあるから、津具小の子どもたちの学力は高いのだろうと思っています。

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学校の責任

  東日本大震災の津波で多くの児童の命が失われた宮城県石巻市立大川小学校を巡る裁判訴訟で、学校側の過失を認定し、約14億円の賠償を命じる判決が言い渡されました。悲劇から多くのことを学び、自ら判断して自分の命を守るという防災教育は広がっていますが、私自身は、学校側の責任を問われたこの判決を重く受け止めています。

学校で子どもの命をどう守るのか。大川小の遺族の方々は、「想定外のことがあっても、学校管理下で子どもの安全を守るのは教師である。」と強調しており、裁判所も、「教員は可能な限り被災を回避できる場所に児童を移動させる義務を負っており、学校の裏山に避難させるべきで、交差点に向かったことには、結果回避義務違反の過失がある。」と指摘しています。

学校では様々な危険性について予想をし対応策を考えています。しかし、予想外の事態が起きる可能性もあります。地震や台風による災害だけでなく、事故やいじめ問題など、「想定外」のことが起きても、学校管理下における責任は学校にあることを再確認しています。常に子どもの安心・安全を配慮して諸活動を遂行し、事が起きたときには、その場で的確な判断と行動がとれるように、研鑽を積み重ねていくことが大切だと考えています。

2020年10月

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