年に1回行われる学校訪問は、設楽町教育委員会、東三河教育事務所新城設楽支所、設楽教育指導室の皆さんに、学校経営の様子や施設設備の管理状況、教職員の取り組みの様子、そして何より子ども達の姿を直接見ていただき、御指導を仰ぐ機会です。
本校の伝統であるブラスバンドの演奏に始まり、各学年の授業の様子を公開しました。
3~6年生による新体制でのブラスバンドの発表は、この日が初めてでした。お客さんに聴いてもらえると、やはり気合いが入ります。前日のリハーサルではうまく音が出なかった高音も、きれいに出ていました。地元の教育委員さんは、毎年この演奏を楽しみに来てくださっています。「今年は、まとまってよい音が出ていた」という感想をいただきました。
1・2年生は、体育の授業「うごきをつくろう」です。亀さんゆらゆらや、ブリッジが、いつの間にかこんなに上手になっていました。この後には、転がるフラフープをくぐったり、鬼ごっこを工夫したりと続きます。汗びっしょりになりながらの笑顔あふれる授業に、参観者の皆さんも驚いていました。
若木学級の授業です。たくさんのお客さんの前でしたが、予定された3つの活動を、しっかり行うことができました。ひも通しは、小さな穴の数字ブロックを、順番に上手にひもに通していました。
3・4年生は、複式の算数です。3年生は引き算の筆算、4年生は四角形の仲間分けと、内容も全く違います。自分の考えをホワイトボードに書いて見える化し、ガイド役の児童が司会をしながら説明し合います。担任は、両方の進み具合や子ども達の様子を把握し、任せたり整理したりしなければなりません。初めて複式の授業を見たという教育委員さんもおり、子ども達が自分たちで進めていく様子に感心していました。
5年生の算数は、3人です。イチゴの数え方をいろいろ考えて式に表します。少ない人数ですが、多様な考えを引き出す工夫がしてありました。最後には、だれからも出なかった式が先生から示され、必死に考える3人の姿が印象的でした。
6年生は道徳の授業です。「本当の友達とは?」3人の登場人物のどの考え方に近いか、それはなぜか。「悪いことをしたんだから、逃がすのはあり得ない。」「早く続きが知りたい。」今年から教科化された道徳です。自分だったらどうか、真剣に考え伝え合う姿を見ることができました。
地域の方からいただいた、きれいな「ヤマボウシ」が、玄関でお客様を迎えてくれました。