授業力を高める

先週は木・金の2日間、東海北陸地区の教育研究大会に参加してきました。分科会で7県の校長先生方とテーマに基づいた話をする中で、県によって異なる事情に驚き、参考となる意見も多く聞くことができて、大変有意義な会となりました。

各県に共通していたことは、教職員の年齢構成では30代~40代の教員が少ないことです。北設も同様であり、北設では更に20代も少なく50代の教員が圧倒的に多いです。特にここ3年間で多くの教員が定年退職するため(本校では4人)、その後の北設の教育を考えるとミドルリーダーとなる人材の育成が課題となっています。

今回の研究大会で共通認識したことは、人材育成の基本となるのが教員の授業力向上だということです。「授業を軸とした学校経営」がキーワードになっており、様々な方法で授業力を高める取り組みが行われていました。その中でも「縦軸(校内)と横軸(校外)の構想」は参考になりました。北設でも、各学校とも縦軸では校内の現職研修等で授業力向上を進めています。また、横軸では、地区の研修会に積極的に参加して研鑽を積んでいます。

本校は、今年の10月30日(金)に研究発表会を開催します。研究テーマは、

学びをつなげて確かな学力を高め、学びによって心つながる児童の育成
  ~課題解決的な国語科と算数科の学習を通して~

です。小学校教育では国語科と算数科が基本教科と考え、この2教科の授業力を高めようと研究してきました。私自身は、「小さな学校は競争意識が薄くて学力が低い」と言われることに反発し、少人数だからこそ一人一人に添った教育が展開でき、その子の学力を高めることができると考えています。しかも、教師が教え込むのではなく、自分たちで授業を創り上げる活動を多くもてば、子ども達は楽しく学習できると思っています。

小学校教育の授業の基本は二つです。①楽しい授業であること。②わかる・できる授業であること。この基本の上に、本校の先生方は子ども同士が学びをつなげて学力を高める授業展開を模索し、日々奮闘しています。そして、授業によって更に子ども同士の絆を深め、笑顔あふれる温かい学校を創っていきたいと思っています。

よりよい授業を展開しようと、先生方は夜間や休日も授業の準備等をしています。研究発表会に向けて、教頭先生を先頭に各先生方がそれぞれ準備を進めています。子どもも教師も伸びているかが問われる研究発表会がもうすぐそこまで来ています。

なお、研究発表会当日は、PTA役員の皆様には駐車場係等でお世話になりますが、ご協力をお願いいたします。

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3年算数 4年国語

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2020年10月

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